ハナミズキの育て方について 肥料の与え方・剪定の仕方・増やし方・病害虫対策など、キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します

サクラの開花から1カ月後の5月に、
ハナミズキが咲きはじめます。

ハナミズキは、明るく目をひく花で、
家庭の庭で大変人気のある花木です。

また、晩夏から初秋に色づく果実や、
秋の紅葉を楽しむことができます。

そこで今回は、
ハナミズキの育て方について
キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。

 

 

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ハナミズキの品種について

チェロキーチーフ

ハナミズキの中でも最も多く、
街路樹や記念樹として日本でも各地で見られます。
紅色の大きな花で、花付きの良さが特徴です。

チェロキーチーフ

 

 

レッドジャイアント

北米が原産地で、春には濃い赤色の花を咲かせてくれます。
秋は葉の色が鮮やかで一年を通して楽しめる品種です。

レッドジャイアント

 

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ジュニアミス

桜の季節が終わった頃に咲き始める品種で、
花弁の周辺が濃い鮮やかな赤色になります。
ピンクの大輪花が明るい花色で、
ハナミズキの中でも人気のある改良品種です。

ジュニアミス

 

 

クラウドナイン

純白の大輪花で花付きの良い、少し小ぶりな品種です。
白花種の中では代表的なものです。
寄り添うようにして何輪にも咲く、
小ぶりなクラウドナインは可憐な印象を与えてくれます。

クラウドナイン

 

 

ディブレイク

花は斑入りの白色の品種ですが、
葉の色の変化が特徴的で、芽だし時は黄緑色ですが、
5月頃にはまだら入りの黄金色に変わります。
秋の紅葉の季節もきれいに色づいた葉を楽しめます。

ディブレイク

 

 

チェロキーサンセット

春に赤い芽が出始めると、
5月ごろに黄金色の斑入りの花が咲き、
夏まで観賞できます。

秋には三色の紅葉が美しく、
春から秋にかけて葉の色の変化を楽しめます。
斑もようの葉っぱが美しい品種です。

チェロキーサンセット

 

 

ステラピンク

ヤマボウシとハナミズキを交配したもので、
ハイブリッドハナミズキと呼ばれる高品位種です。

南北海道などの寒冷地でも、
乾燥や寒さに強く冬を越すことができます。

病気にもなりにくく、
大きい花びらと葉っぱが特徴的です。

ステラピンク

 

 

 

ハナミズキの育て方について

ハナミズキは日当たりのよい場所を好み、
極度の乾燥に弱い植物です。

直射日光を避け、
水はけのよい場所を選びましょう。

特に、午前中まで日が当たり、
西日を避けた場所が最適です。

半日陰でも育ちますが、花付きが悪くなったり、
紅葉が綺麗にならなかったりすることがあります。

病気にも強いので、
風通しのよいところに植えると楽に育てることができます。

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

ハナミズキには、
水はけ、水もちともに良い土が適しています。

地植えは植える場所の水はけが悪い場合は、
川砂を混ぜておきましょう。

鉢植えにする場合は赤玉土(小~中粒)6:腐葉土2:川砂1
の割合で混ぜた土を使用します。

水はけや水持ちがよい土が適しているので、
水はけが悪い場合は、
もみ殻くん炭や牛糞・豚糞堆肥を混ぜて耕してあげましょう。

鉢植えで育てているうちは、
まだ根から水分をうまくとれないので、
夏場の朝涼しいうちに一日一度水やりをします。

 

pHは6.0〜7.5が目安です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

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ハナミズキを植えてけて行きます

苗木の植え付けは12月~3月に行います。
堆肥を土とよく混ぜ込んでおいて、
軽く根をほぐした苗木を植え付けます。

植え付け直後は、
水をバケツなどでたっぷりと与えて、
苗木と土を落ち着かせます。

 

一度植えると植え替えの必要はありません。
花は翌年には咲きませんが、
早ければ翌々年くらいからちらほらと咲き始めます。

鉢植えは根がいっぱいになったら、
一回り大きな鉢に植え替えます。

 

 

 

ハナミズキの肥料の与え方

 

使用する道具

 

肥料は窒素、リン酸、カリが必要になるので、
12月~2月頃に、粒状堆肥や、
油かすと骨粉を等量混ぜたものなどの肥料を、
株に穴を数か所掘って与えます。

肥料が不足すると花付きも悪くなり、
紅葉もあまりきれいではなくなってしまうので、
ハナミズキを長く愛でられるように、
忘れないでくださいね。

 

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ハナミズキの剪定の仕方について

ハナミズキは成長が遅く、枝数も少なく、
自然と整いやすい植物なので、特に剪定を行う必要はありません。

しかし、庭が極端に狭いなどの理由で剪定が必要な場合は、
花が咲いた後すぐ、もしくは秋の落葉後に頂部を切って成長を止めます。

 

木が若いうちは枝もよく伸び勢いがあります。
長く伸びすぎた枝や徒長枝(日当たりが悪くひょろひょろになった枝)など、
花芽の付いていない枝は落葉している12月~2月に切り落とします。

また、込み合っている部分や絡みあった部分の枝を
節の上で切って剪定します。

枝の先にある丸みを帯びたもの(花芽)を剪定してしまうと、
翌年花を咲かせないので、
花芽は切り取らないように注意してください。

 

 

 

ハナミズキの増やし方について

ハナミズキは、
タネまき、接ぎ木、さし木ができます。

タネまきは、秋に赤く熟した果実を採り、
果肉の部分を取り除いてキレイに水洗いします。

それを冷蔵庫で保存しておいて、
2月頃に水はけのよい土にまいて、薄く土をかぶせます。

花が咲く大きさの株になるには6~7年くらいかかります。
2~3年育てて接ぎ木する際の台木用の木として
利用する方法もあります。

 

接ぎ木は3月頃が適期です。
接ぎ木を行った株は、
しっかりと根付くまで
全体を腐葉土や土で覆って(全部隠れるくらいかぶせます)
乾燥を防ぎます。

 

ハナミズキのふやし方としては、
タネまきと接ぎ木のあわせ技(タネをまいて台木を育ててから接ぎ木)
が一番おすすめの方法です。

 

さし木は、6月頃に今年新しく出た枝を
10cmくらいに切り赤玉土に挿します。
挿し木は発根する確率があまり高くなく成長も遅いです

 

 

 

 

ハナミズキの病害虫対策について

ハナミズキの害虫対策について

使用する道具

 

 

アメリカシロヒトリ

早期に殺虫剤「ベニカケムシエアゾール 」や「ベニカJスプレー」、「ベニカS乳剤」、「オルチオン乳剤」、殺虫殺菌剤「ベニカX乳剤」を散布します。

 

 

 

カミキリムシ

スミチオン乳剤などを定期的に散布してカミキリムシが卵を産みつけないよう予防します。

 

 

 

ハナミズキの病気対策について

 

使用する道具

 

 

うどんこ病

殺虫殺菌剤「ベニカⅩファインスプレー、殺菌剤「STダコニール1000」で防除しましょう。

 

 

 

まとめ

ハナミズキは、春に花を咲かせる庭木の1つです。

5月から6月、桜の花を楽しんだすぐ後に咲き出す、
大きな 白やピンクや赤 の花が綺麗な樹木です。

ハナミズキは日当たりのよい場所を好み、
極度の乾燥に弱い植物です。
直射日光を避け、水はけのよい場所を選びましょう。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

お花の育て方について(目次)

 

 

 

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