お米の害虫対策について 予防方法と駆逐方法について紹介します

米びつを開けてみたら、
虫がわいていたという経験はありませんか?

おそらく、ほとんどの方は経験したことがあるでしょう。
私も経験したことがあります。

お米に虫がわいていたらショックですよね。
そこで今回は、
お米の害虫対策について
予防方法と駆逐方法について紹介します。

 

 

 

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お米につく害虫について

害虫①コクゾウ虫

コクゾウ虫は、生命力が強く約7ヶ月も生息し、
1匹が一生に約380個の産卵をするといわれています。

コクゾウ虫は、米粒に穴を開けて卵を産み付けるため、
精米などでも除去することができず、
コクゾウ虫の卵が産み付けられた米粒が入っていた場合、
活発に動ける20℃以上の気温になると孵化します。

米を食べながら成長し、また米粒に卵を産むので、
未開封の米袋であっても虫が湧くことがあります。

成虫は黒いので見つけやすいですが、
幼虫はお米の外側だけを残して内部を食べて育つので、
簡単には見つかりません。

お米にわく虫の代表が、このコクゾウ虫です。

コクゾウ虫

 

 

 

 

害虫②ココクゾウ虫

コクゾウ虫によく似ていますが、ややスリムです。
成虫は褐色または淡褐色をしています。

ココクゾウ虫

 

 

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害虫③ノシメマダラメイガ

成虫は1週間生息し、1匹が約200個の卵を産みつけます。
幼虫はたくさんの糸を吐きながら、
食べくずを綴り合わせて薄くて白いマユを作ります。
高温多湿を生息の条件にしています。

成虫は、比較的身の回りで見つけやすく
穀類や米を探して徘徊している体長7~8mm程度の蛾です。

米の中に糸でくっついた米粒があれば、
米の中にメイガの幼虫がわいていると考えてよいでしょう。

ノシメマダラメイガは、
購入したままの袋も食い破って中に侵入することもあるため、
密閉できる容器に入れることが重要です。

ノシメマダラメイガ

 

 

 

 

害虫④コナナガシンクイ虫

成虫は体長2~3ミリの細長い円筒をしています。
とても強力なアゴでお米をバリバリとかみ砕き食い荒らします。
短期間で膨大な数に増えるので要注意です。

コナナガシンクイ虫

 

 

 

 

害虫⑤コクヌストモドキ

コクゾウ虫が食べた後のお米の食べカス(粉)を食べに、
米びつの中に侵入してきます。
加熱しても分解されない発ガン性のキノン類を
分泌することでも知られています。

体調は3~4mm程度で茶褐色なのが特長です。
ヌカの中に産卵して、約1ヶ月程度で成虫となり、
米の胚部分やヌカを食べて1年近くも生存する虫です。

お米をダメにしてしまいやすい虫なので、
しっかりと対策することが重要です。

コクヌストモドキ

 

 

 

 

害虫⑥チャタテ虫

コクゾウ虫が繁殖することにより、
その食べカスや死骸を食べるチャタテ虫が、
米びつの中に侵入することがあります。

ヒラタチャタテは消化管内にカビの胞子を多量に持ち、
その中には発ガン物質を生産するカビも含まれているといいます。

チャタテ虫

 

 

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お米の害虫の予防方法について

お米の温度を、15℃以下に維持する

お米の害虫コクゾウ虫は、お米が収穫されてから、
私たちに届くまでのあいだに、
チャンスを見つけてお米に卵を産みつけます。

お米に産みつけられた卵が、
成虫になるまでの期間は約30日位です。

温度や湿度に関係しますが、
温度が15℃以下になると、活動をやめます。

お米を15℃以下の低温倉庫に貯蔵している間はいいのですが、
ほとんどの家庭の米びつ設置場所は、
コクゾウ虫にとって活動しやすい環境にあり、
活動をはじめ、繁殖してしまいます。

 

 

 

 

米びつを高温・多湿な場所に置かないようにしましょう

少しでもお米をおいしく保存するために、
お米は熱のこもらない、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。

冷蔵庫や炊飯器の近く、
コンロの近くや、直射日光の当たる場所を避けましょう。

保冷米びつなどを使用すると、
お米の温度を15度以下に抑えておくことが可能です。

保冷米びつ

保冷米びつ

 

 

 

 

米びつは、お米がなくなるたびに常に清潔にしましょう

ブラシなどで付着しているヌカをきれいに拭き取ってください。
しかし、軽量米びつは隅々まで掃除するのが難しい構造になっているので、
できればシンプルな米びつで保存しましょう。
シンプルな米びつのほうが掃除しやすく、虫の発生率が下がります。

米びつ

 

 

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お米の大量購入や長期保存は止めましょう

温度や湿度、季節の変化によって、
お米を長く保存すると、お米の味を損なう原因になります。

お米は精米日より、秋冬なら約1~2ヶ月、
夏なら約半月位がおいしく食べられる期間です。
お米は季節によって購入量を変え、
上記の期間内に食べきれる量を購入しましょう。

 

 

 

 

お米の防虫剤を使用する

 

使用する道具

 

お米用の防虫剤は、多数の種類が市販されています。
米唐番やお米の虫よけ等が有名ですね。

 

お米の防虫剤

 

ですがこれは、お米を早く食べきることが前提です。
夏場は特にです。
夏場は本当に虫のわく勢いがすごいので、
あまり効果を発揮しません。

 

 

 

 

お米に虫がわいてしまった時の対策について

少しの虫であれば洗い流すだけで対処できます。
米にわく虫や虫で、
痛んだお米というのは洗米するときに水に浮きやすく、
普段よりも多めの水を使ってしっかりめに研げば大丈夫です。

蜘蛛の巣を丸めた蚊のようにひどく虫が発生した場合は、
目の粗いフルイにかけて取り除きましょう。

その後、直射日光の当たらない明るい場所に新聞紙を広げて、
その上に米を薄く敷き詰めて1時間程度置いておくと、
虫が光を嫌って逃げていくので、新しい袋に入れて保管しましょう。

虫が発生してしまった米びつは、
しっかりと洗って日光消毒してから再使用しましょう。

 

 

 

 

まとめ

お米は、流通過程で
お米自体に害虫の卵がついてしまいます。

しかし、これらの害虫自体には害はないですので、
気にすることあありませんが、
害虫が発生する前に食べてしまいましょう。

お米の温度を15℃以下に維持することがポイントとなります。

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の暮らしの豆知識についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。

暮らしの豆知識について(目次)

 

 

 

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