ゴボウの育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

ゴボウはキク科の直根類の野菜です。

ゴボウは、食物繊維が豊富なヘルシー野菜で、
ダイエットが注目される現代では、
食品として重要な位置を占めるようになってきました。

家庭菜園で栽培するなら、
根が深くまで伸びる長根種よりも、
30~50cmほどしか伸びない短根種がおすすめです。

そこで今回は、
ゴボウの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

 

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ゴボウの品種について

滝野川ごぼう

長根種の代表品種で、
現在多く出回っている長根種の元になったごぼうです。

1700年頃から現在の東京都北区滝野川地域で栽培されていたので、
その名が付いたといわれています。

根がやわらかく味がよいことから当時の人々に親しまれていました。
現在も関東地方で作られています。

滝野川ごぼう

 

 

大浦ごぼう

千葉県匝瑳市大浦地区の特産で、
江戸時代以前から栽培されていたといわれる歴史のあるごぼうです。

長さは60cmくらい、
直径は太いものだと10cmにもなる短根種で、
太い根は中に空洞があり、
その空洞を使って肉詰め料理などもできます。

大浦地区で伝統的に栽培されているものは、
成田山新勝寺にすべて奉納されるため市場には出回りません。

大浦ごぼう

 

 

新ゴボウ

4〜6月頃に出回る色白の細いごぼう。

長さは30cmほどで皮が薄く食感がやわらかいのが特徴です。
香りがよくサラダや揚げ物、
煮物のほか柳川鍋にも使われます。

おもに九州地方で栽培が行われています。

新ゴボウ

 

 

葉ごぼう

おもに関西で出回っていて、
ごぼうの若い葉柄(軸)と小さな根を食べます。

香りがよくてやわらかく、シャリシャリとした食感が特徴です。
クセがないのでお浸しや天ぷらなどいろいろな調理ができます。

福井県で栽培されている「越前白茎ごぼう」が有名で、
大阪府八尾市や香川県でも作られています。

八尾市で作られたものは「若ごぼう」とも呼ばれます。

葉ごぼう

 

 

サルシフィ

「西洋ごぼう」ともいわれるヨーロッパ原産のキク科の野菜。

日本のごぼうに似ていますが別種です。
長さは20〜30cmくらいと短く、
肉質はやわらかめ。

皮をむくと中は白く、フランスやドイツなどでは煮込み料理やスープ、
グラタン、付け合わせなどに使われます。

サルシフィ

 

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ゴボウの育て方について

ゴボウの生育適温は20~25℃で、
地上部は3℃以下で枯れますが、
根部は極めて耐寒性が強くマイナス20℃にも耐えます。

また、耐暑性もあるので作りやすい野菜です。

強い光線を好み乾燥には強いですが、
浸水・過湿には弱いので、
排水がよく耕土が深い畑が適します。

ゴボウは特に連作を嫌うので、
3~5年は他の作物を栽培します。

酸性土壌に弱いので、
苦土石灰を十分散布して酸性を中和しておきます。

 

 

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ゴボウの種まきの仕方について

 

使用する道具

 

ゴボウは、アルカリ性で水はけのよい土を好みます。
植え付けの2週間前から地植えの土作りを開始してください。

庭の土1㎡当たり、コップ1〜2杯(150~200g)の苦土石灰と、
1週間前になったら堆肥2kgを混ぜ込みます。

庭土は、30~50cm以上の深さまでよく耕しておきましょう。

鉢やプランター植えは、
赤玉土(小粒)6:バーミキュライト2:砂2を混ぜた土か、
市販の野菜用培養土がおすすめです。

 

 

ゴボウは、直根性といって地下深くまで根を伸ばすため、
植え替えに向いていません。

そのため、種まきから育てるのが一般的です。

春植え品種は4~5月上旬頃、
秋植え品種は9月下旬~10月上旬頃が種まきの適期です。

種は固い殻に包まれていて発芽しにくいので、
一晩水に浸けてからまきましょう。

 

また、光がないと発芽しない好光性種子なので、
土は種が隠れるくらい薄くしか被せず、
最後に上から軽く押さえて土と馴染ませるとよいですよ。

土作りをした土で幅60~70cm、
高さ10~30cmの畝を作ります。

10〜15cm間隔で植え穴を掘り、
1箇所に1cm間隔で5〜7粒ほどの種をまいていきます。

 

pHは5.5〜6.5が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

ゴボウの肥料の与え方について

 

使用する道具

  • 化成肥料

 

鉢植え、プランター植えは土10L当たり10g、
地植えは1㎡当たり、100g(一握りほど)の緩行性の
化成肥料を土と混ぜておきましょう。

 

追肥は、本葉2~3枚のころと、
本葉5~6枚のころ、
間引いた後に1株当たり10g、
または1㎡当たり120gの化成肥料を、
株周りにばらまきます。

 

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大きく育ったら収穫します

種をまいてから70~100日後、
直径が1~1.5cmくらいになったら収穫の適期です。

根元にスコップを入れ葉柄をつかんで引き抜くか、
エンピと呼ばれる根菜類専用の収穫道具で掘り取ります。

 

大きくなりすぎると繊維が硬くなってスが入るので、
適期を逃さないよう早めに収穫してください。

 

 

 

ゴボウの病害虫対策について

ゴボウの害虫対策について

 

使用する道具

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

 

ネキリムシ

中に潜み、根を食害する。ダイアジノンが効果的です

 

 

ゴボウに病気対策について

 

使用する道具

 

 

黒斑病

殺菌剤「サンケイオーソサイド水和剤80」を散布し、防除に努めます。

 

 

まとめ

ポイントは、ゴボウのタネは発芽しにくいので、
あらかじめ1晩水に浸けておくと発芽の揃いがよくなります。

さらに、ゴボウのタネは好光性種子なので、
覆土は薄くして、たっぷりと水やりします。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

野菜の育て方について(目次)

 

 

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