うどんこ病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

うどんこ病は、
日本の風土や環境では、
どうしても発生し易い病気です。

症状としては、うどん粉をまぶしたように、
葉っぱが白くなります。

この白い物体はカビで、
光合成が上手くできなくなり、
やがて枯れてしまいます。

早い時期に適切な処置をすれば、
回復させることは可能ですが、
処置が遅れると、手遅れになってしまいます。

そこで今回は、
うどんこ病の原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します。

 

 

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うどんこ病の症状について

新芽を中心に発病します

うどんこ病のなにがやっかいかといえば、
「新芽を中心に発症する」ことです。
柔らかい若い葉に出やすいのです。

これのどこがやっかいかといえば、
薬剤散布による予防が難しいことです。
新芽は水をよく弾くため薬剤の展着が悪く、
きちっと効かせるのが難しいのです。

おまけに薬剤散布の後に展開した葉には
薬剤がついていませんから、
予防効果が期待できないのです。

 

 

 

うどんこ病は、生きた植物に寄生します

うどんこ病は、生きた植物にしか寄生しません。
すると、冬場植物が枯れているときはどうしているのでしょうか?

うどんこ病が発生すると白い粉のように見えますが、
これは胞子で、春~秋にかけてつくられ、
風などで飛ばされて広がります。

実は、冬は胞子をつくらないので肉眼では見えませんが、
バラなどの花木や樹木では枝などで、
冬には枯れてしまう草花や地上部のなくなる宿根草、
野菜などでは付近の雑草などに、
それぞれ寄生して越冬します。

 

 

 

 

うどんこ病の原因について

風通しが悪く、湿気がこもると発症しやすいです

風通しが悪かったり、
湿気がこもると発症しやすくなります。
必要以上に葉を茂らさないように、
脇芽や下葉は刈り込んでいきましょう。

 

 

 

肥料が多いと、発生しやすくなります

うどんこ病は、窒素過多で育てると、
発生する頻度が高いです。

 

 

 

うどんこ病は、カビの一種です

症状としては、うどん粉をまぶしたように、
葉っぱが白くなります。

この白い物体はカビで、
光合成が上手くできなくなり、
やがて枯れてしまいます。

早い時期に適切な処置をすれば、
回復させることは可能ですが、
処置が遅れると、手遅れになってしまいます。

 

 

 

うどんこ病の対策について

葉の表面のPHを調節する

うどんこ病は、葉の表面のpHを変えてやると、
ある程度抑える事ができるので、
「重曹(アルカリ性)」や「食酢(酸性)」の
希釈液をスプレーしてやると良いようです。

また、「牛乳」の希釈液を散布しても、
ある程度の効果が認められるようです。

重曹を主成分とした、
「カリグリーン」が使われる場合もあります。

 

 

同じ農薬を使わない

うどんこ病は、同じ農薬・同じ系統の農薬を連続して使っていると、
必ずと言っていいほど、耐性菌が出現します。

耐性菌は、使った農薬に効かなくなるわけですから、
水を散布しているのと同じ効果しかありません
(効果がないという意味です)

 

 

 

HB101を使用する

HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。

効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。

以前バラに定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。

そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。

それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。

もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。

HB-101

 

 

 

うどんこ病に効く農薬について

うどんこ病の感染前・予防におすすめ

ダコニール1000

広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。

 

 

 

 

 

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うどんこ病の予防と治療におすすめ

カリグリーン(お勧めです)

きゅうり、いちご、バラの
うどんこ病に効果のある治療薬です。

炭酸水素カリウムを主成分としているので、
散布後、副次的にカリ肥料になります。

炭酸水素カリウムは、
ベーキングパウダー(炭酸水素ナトリウム)と
類似の炭酸水素塩の一種です。

カリグリーン

 

 

 

 

ベンレート水和剤

水稲・野菜・果樹などの幅広い作物に使用でき、
浸透移行性に優れ、予防・治療の二つの効果を示します。

茎葉の病害、貯蔵病害、種子伝染性病害、土壌病害など、
多方面にわたり優れた効果を示します。

低濃度で使用できるので、
作物を汚染することが少ない薬剤です。

 

 

 

 

モレスタン水和剤(お勧めです)

庭木・花のうどんこ病の予防と治療効果があります。

病気以外にもハダニ、ホコリダニ、コナジラミなどの
害虫にも効果があります。

トマト、なす、きゅうり、ピーマン、いちご、オクラ、にがうりでは
収穫前日まで使用できます。

モレスタン水和剤

 

 

 

サプロール乳剤

葉の中に成分が浸透し、予防効果と治療効果を発揮します。

うどんこ病、さび病、黒星病に高い効果を示します。
本剤は乳剤のため計量しやすく、
また作物に対する汚れも少ない薬剤です。

 

 

 

パンチョTF顆粒水和剤(お勧めです)

2つの殺菌成分で、
きゅうり、かぼちゃ、トマト、いちご、なすなどの
うどんこ病にすぐれた予防効果と治療効果があります。

存剤に耐性をもったうどんこ病にも有効です。
浸達性があり、雨にも強く、効きめは長く続きます。

パンチョTF顆粒水和剤

 

 

 

マイローズ殺菌スプレー

病原菌の細胞膜成分の合成を阻害し、
ばらの黒星病やうどんこ病に優れた効果があります。

浸透移行作用により、
病原菌の侵入を防ぐ予防効果だけでなく、
侵入した病原菌を退治する治療効果もあります。

少量の使用な方にお勧めです。

 

 

 

 

まとめ

うどんこ病は、
最も発生しやすい病気の一つです。

うどんこ病が発生した場合は、
治療効果がある、
カリグリーン・モレスタン水和剤・パンチョ顆粒水和剤
などがお勧めです。

 

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。

植物の病気対策について(目次)

 

 

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