昔から、喉が痛いときは、
焼いたネギを首にまくと効果があると言われてきました。
ネギは、どの家庭の冷蔵庫にも
季節を通してありますよね。
では、本当に
喉が痛いときは、焼いたねぎを首に巻くと効果的なのでしょうか。
そこで、詳しく調べてみました。
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目次
ネギの白い部分は漢方薬です
ネギの白い部分は、
葱白(そうはくと)呼ばれています。
この葱白は、れっきとした漢方薬です。
昔から、しょうがと共に、
初期の風邪に効くとされてきました。
ネギは、年間を通じてほとんどのご家庭の冷蔵庫に
常備されているのではないでしょうか。
そんなおなじみのネギにちょっと注目してみましょう。
ネギは中国西部が原産の野菜です。
ネギは育てやすい野菜ですので、
アジアの寒帯~熱帯地域と、広い範囲で栽培されています。
日本では「日本書記」にも記載されているそうで、
古くからなじみのある野菜です。
ネギに含まれる硫化アリルが、風邪に効きます
ネギを切ると、ヌルヌルした液体の部分がありますよね。
この部分には、塩化アリルが含まれています。
硫化アリルには、消炎作用や
鎮痛作用があるだけではなくて、
免疫力を高める働きがあります。
この硫化アリルが、喉の炎症を抑えてくれるのです。
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塩化アリルについて
塩化アリルは、ネギだけに含まれている物質ではありません。
玉ねぎなどにも含まれています。
たまねぎやネギの辛みと香り、
そして、あの涙を出させている成分は主に硫化アリルなのです。
塩化アリルは、非常に揮発性が高く
加熱することで別の物質に変化します。
また、水にも溶けだします。
単に涙を出させるだけではなく、肉や魚の臭いを消す働きもあります。
塩化アリルは、炎作用や鎮痛作用があるだけではなくて、
免疫力を高める働きがあります。
この効果以外にも、消化液の分泌を促し、
新陳代謝を盛んにする働きや、
血をサラサラにする働きもあり、
これにより、高血圧や糖尿病などに高い効果があります。
更にビタミンB1と結合しやすく、
ビタミンB1の吸収を促す働きもあると言われています。
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ネギを焼くと、さらに効果的です
焼いたネギを首に巻くというのは、
ネギを 焼くことによって、
ネギに含まれる硫化アリルが出やすくなるからです。
喉に、焼いたネギを貼ることにより、
皮膚から吸収されるだけではなく、
体温によって、気化した硫化アリルが
呼吸によって吸収されます。
太くて新鮮なネギを選びましょう
首に巻くためには、太くて新鮮なネギを選びましょう。
ネギの白い部分を3等分して、
縦に切り込みを入れて開き、
焼き網でしんなりするまで焼きます。
それをタオルで巻き、ネギの内側が当たるように、
首に巻きます。
首が程よく温められて来たら、
ネギのぬめり成分が、喉に浸透して、
咳や痰がからむのを緩和します。
鼻から入ったアリシンは、
粘膜を刺激して、血行を良くするので
鼻づまりを解消してくれます。
まとめ
ネギの白い部分は、
葱白(そうはくと)呼ばれています。
この葱白は、れっきとした漢方薬です。
ネギのヌルヌルした液体の部分に含まれる、
塩化アリルが風邪に効きます。
硫化アリルには、消炎作用や
鎮痛作用があるだけではなくて、
免疫力を高める働きがあります。
ネギを 焼くことによって、
ネギに含まれる硫化アリルが出やすくなります。
喉に、焼いたネギを貼ることにより、
皮膚から吸収されるだけではなく、
体温にょって、気化した硫化アリルが
呼吸によって吸収されます。
昔から言われている、
喉が痛いときは、焼いたねぎを首に巻くと効果的というのは、
本当でした。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の昔からの言い伝えを検証についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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