オカビジキは、
「陸の海藻」といわれるほどミネラルをたっぷり含んでいます。
1~2分ゆでてから、サラダやお浸し、
酢の物や和え物などに利用します。
シャキシャキとした歯ごたえで、
野菜特有の青臭さが少なく栽培期間が短く、
手軽に楽しめるので、ぜひこの期間に家庭の仲間に加えてみませんか?
そこで今回は、
オカヒジキの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
オカヒジキについて
オカヒジキはアカザ科オカヒジキ属の一年草で、
日本全国の日当たりの良い海岸の砂浜や砂礫地、
塩生地等に自生しています。
葉の様子が海藻のヒジキに似ている事から、
おかに生えるヒジキと言う意味で、
「おかひじき」と名付けられました。
また、別名で「ミルナ(水松菜)」とも呼ばれています。
これも見た目がよく似ている、
海藻のミル(海松)が由来のようです。
近年では天然の物は秋田や鳥取など各地でその数が減り、
絶滅が危惧されている状況にあります。
オカヒジキは栽培もされており、
流通している物のほとんどはこうした栽培物です。
また、イタリアの高級食材で知られるアグレッティとよく似ていて、
同じアカザ科の植物ですが別属にあたるようです。
オカヒジキの育て方について
オカヒジキは株間10cmで育てられますが、
茎葉が横に伸びる性質があり、
放置すると株が込み合う原因となります。
コンパクトな草姿のまま育てるなら、
早めの収穫を心がけましょう。
タネまきの時期が遅れると花がつきやすくなるため、
適期のタネまきを心がけます。
酸性土壌では生育が悪くなるので、
栽培前に苦土石灰を散布して調整しておきましょう。
オカヒジキの種まきの仕方について
使用する道具
発芽適温は20~25度なので、3月中旬~5月がオカヒジキの種まきの適期です。
花がつくとかたくなってしまいますが、
タネまきが遅くなると
花がつきやすくなるので、この期間内にまきましょう。
一晩水に浸けた種を、鉢やプランター、地面にまいていきます。
深さ1cmほどのまき溝を15~20cm間隔で作り、
種はすじまきにしていきます。
その後、株同士の間隔が7~10cmほどになるよう、
本葉が2~3枚生えたタイミングで間引きます。
発芽したばかりのオカヒジキの苗は、
以下のような形をしています。
土づくりについて
使用する道具
オカヒジキは酸性の土壌を嫌うので、
種まきの前に土の酸性度合いを調節しておきます。
鉢やプランターのときは、
市販の野菜用培養土を使うと簡単です。
赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で作る土なら、
苦土石灰を大さじ1杯ほど加えて混ぜあわせます。
地植えは、植え付ける2週間前にコップ1.5杯(150~200g)の苦土石灰を、
1週間前に堆肥1袋(2kg)と化成肥料コップ1杯(100g)を、
畑1㎡あたり施しておきます。
そして、植え付ける前に幅60cm、
高さ10~15cmの畝を作って苗を植え付けていきます。
適正な土壌pHは6.0~8.0です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、
それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
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オカヒジキの肥料の与え方について
使用する道具
本葉が3~4枚になったときに化成肥料を1回施します。
液体肥料なら5~6月の間、
10~15日に1回くらい与えるとよいですよ。
このとき肥料が足りないと、茎葉が固くなりやすいです。
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大きく育ったら、収穫します
草丈15cm程度になったら収穫できます。
タネまき後30~40日程度が目安です。
株ごと抜き取っても良いですが、
先端の10cmを摘み取り収穫し、
その後追肥を施すと、
わき芽が伸びてきて長期間収穫できます。
追肥は、1㎡あたり化成肥料30g施します。
収穫が遅れるとかたくなるので注意します。
また、花がついてもかたくなります。
オカヒジキの害虫対策について
オカヒジキには病気はほとんど心配いりませんが、
害虫は、アブラムシがつくことがあります。
使用する道具
アブラムシ
まとめ
オカヒジキは、
ほとんど害虫が付かないので、
家庭菜園で育てやすい野菜です。
花が咲くと固くなってしまうので、
若葉のうちに収穫するのがポイントです。
株ごと抜き取ってもいいですが、
株元を数cm残して摘み取れば、
そこからわき芽が出てきて再び収穫できるようになります。
収穫したら、液体肥料や化成肥料を施すと、
株が消耗せずにすみますよ。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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