現代の忙しい社会では、
睡眠時間を削りがちですが、本当にそれでいいのでしょうか?
多忙になるほど、睡眠時間を削ってしまいます。
人間の三大欲求のうちの一つである睡眠
睡眠には重要な役割があります。
睡眠の役割と重要性を知り、
自分に合った睡眠をしっかりととりましょう。
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目次
睡眠の重要性について
睡眠は身体の休息はもちろんですが、
特に脳が休息するための大切な時間です。
身体の疲れは、横になって身体を休めるだけでもある程度回復できますが、
意識や知能、記憶など知的活動を行う大脳は、
起きている限り休息することは不可能です。
睡眠は脳を深く眠らせて、精神的な疲労を回復するのに大変重要です。
また、脳が深い眠りに入ると成長ホルモンが分泌されることも分かっています。
この成長ホルモンは、細胞の新陳代謝を促して、
皮膚や筋肉、骨などを成長させたり、
日中の活動で傷ついた筋肉や内臓などを効率よく修復する働きがあります。
つまり、睡眠は身体と脳の再生工場のようなものです。
私たちは、心と身体の健康を保つために眠る必要があるのです。
睡眠は、睡眠時間よりも中身が大切です
よく、理想の睡眠時間として「1日8時間」と言われますが、
これは医学的根拠があるわけではなく、
多くの人の睡眠時間が6~9時間の間という統計から出された、
平均的な睡眠時間にすぎません。
つまり、平均睡眠時間はあくまでも一つの目安です。
睡眠時間にはかなりの個人差があり、
平均睡眠時間より短いからといって不健康な眠りというわけでも、
不眠というわけでもなく、
6時間よりもっと少ない3~4時間の睡眠で十分な人もいれば、
9時間以上の睡眠が必要な人もいます。
基本的には、日中眠気がなく、
きちんと活動していくのに十分な睡眠時間が確保されていれば、
何時間でもかまわないといえます。
長く眠る人でも、
脳の睡眠であるノンレム睡眠は、
短時間睡眠の人と変わりません。
睡眠は時間よりも「質」の方が重要です。
質のよい睡眠とは、目覚めがスッキリとしていて、
ぐっすり眠ったという満足感が得られる眠りのことです。
睡眠の種類について
脳の眠り ノンレム睡眠
脳が眠っている状態と考えられています。
眠りの深さによって4段階に分けられます。
浅い眠りから深い眠りへと進み、
深さのピークを過ぎると、今度は逆に深い眠りから浅い眠りとなり、
そのあとレム睡眠へと移行します。
居眠りは、ほとんどがノンレム睡眠で、
空いた時間にほんの少し居眠りするだけでも脳の休息になります。
この、ノンレム睡眠が重要です。
ノンレム睡眠の時間や深さが深いほど、
ぐっすり眠ったという満足感が得られます。
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身体の眠り レム睡眠
身体は深く眠っているのに、
脳が起きているような状態の浅い眠りです。
例えば、スヤスヤと寝ているはずなのに、
筋肉が動いて体がビクついたり、眼球が回っているときなどが、
レム睡眠だと言われています。
この時間に、人間は夢を見ることが多いのです。
目覚めの準備状態でもあり、
この時に目覚めると気分がすっきりします。
レム睡眠の時間帯が長いと、
目覚めたときの熟睡感が得られなくなります。
レム睡眠中は脳が活動状態にあるため、脳の疲れが取りきれないのです。
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睡眠の役割について
睡眠の役割①脳と体の疲れを取る
身体と脳の疲労回復のためにとても重要なのが睡眠です。
しかし、睡眠時間が短くなるなど、
様々な要因で眠っても疲れが取れない人や、
疲れているのに眠れない人が増えています。
脳は体全体の約2割もの膨大なエネルギーを消費する器官で、
情報処理に多くのエネルギーを使っています。
とくに脳は、起きている間は常に働いているため、
睡眠中が唯一休める時間なのです。
脳の疲れを取るには、
体のそれよりも数倍の睡眠が必要だとも言われている程です。
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睡眠の役割②ストレスの解消
ストレスを感じる状態は、
脳がつかれている状態であるとも言えます。
「嫌なことも寝たら忘れた」と言う人がいるように、
睡眠を取ることで、疲れた脳を休ませることができるため、
睡眠は非常に効果的なストレス解消法です。
ストレス解消方法には、「好きな事をする」「好きな食べ物を食べる」
などありますが、やはり一番のストレス解消は「睡眠をとる事なのです」
睡眠の役割③体の成長と老化の防止
睡眠中のゴールデンタイムは、成長ホルモンが分泌される貴重な時間です。
睡眠のゴールデンタイムは、
一般的に22時から深夜2時の間とされています。
睡眠のゴールデンタイムに多く分泌される成長ホルモンには、
体をメンテナンスする働きがあります。
運動や労働によって疲労・破損した体の組織は、
成長ホルモンによって再生されています。
そのため、睡眠のゴールデンタイムにしっかり眠ることで、
疲れがとれたり傷の治りが早まったりといった効果を得られます。
また、質の良い睡眠を取ることで、若さを維持する事、老化の防止にも役立ちます。
睡眠の役割④肌もきれいになる
睡眠による成長ホルモンの働きに、
成長ホルモンは、肌の組織を修復・再生します。
また、睡眠中の肌の新陳代謝を活発にしたり、
血行を促進して肌の老廃物を流したりする働きもあります。
肌の急速な老化、シミやシワを防止するためには正しい睡眠が欠かせません
睡眠の役割⑤適正な睡眠はダイエットにもつながります
成長ホルモンが体の組織を修復する際、
体内の脂肪を分解し、エネルギーとして使用します。
つまり、睡眠のゴールデンタイムに眠ることで、
太りにくい体になることができるのです。
正しく睡眠できると、
なんとそれだけで6時間で約400キロカロリー消費することができます。
ダイエットの際にも睡眠に着目する必要があるといえます。
食事制限などを行うだけではなく、
正しい睡眠による成長ホルモンの分泌があってこそ、
ダイエットの効果を実感しやすくなるのです。
睡眠の役割⑥病気の予防
睡眠時に骨髄では白血球、赤血球、リンパ液などが生産され、
血行が促進され、体が持つ病気や病原体への抵抗力や免疫力を
高める働きもあります。
また、眠ることで全身に血液を送るポンプであり、
常に動き続けている心臓の負担を下げ、心臓を休ませることもできます。
よく眠ることで、新しい血液を作り、
代謝を促す成長ホルモンが分泌され、
心臓も休ませることが出来るため、様々な病気の予防になります。
睡眠の役割⑦記憶の定着
人の脳は睡眠中に、その日に起こった事や、
学習したことを整理し、記憶として留めておく必要がある情報を
定着させています。
試験やテストの時に学習効果を出すには、
少なくとも3時間以上の睡眠が必要だと考えられます。
よく、試験日前に一夜漬けをして、
一睡もせず試験に臨む、というような話を聞きますが、
これでは記憶が整理されなく、良い結果を残せません。
まとめ
私たちは多忙になるほど、睡眠時間を削ってしまいます。
しかし、睡眠は生きていくためには必要なものです。
忙しいほど良質な睡眠をとり、
起きている時の、効率を上げることを考えましょう。
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒寝る前にしてはいけない10個の行動について 不眠症の方はチェックしてみて下さい
⇒睡眠の質を高める方法について 9個のコツを紹介します
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の健康についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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