イチゴの育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

イチゴはバラ科の多年草です。

甘くて、みんなが大好きなイチゴ。

生育適温は17~20℃と冷涼な気候を好むので、
夏の暑さを苦手とします。

さらに、浅根性のため乾燥に弱いのですが、
寒さには強く、雪の下でも越冬します。

そこで今回は、
イチゴの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

 

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イチゴの品種について

章姫

「章姫」は「久能早生」と「女峰」を交配して、
静岡県の萩原章弘氏が育成したイチゴです。

章姫は特徴的な長めの円錐形をしていて、
果皮はやわらかめ。酸味が少なくジューシーで甘いイチゴです。

章姫

 

さちのか

「とよのか」に「アイベリー」を交配して育成された、
促成栽培向きの品種で、2000年2月に品種登録されました。

 

さちのかの果皮の色は濃い鮮赤で、
果形は長円錘、果実の大きさはやや大きめです。

果肉の色は淡紅色で、果心も淡赤色をしているので、
ジャムやピューレにすると綺麗な濃い色のものが作れます。

その分、熟しすぎると黒ずんだ赤になりやすいです。
これはさちのかの特徴でもある酸化による黒化で、
熟したものは収穫後時間と共に黒ずんだ濃い赤に変色してきます。

他のイチゴに比べ、
ビタミンCが多く含まれているとされています。

さちのか

 

 

女峰

「はるのか」、「ダナー」、「麗紅」を組み合わせ、
交配・選抜・育成を重ねた末に生れた品種で、
1985(昭和60)年に品種登録されました。

果実はやや小ぶりですが長円錘形で整っており、
甘味酸味共にバランスよく含み、色付きもよく、
形が整っているので、デザートの食材にはもってこいです。

しかも、果肉がやや硬めでしっかりとしており、
日持ちの面でも有利です。

女峰

 

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イチゴの育て方について

いちごの苗植えの適期は9〜10月頃、
収穫は4〜5月頃です。

幼苗を4〜5月に植えて、
翌年の4〜5月に収穫する方法もあります。

種から幼苗を育てることもできますが、
時間がかかるためポット苗を購入して植え付け、
春に収穫するのが一般的です。

 

生育した親株の出すランナーからも、
子株をとって増やせるので、
苗からの方がたくさんの量を収穫して楽しめますよ。

 

イチゴの栽培時期・栽培スケジュールは次のようになります。

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

イチゴは、通気性と水はけがよく、
弱アルカリ性の土を好みます。

鉢植えなら、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:ピートモス1の割合で混ぜた土か、
市販の実を育てる野菜用の培養土がおすすめです。

いちご専用の土も市販されているので、
ぜひ利用してみてください。

地植えは、植え付けの3週間前に1㎡当たり
コップ一杯(約100g)の苦土石灰を散布し、2
週間後に1㎡当たり3割ほどの堆肥と肥料を混ぜて1週間寝かせておきます。

 

pHは5.5〜6.5が目安です。

土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

イチゴ苗を植えます

 

使用する道具

 

 

鉢植えの場合は、
植木鉢なら6〜7号鉢に1株、
プランターなら深さ20cm前後、
幅65cmのプランターに3株が植え付けの目安です。

鉢植えは、ベランダなど狭い場所で数株だけ育てたい場合に適しています。
植木鉢を選ぶなら、通気性に優れた素焼き鉢がおすすめです。

プランターなら、
テラコッタ製のストロベリーポットが扱いやすくなっています。

プラスチック製でもかまいませんが、
風通しが悪い土の乾きにくい場所なら、
ハンギングバスケットにしてみるのもよいですよ。

水はけをよくするために、
鉢底石や軽石を敷き、浅植えにするのがポイントです。
冬は室内に入れて、
霜や氷点下を下回る環境に置かないように気をつけましょう。
地植えの場合は、
排水性の確保と果実の汚れを防ぐために、
幅60cm、高さ15〜20cmほどのやや高めの畝を作ります。

1回だけ収穫できる「一季成り性品種」なら25〜30cmくらい、
年中収穫できる「四季成り性品種」の苗なら、
40cmほどの間隔を株同士の間に空けて植え付けます。

苗は浅植えにして、
10月頃に株元をわらで覆うか黒ビニールで覆ってマルチングしましょう。
ビニールハウスで育てるなら、室温や害虫に注意して管理してください。

 

 

イチゴの肥料の与え方について

 

使用する道具

植え付けのとき、
魚粉や油粕などの有機肥料を混ぜ込むか、
リン酸やカリウムの化成肥料、
市販されている専用の肥料を施します。

窒素が多い肥料を使うと、
病害虫が発生しやすくなるので注意してください。

緩効性肥料なら11月と2月中旬の2回と、
収穫前に2月下旬から3週間に1回、
液肥を施していきます。

 

 

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イチゴを収穫します

イチゴは、5月中旬〜6月中旬頃に収穫します。

開花から1ヶ月ほど経過し、
果実全体が赤く色づいたものから、
ヘタごとハサミで切り取ります。

日中に気温が上がると半日でもかなり熟度が進むため、
早朝〜午前中の涼しい時間帯に収穫するのがおすすめです。

イチゴはランナーの伸びる方向とは逆の方向に果実をつけるので、
植え付け時にランナーの跡を奥に向けて植えると収穫しやすくなります。

 

 

イチゴ苗の増やし方

8月頃、ランナーと呼ばれる茎を
新たに土へ埋めて子株として育てることができます。

赤玉土(小粒)など種まき用の土を入れた容器に、
親株から伸びたランナーを土に挿し込んで、
親株同様に育てます。

 

親株1つからは、十数本の子株をとることができますよ。

親株は、実をつけませんので
小株を育てます。

 

 

 

イチゴの病害虫対策について

イチゴの害虫対策について

 

使用する道具

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

 

コナジラミ

「オルトランDX粒剤」が効果があります。

 

 

ネキリムシ

中に潜み、根を食害する。ダイアジノンが効果的です

 

ハダニ

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

 

 

 

イチゴの病気対策について

 

使用する道具

 

うどんこ病

殺菌剤「STダコニール1000」を散布して、予防しましょう。

 

 

炭そ病

殺菌剤「STダコニール1000」を散布して、予防しましょう。

殺菌剤「STダコニール1000」を散布して、予防しましょう。

灰色かび病

「STダコニール1000」や有機農産物栽培に使える殺菌剤「カリグリーン」で防除しましょう。

 

 

まとめ

イチゴの苗植えの適期は9〜10月頃です。

イチゴには、親苗と小苗があります。
親苗は植えておいても、イチゴはできませんので、
子苗を植えるようにしましょう。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

野菜の育て方について(目次)

 

 

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