冬の暖房にエアコンとヒーター、
ストーブのどれを使えばよいのか、
判断に困りますよね。
暖房器具それぞれの特徴を比較することで、
どんな状況でなにを使えばいいのか、
ご説明します。
また一時間あたりの電気代も試算しました。
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目次
エアコンについて
⇒エアコン
エアコンは、リビングなどの広い空間全体を暖めたい場合に、
有効です。
冷房の場合は、つけっぱなしにしていた方が、
かえって電気代が安くなることがありますが、
暖房の場合は、つけっぱなしにしていると
それだけ電気代がかかります。
最小限の使用に留めるのがいいでしょう。
エアコンの暖房を1時間使用した場合の電気代は、約21円です。
一概にエアコンと言っても、
10年前のエアコンもあれば、
今年買ったエアコンもありますよね。
最近のエアコンは、省エネになっています。
例えば、10年前のエアコンと比べると、
なんと40パーセントも消費電力が低くなっています。
冬の暖房の設定温度は、20℃に設定しましょう。
例えば、外気温度6℃の時、エアコン(2.2KW)の冷房設定温度を
21度から20℃に設定変更した場合、
年間で電気 53.08 kWh の省エネとなります。
金額に計算すると約1,430 円節約になります。
※ 運転期間:暖房期間5.5 か月(10 月28 日~ 4 月14 日)で計算しています
フィルターを月に1 回か2 回清掃しましょう
フィルターを月に1 回か2 回清掃することにより、
年間で電気 31.95 kWh の省エネとなります。
金額に計算すると、約860円の節約になります。
※ 運転期間:暖房期間5.5 か月(10 月28 日~ 4 月14 日)で計算しています
石油ファンヒーターについて
ファンヒーターは、
狭い部屋でも、室内全体を暖めたい場合に向いています。
光熱費は、灯油代と電気代の合計です。
すぐに暖かくなって、
部屋全体の温度を上げてくれる優秀な暖房器具ですが、
その分光熱費は高くなります。
ファンヒーターを1時間使用した場合の光熱費は、約29円です。
石油ファンヒーターは、設置場所が重要です。
ヒーターは、窓際に置く方が効率よく室内を暖められます。
ファンヒーターだけでは、部屋が乾燥してしまいます。
体感温度と湿度は関係しますので、
ファンヒーターだけで部屋を暖めるのではなくて、
ちゃんと加湿をしましょう。
温度が低いと寒く感じ、
高いと温かく感じられます。
また、ファンヒーターの性能をフルに活用するには、
フィルターのお手入れは欠かせません。
掃除機でほこりを吸い取ったり、
ぬるま湯で洗ってからしっかり乾かしましょう。
冬の暖房の設定温度は、20℃に設定しましょう。
例えば、外気温度6℃の時、ファンヒーターの冷房設定温度を
21度から20℃に設定変更した場合、
年間で灯油 10.22 ℓの省エネとなります。
金額に計算すると約1,020 円節約になります。
※ 運転期間:暖房期間5.5 か月(10 月28 日~ 4 月14 日)で計算しています
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石油ストーブについて
石油ストーブは風がないため、
近づいて暖を取るには適していますが、
部屋全体を温めるには時間がかかるようです。
また、ストーブは、
石油ファンヒーターのように室温の設定が出来ないため、
火力の調節を自身で行わなければなりません。
灯油を使って効率よく部屋全体を温めるなら、
石油ファンヒーターが便利です。
石油ファンヒーターと、石油ストーブのどちらが節約なのかは、
ケースバイケースだと思います。
電気ストーブやカーボンヒーターについて
電気ストーブやカーボンヒーターは、
本体から発する熱エネルギーで、
主に前面の物体を温めます。
反面、空気そのものを温める力は弱いです。
即暖性があり、スイッチをいれてすぐに効果を感じられるので、
暖めたいスポットがほぼ決まっている場合や、
エアコンで部屋が暖まるまでの間などの、
短時間のみ使用する場合に向いています。
電気ストーブや、カーボンヒータを1時間使用した場合の電気代、約26円です。
一番電気代がお得なのは?
それでは、実際に各暖房器具を1時間利用した場合の、
電気代を調べてみました。
- エアコンの暖房を1時間使用した場合の電気代は、約21円です。
- 電気ストーブや、カーボンヒータを1時間使用した場合の電気代、約26円です。
- ファンヒーターを1時間使用した場合の光熱費は、約29円です。
となります。
ここから分かるように、エアコンが一番省エネとなります。
1時間あたりの光熱費が高い順に並べてみますと、
- 石油ストーブ
- 電気ストーブ・ハロゲンヒーター
- セラミックファンヒーター
- オイルヒーター
- ガスファンヒーター
- エアコン
- ホットカーペット
- こたつ
- 電気毛布
という順番になります。
まとめ
部屋全体を温めるのであれば、
エアコンが一番省エネになります。
ただし、10年前のエアコンでは、話になりません。
部屋の中の一部だけ温めるのであれば、
コタツや、電気毛布が省エネになります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の暮らしの豆知識についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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