苗立枯病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

苗立枯病は、種から発芽後に直ぐに枯れてしまう。
もしくは、定植後から生育初期に茎の地面の際から、
くびれて倒伏する症状です。

この症状になると、
すぐに黒くなって枯死したり、
昼間はしおれ、夜の間は回復しますが、
最後には地際部がくびれたようになり、
倒れて枯死してしまいます。

そこで今回は、
苗立枯病の原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します。

 

 

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苗立枯病の症状について

種から発芽後、すぐに枯れてしまいます

種から発芽しても、
すぐに黒くなり枯れてしまいます。

 

 

定植後、黒く干乾びたようになり枯死します

立枯病を治療せずに放っておくと、
昼間はしおれ、夜の間は回復しますが、
最後には地際部がくびれたようになり、
倒れて枯死してしまいます。

これは茎が腐敗して細くなり、
最後は株を支えられなくなって倒れてしまうからです。

 

 

伝染する病気です

立枯病は、何もせずにいると
どんどん伝染していきますので、
早期に対策することが大切です。

 

 

 

苗立枯病の原因について

苗立枯病の原因菌は、糸状菌です

主にピシウムやリゾクトニアと呼ばれる糸状菌が原因です。

ただ、作物によって菌の種類は異なり、
同一作物の苗立枯病に複数の病原菌が関与する場合や、
一種類の病原菌が、複数の作物の苗立枯病を起こす場合があります。

 

 

 

連作を避けましょう

苗立枯病は、連作すると発症しやすい病気です。
同じ科の植物は、
数年間は同じ場所で栽培しないようにすることによって、
発症を抑えることが出います。

 

 

 

風通しが悪いと発症しやすくなります

苗立枯病は、日光不足や
風通しが悪くなると、発症しやすくなります。

間引きや剪定をして、
蒸れないように注意しましょう。

 

 

 

苗立枯病の対策について

感染した苗は、すぐに処分します

苗立枯病に罹患した場合は、
罹患した株を直ぐ抜き取り、
ビニール袋などに入れ処分して下さい。

罹患した株を触った手で、
他の植物には決して触らないで下さい。

病気が感染してしまいます。

 

 

農薬で土壌殺菌をします

薬剤は色々販売されていますが、
ダコニール1000やベンレート水和剤がお勧めです。

予防も日頃よりの殺菌で防ぐことが出来ますが、
同じ薬剤を継続的に使用することで、
菌自体が耐性を持ちますので、
数種の薬剤をローテーションしながら、
使用するよう心掛けて下さい。

収穫後は一時その土地(土)を休ませ、
土を掘り起し天地返しをして、
十分に日光消毒して下さい。

 

 

 

小さな、盛り上がったような黒い点々は、原菌のかたまりです

枯れた部分の表面にある、
小さな、盛り上がったような黒い点々は、
柄子殻(へいしかく)といい、
いわば病原菌のかたまりです。

茎に枯れた部分が縦長の楕円形状にあり、
その表面に黒い点々があれば、
伝染源になりますから、
残茎を引き抜いて燃やした方がいいと思います。

 

 

 

用土を日光消毒する

プランターで育てている場合は、
用土を新聞紙などに広げて、
何度もひっくり返しながら、
太陽の光に当てるようにしましょう。

 

 

 

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HB101を使用する

HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。

効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。

以前バラに定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。

そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。

それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。

もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。

HB-101

 

 

 

 

苗立枯病に効く農薬について

苗立枯病の感染前・予防におすすめ

ダコニール1000(お勧めです)

広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。

 

ダコニール1000

 

 

 

オーソサイド水和剤

世界で広く長く使用されている総合殺菌剤です。

生育期散布のほか、種子消毒、幼苗期の土壌灌注などにより、
腐敗病や苗立枯病などの
土壌病害にも優れた効果を発揮します。

 

 

 

苗立枯病の予防と治療におすすめ

石原フロンサイド粉剤(お勧めです)

土に混ぜたり、株元に散布する(ねぎ、にら、らっかせい)だけで、
土の殺菌・消毒ができる土壌殺菌剤です。

石原フロンサイド粉剤

 

 

 

まとめ

苗立枯病は、
連作障害や風通しが悪くなることにより、
発生しやすくなります。

苗立枯病が発生してしまうと、
農薬を使用しなければ、対策は難しいでしょう。

予防のために、
ダコニール1000やオーソサイド水和剤などで、
土壌とも消毒しましょう。

もし、苗立枯病を発症してしまった場合は、
これらの薬剤では治療できません。

その場合は、
石原フロンサイド粉剤を使用します。

 

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。

植物の病気対策について(目次)

 

 

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