暖地桜桃は、サクランボの一種です。
一般的なサクランボは、
寒冷地を好むので、関東よりも暖かい地域には向きません。
しかし、暖地桜桃は
暖かい地域でも作ることができるサクランボです。
しかも、1本でも実ができる為、
簡単に作ることができます。
そこで今回は、
暖地桜桃(さくらんぼ)の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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暖地桜桃について
暖地桜桃は、佐藤錦やナポレオンなどと種の異なるサクランボで、
中国原産のシナミザクラの系統です。
花も、通常のサクランボが白の大輪であるのと違い、
淡いピンク色の小輪で、
しかも自家受粉をし、1本で実のなる品種です。
さらに、実つきも非常によく、たわわに実をつけます。
こちらは、暖地向けのサクランボになります。
関東よりも西でも育てやすい品種になります。
⇒暖地桜桃
暖地桜桃(さくらんぼ)の育て方について
暖地桜桃の植える時期について
暖地桜桃の植え替え・植え付け適期は12〜3月です。
関東以西では12月が最適です。
芽吹いた苗を植える際は、
根を崩さずに植えてください。
暖地桜桃は、日光を好みますので、
植え場所は日向が適します。
日陰では実がなりにくいようです。
土づくりについて
使用する道具
水はけの良い、やや乾燥気味の土が好きです。
この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。
ただし、鉢植えで育てる場合は、
フカフカで通気性が良く、保水性、排水性、
保肥生に優れた土がお勧めです。
この様な土は、空隙が多く根への酸素が十分に行き渡り、
根の生育が良く、結果として樹勢も良くなるのです。
一般的な市販の用土を用いる場合は、
赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
過湿が苦手なので、
鉢植えでの栽培では落葉時期の水の与えすぎに注意です。
日当たりを好みますが夏の西日が苦手です。
鉢植えでは夏に西日が当たる場所は避けて、
庭植えでは乾燥防止のマルチングをお勧めします。
鉢植えの場合は、大型プラ鉢を使用します。
暖地桜桃の肥料の与え方について
使用する道具
サクランボに与える肥料は有機質が多く入ったものがいいでしょう。
有機比率は、50%以上を目安にしましょう。
時期については、お礼肥はお盆過ぎに、
元肥は秋のお彼岸過ぎに与えてください。
後は、液肥を葉面散布してあげると葉の厚みが増し、
せん孔病(葉に穴があく病気)にかかりにくくなります。
微量要素(鉄・カルシウム・マグネシウム等)が種類多く入っているものが、
より良いですよ。
出来れば月1~2回のペースで行ってください。
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暖地桜桃の剪定のやり方について
画像引用 http://www.hanahiroba.com/fs/hanahiroba/sakuranbo_danchisakuranbo
実が熟すころは、雨に注意します
暖地桜桃は、
実の熟する時期がちょうど梅雨入りと重なり、
果実の裂果が起こりやすいです。
これを防ぐには2つの方法があります。
ひとつは、鉢で育てて、実が熟する頃には軒の下など、
雨の当たらないところで管理するようにし、
とにかく雨に当てないことです。
また、すでに庭に植えている場合には、
熟期が近づいたら周囲に足場を作って枠を組み、
ビニールやポリエチレンなどで木を覆って雨に当てないようにします。
いわゆる雨よけ栽培です。
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実が熟したら収穫します
果実は開花後40~50日程度で色づいて成熟期を迎えるので、
十分色づいたものから順に収穫をおこないましょう。
収穫期になると鳥に食べられやすいので、
被害が目立つときは防鳥ネットをかけて防止します。
秋から冬にかけての水やりに注意をします
秋から冬にかけては、
あまり水を必要としません。
土が乾ききったら、
たっぷりと水をやりましょう。
この時期に、水をやり過ぎて
根腐れで枯れてしまうことが多いので、
注意が必要です。
暖地桜桃の病害虫対策について
暖地桜桃の害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
ハダニ
コスカシバ
カイガラムシ
暖地桜桃の病気対策について
使用する道具
灰星病
まとめ
暖地桜桃は、
地植えでも、鉢植えでも育てることができます。
注意点としては、
強く剪定しすぎない事と、
秋から冬にかけての水をやり過ぎないことです。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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