ベニカナメは、
赤い新芽が特徴の植木です。
主に、庭の垣根として使用されます。
ベニカナメの赤い葉は、新芽で
きちんと剪定して、やっときれいな赤い葉を見ることができます。
ベニカナメの生け垣は、
燃えるように真っ赤で、はっとするほどきれいですね。
そこで今回は、
ベニカナメの育て方について 肥料の与え方・剪定方法・増やし方・
病害虫対策など、キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。
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ベニカナメ(レッドロビン)の育て方について
ベニカナメ(レッドロビン)の土づくりについて
ベニカナメは、水はけが良く、
腐葉土などや堆肥のたっぷり入った肥沃な土壌が適しています。
乾燥する場所は不向きです。
植える時は、庭の土に
腐葉土や堆肥を2~3割混ぜ込んだ土を使用しましょう。
一般的に、
宅地造成には山砂が使われていることが多いのですが、
ベニカナメは、山砂は向いていません。
山砂の場合
土壌改良材として赤玉土と腐葉土を(深さ40cmほど)、
植える部分だけでも混ぜるようにしましょう。
ベニカナメ(レッドロビン)の植える時期について
ベニカナメは、真夏と真冬を除けば、
植えることができます。
元も適している時期は、春です。
3月~4月頃の、ちょうど暖かくなってきた時期です。
または、新芽が固まる、梅雨初期頃が良いです。
また、10月中旬~11月いっぱい頃も最適の時期です。
ただ、寒冷地は秋植えはお勧めしません。
ベニカナメが地に着くまでに、気温が氷点下になってしまっては、
ベニカナメを傷めるだけですから。
移植で弱ったまま厳寒期を過ごさせる事は多少、
リスクがあると思っておいてください。
ベニカナメ(レッドロビン)の植え方について
ベニカナメは、垣根として人気があります。
垣根として植える場合は、50センチ間隔で植えましょう。
最初は、株間の隙間があり、
ホントに大丈夫かな?
と思うかもしれませんが、すぐに成長しますので、
ちょうど良い間隔になってきますよ。
ベニカナメを植える時に、失敗しがちなのが、
株間を30Cm以下にしてしまって、
成長すると、えらい窮屈になってしまうことです。
ベニカナメ(レッドロビン)の肥料の与え方について
肥料は2月~3月に、
油かすを与えます。
園芸本を見ると、化成肥料や油粕を与えると書いていますが、
私個人的には、
化成肥料よりも油粕の方がお勧めです。
化成肥料など、肥料の窒素分が多いと、
新葉の色が鈍ることがありますので、ご注意ください。
⇒油かす
土が痩せていると、病害虫にやられやすいように思います。
油粕などの有機肥料で健康的に育てちゃって下さい。
ベニカナメは、肥料があると、
どんどん伸びて成長しますよ。
肥料が少ないと、
葉の色が黄緑や新芽が朱色になりますので、
チェックしてみて下さい。
ベニカナメ(レッドロビン)の水の与え方について
ベニカナメは、庭植えの場合は
自然の雨だけで大丈夫です。
ただ、夏場の日照り続きの場合は、
水やりが必要な場合があります。
注意点としては、
植え付けた時は、しっかりと水をやります。
植付け後一週間から10日は水を切らさないようにします。
それ以外は、水をやり過ぎないように注意しましょう。
逆に、水をたくさんやり過ぎると、
根っこがやられてしまって、ほとんど成長しないので注意が必要です。
ベニカナメ(レッドロビン)の剪定の仕方について
ベニカナメの剪定に適した時期は、春です。
4月くらいが腸で良い時期ですね。
新芽も芽ぶいてきて、成長まっさかりの時期です。
成長は幅はすぐにでも伸びますが、
こまめに刈り込み横枝を太くしながら作ります。
植えたレッドロビンの大きさでかわりますが、
上手くいけばだいたい4、5年で見れる垣根になるはずです。
剪定の後には、
きちんと肥料も与えちゃいましょうね。
刈り込みは枝を切ります。
これは、枝を増やす剪定方法の為、
切る枝の数が多ければそれだけ枝は増えます。
要するに、太い枝で切れば、
そこから何本か枝ができますが、
太い枝から分かれた枝を切るとその分数は増えますよね。
ですが枝先ばかり切っていると、
幅がどんどん増していく為、
太い枝は剪定鋏で、細い枝は刈り込み鋏というふうに使いわけ、
任意の幅で管理していきましょう。
任意の幅で刈り込み鋏で刈っていき、
太い枝に当たったら、その幅の外側のラインより内側で切り戻します。
そうすると、その太い枝からも細い枝がでて、
次は刈り込み鋏で刈れるようになっていきます。
最初から垣根の厚みを出してしまうと、
後々苦労する為、最初はあまり幅を出さない。
刈らないと中々枝は増えませんので、
密になるまではこまめに刈ってください。
どこで切るかの問題ではなく、
どのくらいの幅が許容できるかの話です。
今伸びている先端付近の幅でも良いのなら、
そこで刈れば良いし、
それでは伸び過ぎだと思うのなら、もっと内側で刈る。
剪定したら化成肥料でも良いので施肥すると尚良いです。
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ベニカナメ(レッドロビン)の増やし方について
挿し木で増やします
今年伸びたしっかりした枝を10~15cmくらいに切り、
葉を3~4枚つけて後は取ります。
切り口はナイフ等でナナメに切り、
1~2時間水揚げをします。
鹿沼土を利用して挿し木をします。
水を切らさないようにすると根がつきます。
挿し木の適期は5~8月が適していますが、
最も適した時期は7月です。
挿した物が全て成功するとは限りませんので、
枯れてしまった所にとりあえず一本挿しておいて
他に時期をずらしたり、土を変えたり、置き場所を
変えたりして何本か挿しておけば安心ですね。
ベニカナメ(レッドロビン)の病害虫について
ベニカナメ(レッドロビン)の害虫対策について
使用する道具
イガラ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒イガラの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
毛虫
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒毛虫(ケムシ)の退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
ベニカナメ(レッドロビン)の病気対策について
使用する道具
ゴマ色斑点病・褐斑病
ベニカナメに多く見られる黒斑病や褐斑病など、
斑点性の病気です。
これらの病気は一度感染してしまったら、
完治は難しいものだと思います。
ベニカナメは強い剪定(刈り込み)に耐える丈夫な木なので、
思い切って葉っぱがなくなるくらいに刈り込んでから、
霧吹き等の散布器具を使って消毒してみてはいかがでしょう。
薬剤としては、ダコニール・トップジンM水和剤
・ベンレート水和剤などが入手しやすいと思います。
どの薬剤にもいえることですが、
同じものばかり使用していると、
薬効に耐性ができて薬が効かなくなります。
ですので2~3種類の薬剤を定期的(1ヶ月に1回程度)に散布することをお薦めします。
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒褐斑病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します
まとめ
ベニカナメの新芽は、
真っ赤で大変綺麗です。
ただ、毛虫類が発生しやすいので、
定期的に農薬を散布する必要があります。
それ以外は、育てやすいですよ。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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