イチョウイモの育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

イチョウイモは、山芋の仲間です。

生で食べればシャキシャキ トロトロでおいしくいただけます。

煮たり焼いたりすればホクホクと、
色々な食感が楽しめます。

イチョウイモは、家庭菜園でも簡単に作りことができます。

そこで今回は、
イチョウイモの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

 

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イチョウイモについて

主な産地は関東です。

形状は扁平で下部が扇型に広がっており、
三味線のバチに似ているから「バチ芋」、
手に似ているから「手芋」などといわれているのがこの仲間です。

ごつごつした「仏掌芋」というイモもあります。

呼び方でややこしいのは、
関東ではイチョウイモのことを「大和芋」と呼んでいることです。

関西の人と関東の人が「大和芋」の話をする時に、
混同が起こることがあります。
よく産地を確認することをおすすめします。

一般的な長芋に比べムチンが多く含まれており、
すりおろすと強い粘りが出ます。

肉質はナガイモに近い感じで、
短冊に切って食べるとシャクシャクした食感が楽しめます。

アクは少なく、切っても変色しにくいです。

表面の皮はとても柔らかく、
スプーンで表面をこするようにすれば剥くことが出来るくらいです。

イチョウイモ

 

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イチョウイモの育て方について

イチョウイモは、
ヤマノイモ科ヤマノイモ属に属するつる性の多年草です。

イチョウイモは春に種芋を植え付け、
晩秋に地上部が枯れた頃、
地中から芋を掘り取り、収穫をします。

収穫する芋は毎年、新しく形成され、
春に植えた種芋は新しい芋の養分となり、
しぼんでいきます。

芋の形状は主に扇形(銀杏の葉の形)で平べったく、
芋の長さは15~25cm程度になります。

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

畑は使用する2週間前までに深く耕し(深さ40cm程度)、
苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておきます。

同時に、芋が変形する原因となる、
土中の石なども取り除いておきましょう。

1週間前になったら、1m2あたり2kgの完熟牛ふん堆肥をまいて、
土とよく混ぜ、畝を立てます。

芋の変形や変色などの原因になるので、
種芋を植え付ける場所(畝の中央)には、
堆肥などの肥料分は混ぜないようにします。

元肥は萌芽後に施します。
(生育初期は種芋に蓄積された養分で育ち、土壌からの養分吸収は少ないため)

 

pHは6.0〜6.5が目安です。
苦土石灰をまいて、調整しましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

イチョウイモを植えていきます

 

使用する道具

 

種芋の植え付けは4月中旬から5月中旬頃に行います。

畝の中央に種芋を植え付けます。
種芋には子イモ、または切りイモを使用します。

子イモはムカゴを前年の春から晩秋までの間、
育てたもので、切らずにそのまま植えます。

切りイモは大きな芋を切り分けたもので、
1片あたり50~80g程度に分割して、
切り口を乾かしてから植えます。

畝幅は70cm、株間は20~25cmで植えていきます。

芽が出るまで2~4週間ほどかかります。

 

ムカゴから子イモを作る場合は、
春にムカゴを畑に植え付け(覆土3cm、株間6cm、条間20cm)、
晩秋まで育てるます。
翌春になったら種芋として植え付けます。

茎についている、
小さな芋が、
ムカゴです。

 

 

 

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蔓が伸びる前に支柱を立てます

 

使用する道具

 

植え付けから2~4週間ほど、
イチョウイモは地上に芽を生やします。

そこからツルを生やす前に、
2mの支柱を立てておきます。

発芽したところから15~20cm離して、
3本の支柱で合掌式に立てるとよいですよ。
伸びてきたツルは、麻紐などで軽く支柱に結びつけていきます。

ただし、つるを地面に這わせる、
地這い栽培(無支柱栽培)をする場合は支柱は不要です。

地這い栽培にすれば、土壌の乾燥防止に効果があります。

 

 

 

イチョウイモの肥料の与え方について

 

使用する道具

  • たい肥

 

6月下旬と7月下旬~8月上旬の2回、
完熟堆肥を追加で施します。

堆肥と土を混ぜあわせたら、
株元に寄せておくと生育がよくなります。

 

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イチョウイモを収穫します

収穫は地上部が枯れてきた頃が収穫の目安です。

株の周囲にスコップを入れて土を崩し、
折らないように芋を掘り取ります。

 

保存する場合は、芋をポリ袋に入れて、
3~5℃くらいの冷暗所に置きましょう。

温暖な地域では、掘り出さないで、
畑で越冬させることもできます。

つるにつくムカゴの収穫は9月上旬頃から行います。
収穫したムカゴは、ご飯と一緒に炊いて、
ムカゴ飯などにするとおいしいですよ。

 

 

イチョウイモの病害虫対策について

イチョウイモの害虫対策について

 

使用する道具

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

 

ヤマノイモコガ

トレボン乳剤、マブリック水和剤20を散布します。

 

 

 

イチョウイモの病気対策について

 

使用する道具

 

葉渋病

Zボルドー、ラビライト水和剤を散布します。

 

 

炭疽病

ダコニール1000を散布します。

 

 

 

まとめ

イチョウイモに着いたムカゴは、
そのままほっておくと、
土の中の芋が育ちませんので、
9月ごろに取りましょう。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

野菜の育て方について(目次)

 

 

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1件のコメント

  • 鈴木 康稔

    農業は素人ですが説明内容がわかりやすいと思います、
    説明内容で初めてのイチョウイモに挑戦します。

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