熱が出た時は、おでこを冷やしますよね。
昔は、熱さましシートがなく、
風邪を引いて熱が出た時は、豆腐で湿布を作り
貼っていたそうです。
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目次
熱が出た時は、おでこを冷やす
風邪を引いて熱が出た時は、
おでこを冷やすと気持ちがいいですよね。
現在では氷や保冷材、熱さまシートを使うのが一般的ですが、
昔は、豆腐で作った湿布を貼っていました。
熱が出た時は、何故おでこを冷やすのか?
どうして、熱が出た時に、おでこを冷やすんですか?
首筋や脇を冷やすなら分かりますが、何でおでこなんですか?
って疑問はありませんか。
答えは、冷やすと感覚的に気持ち良いからです。
別に、脳の温度や体温を下げる目的のために
やっているわけではないのです。
体温を下げる目的なのでしたら、
首筋や腋を冷やせば良いのですが、
発熱で頭が重苦しい中、心地良いからおでこを冷やします。
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豆腐湿布の作り方について
豆腐湿布に使う材料は、木綿豆腐と小麦粉、ショウガです。
まず、水ぬきした豆腐をボウルで潰して、
つなぎに小麦粉を20%くらい混ぜて、よく練ります。
そこに、おろしショウガを加えて、
それを大きめのガーゼなどに伸ばして包めば、
出来上がりです。
豆腐湿布の薬効について
豆腐が、熱を冷まします
豆腐の水分が蒸発して気化熱を奪うため、
冷んやりした、ほど良い冷たさが保持します。
また、柔らかいので皮膚に密着します。
この性質を利用しているからです。
汗が蒸発するときに、
身体の熱を一緒に放出してくれます
豆腐湿布の薬効はジンゲロールです
市販の冷湿布には、鎮痛剤であるメントールなどの薬効成分が
密着した皮膚に吸収されますが、
豆腐湿布では、発汗作用があるジンゲロールなど、
ショウガの成分が皮膚に吸収されます。
つまり、冷やしながら汗を出すことになり、
風邪の発熱には理想的な治療方法なのです。
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しょうがに含まれる成分について
ジンゲロール
風邪に効果がある成分は、
しょうがに含まれる、辛み成分の元である、ジンゲロールです。
ジンゲロールには、強い抗菌作用があり、
イワシやアジなどの刺身の薬味に使われているのは、
その為です。
体に入ってからは、炎症を起こす細菌をやっつけたり、
免疫細胞を増やしてくれます。
ガン細胞の増殖を抑制する作用や
発ガン物質が引き起こす遺伝子の突然変異を抑制する作用など
もあります。
ガンの予防に大きな効果があるそうです
ただ、ジンゲロールは酸化しやすく、
おろして空気に触れると減ってしまいます。
ショウガオール
ジンゲロールは加熱すると、
ショウガオールという物質に変化します。
ショウガオールは、末端の血管を広げ、
血液の流れをよくする効果があり、
体を温めてくれます。
その結果、発汗を促すので解熱効果が期待できます。
つまり、しょうがは生のまま摂取するよりも
加熱調理することで、
より身体を温める効果が大きくなるとされています。
これは生姜に含まれるジンゲロールという成分が
加熱する事でショウガオールに変化するからなんです。
まとめ
豆腐には水分がたくさん含まれていて、
その水分が蒸発して気化熱を奪うため、
冷んやりした、ほど良い冷たさが保持します。
また、ショウガには発汗作用があるジンゲロールなど
の成分が皮膚に吸収されます。
つまり、冷やしながら汗を出すことになり、
風邪の発熱には理想的な治療方法なのです。
昔から言われている、
風邪を引いて熱が出た時は、豆腐を貼ると効果的と言う事は、
本当でした。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の昔からの言い伝えを検証についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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