普段は捨ててしまっている米ぬかですが
米ぬかには、たくさんの使い道があります。
肥料としても利用できますし、
化粧として利用できます。
その他にも、食品、お風呂、掃除など
色々に大活躍です。
そこで、
米ぬかに含まれる栄養素や使い道について
詳しく紹介します。
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米ぬかとは?米ぬかが出来るまで
私たちの主食であるお米ですが、
春には、苗を植え、夏に穂が実り、秋に収穫されます。
田んぼにある稲はこんな感じです。
この稲の実を集めて、殻をとったものが玄米です。
こんな感じですね。
米ぬかは、その名前の通りで
お米から作られています。
稲からとれたお米、つまり玄米。
この茶色い所を、更に削り取ったのが
私たちが普段食べている、白米です。
この茶色い所を取る作業を、精米と言います。
精米によって、この玄米から白米になるまでに削られた物が、
米ぬかです。
こんな感じですね。
⇒米ぬか
米ぬかに含まれる成分について
玄米に含まれている成分の内、
92%は胚乳と呼ばれるでんぷんの部分で、
白米と呼ばれる部分になります。
残りの8%は、表皮と胚芽です。
この部分が、米ぬかになります。
玄米には、豊富な栄養素を含んでいますが、
精米することにより白米になり、
この豊富な栄養成分の90%が、取り除かれてしまいます。
その取り除かれた栄養成分が、
米ぬかには含まれています。
フィチン酸
抗がん作用や抗腫瘍作用、
尿路結石や腎結石の予防、歯垢形成抑制の効果などがあるとされる成分になります。
イノシトール
脂肪肝や高脂血症、セロトニン異常に起因するうつ病、パニック障害、強迫神経症に有効な成分になります。
フェルラ酸
米糠に特有である。紫外線吸収、酸化防止機能があり、
食品や化粧品に用いられます。
肌を美しくする成分です
γ-オリザノール
米糠に特有である。コレステロールの吸収を抑える作用、更年期障害などの不定愁訴に効用があるとして医薬品として用いられます。
また、紫外線防止のために化粧品に用いられる。
肌を美しくする成分です
食物繊維
ビタミンB1
ビタミンB6
ビタミンE
ミネラル 鉄
マグネシウム
マンガン
米ぬかの使い道①肥料として利用する
米ぬかに含まれる肥料成分について
米ぬかは、有機100パーセント肥料として使用できます。
含まれている成分は、以下になります。
- 窒 素(N)=2~2.6%
- リン酸(P)=4~6%
- カ リ(K)=1~1.2%
[illust_bubble subhead=”肥料の成分について” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]窒 素(N)は、植物の葉に効く肥料成分です。
葉を大きくしたい場合は、窒素成分を多く含んだ肥料を使用します。
リン酸(P)は、実や果実に効く肥料です。
花をきれいに咲かせたい場合や、
甘い実にしたい場合、
リン酸成分が多い肥料を使用します。
カリ(K)は、根っこを育てる肥料です。
ゴボウやニンジンなど、
根を食べる植物を育てる場合は、
カリ成分が多い肥料を使用します[/illust_bubble]
米ぬか肥料には、ジワジワ肥料効果が出て、
長続きする特徴があります。
土壌効果を良くする効果があります
米ぬかは、土壌生物の活動を活発にさせる効果があり、
固くなった土をふかふかに、
連作障害を改善させる効果があります。
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米ぬかの使い道②化粧として利用する
米ぬかには、
美容効果として効果がある、
γ(ガンマ)-オリザノールとフェルラ酸、各種ビタミンが
たくさん含まれています。
γ-オリザノールは、
医薬品、化粧品、食品や化粧品にも多く活用されています。
γ-オリザノールには、
抗酸化作用があります。
皮膚の温度を上昇させて、紫外線を吸収する働きがあります。
フェルラ酸は、
お米のポリフェノールと呼ばれ、
活性酸素による悪影響からお肌をやさしく守ります。
米ぬかに小麦粉を混ぜて、
水で溶くと、簡単にぬかパックが作れます。
ぬるま湯に米ぬかを混ぜて、
洗顔として使用できます。
ビタミンなどの美容成分を浸透させて、
ツヤとハリを保ちます。
老化防止のビタミンEやγ-オリザノールによって、
アンチエイジングにも期待できます。
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒米ぬかの効能について 米ぬかは肌を美しくします
米ぬかの使い道③食品として利用する
玄米として食べる
普段のご飯(白米)を玄米に変えるだけで、
ぬかに含まれる豊富な栄養成分を摂取することができます。
ただし、消化器が弱い子供やお年寄り、
病み上がりの人にはお勧めできません。
玄米の固い殻は、消化しにくいからです。
玄米のご飯は、100回は噛んで食べなくてはいけません。
ぬか漬けや炒りぬかとして食べる
ぬか漬けや炒りぬか等で、
食生活に取り込むことにより、
米ぬかに含まれている、豊富な栄養素を摂取することができます。
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒美味しいぬか漬けの作り方 野菜ごとの漬け方を紹介します
⇒ぬか床の作り方 失敗しないポイントは? 1日1回かき混ぜる事です
米ぬかの使い道④お風呂に利用する
布で作ったぬか袋に米ぬかを入れて、
身体を洗ったり、湯船に浮かべて米ぬか風呂にしたりできます。
顔だけでなく全身の美容になります。
袋の中に入れる米ぬかは毎日入れ替えましょう。
袋が濡れると中から白い汁が出てきますが、
これが美肌を生む成分です。
使っているうちに白い汁はだんだん出なくなりますから、
浴槽に入れるものと、
体を洗うものの二種類を用意するといいでしょう。
石けん代わりに、
この袋で体をこすれば、
体のかさついたところもしっとりしますし
腕や足の気になるシミも薄くなってきます。
皮膚をなでるだけでなく、
マッサージするようなつもりで丁寧に洗ってください。
洗い終わったらシャワーを浴びて、
浴槽に入りうっすらと汗が吹き出るまでゆっくりと浸かります。
2、3回では効果があまりはっきりとわからないことがありますので、
最低でも一ヶ月続けて見てください。
⇒米ぬか
米ぬかの使い道⑤掃除に利用する
食器洗いに使用する
普段の洗い物の時に、
米ぬかをそのままスポンジにつけて食器を洗うと、
油汚れを落とすことができます。
拭き掃除に使用する
フローリングの拭き掃除に、
布袋に入れた米ぬかで、フローリング掃除をすると、
フローリングがピカピカになります。
米ぬかの油分で、綺麗な光沢が出てきます。
一回でなく数回やると分かりますよ。
米ぬかを用意しなくても
日々の米研ぎの時に出た研ぎ汁でも可能です。
一回目の研ぎ汁で拭きましょう。
まとめ
米ぬかには、たくさんの使い道があります。
肥料や化粧、食品、お風呂、掃除など
色々に大活躍です。
ぜひ、普段の生活に取り入れてみて下さい。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の健康についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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