オクラの育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

野菜の育て方

オクラは、芽さえ出れば簡単に育てることができる夏野菜です。

オクラは、ビタミンやミネラルを多く含む栄養価が高い野菜で、
何といってもあの「粘り」が人気のポイントです。

粘りの成分は、ペクチンなどの食物繊維と、
糖タンパクのムチンの混合物です。

そこで今回は、
オクラの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

スポンサードリンク

 

 

スポンサードリンク




 

オクラの品種について

エメラルド

角のない丸オクラです。
肉質が特に柔らかくて食味も良く、
15cm程度の長さまで美味しく食べられます。

草勢も強めで栽培しやすいので、家庭菜園に向いています。

エメラルド

 

 

五角オクラ

一般的に多く出回っているオクラで、
五角オクラが主流ですが、
ほかにも六角形や八角形の品種もあります。

五角オクラ

 

 

島オクラ

沖縄や八丈島など南の地域で栽培されているもので、
長さが20cm以上もあり、断面もあまり角がありません。

島オクラはビタミンAやビタミンC、カリウム、鉄分、
カルシウムなども豊富で栄養価の高い島野菜でもあります。
地元の方に聞くと、
角オクラよりも島オクラの方が美味しいという人も多いですよ。

島オクラ

 

 

ガーデニング用品なら、
何でも揃う
アイリスプラザ

 

 

 

オクラの育て方について

オクラは寒さに弱いので、
日がよく当たる10度以上の気温と、
植え替えをしないことが大切です。

太い根を地面に垂直に生やす「直根性」で、
根が傷むと枯れるため、植え替えは行いません。

アフリカ原産のため暑さに強い反面、
寒さには弱く、肌寒いようであれば、寒さ対策を施します。

 

 

 

オクラの種まきの仕方について

 

使用する道具

 

 

9cmポットに3粒ずつ、
指で1cmの深さに押し込んで種をまき、
たっぷりと水をやります。

土は、種まき専用の土を使用します。

 

ポット苗は、そのまま暖かい環境で育てます。

オクラは発芽適温が高く、
15度~25度くらいで発芽すると言われています。
実際私も5月ごろに種まきしたオクラはほとんど発芽しませんでした。
温室を利用して育てましょう。

 

 

畑に直播きするのであれば、
苗を定植するのと同じ5月中旬から6月中旬までに種まきをします。

5月とかの寒い時期に育てる場合は
畝に透明マルチを張って地温を上げてやりましょう。

 

発芽したオクラの苗は、
以下のような形をしています。

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

 

植え付け2週間前までに、堆肥・元肥を入れて畑を耕しておきます。

草丈が高くなるので、株間は十分にとります。
株間60cm、畝幅90cmが目安です。

また、オクラはアフリカ原産で高温を好むので、
畝を立てた後に透明マルチを張っておいて、
地温を上げておくと良いです。

 

pHは6.0〜6.5が目安です。

石灰を入れてpH調整しておきましょう。

土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

スポンサードリンク




 

オクラの苗を植えていきます

 

使用する道具

 

本葉が2、3枚〜4枚くらいの若い苗のうちに定植します。

草丈が高くなるので、株間40〜50cmほどあけます。
定植の前にポットごと水を吸わせておくか、
定植後たっぷりと水をやります。

 

オクラは、根っこを傷つけないように注意します。
オクラは、根っこが傷つくと枯れてしまう性質を持っています。
ですので、ポット苗を植える時は、
1つのポットに苗が3本あったとしても、
分けずにそのまま植えましょう。

分けてしまうと、それだけで根っこを傷つけてしまい、
枯れてしまうことがほとんどです。

 

尚、初期育成ではとくに低温を嫌うので、
気温が十分に高くなければ、トンネルで保温しておいた方が良いです。

 

また、若葉の頃はアブラムシが付きやすいので、
寒冷紗や不織布を掛けておくのも有効です。防寒対策にもなります。

 

 

オクラの肥料の与え方について

 

使用する道具

 

植え付けのときに、
野菜用のゆっくり効く緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。

そして、草丈10~15cmに苗が育ったタイミングで、
株元に同様のものをひとつまみ施します。

実がついたら、2~3週間に1回、
同様の肥料を土の表面にばらまくか、
10~14日に1回液体肥料を株元に与えます。

マルチングをしているときは、
定期的に肥料を与えることで、実がたくさんつき、
収穫量を増やすことができますよ。

 

 

プロも愛用の人気植物活力液!
全ての植物にオススメ。
植物を超元気にする天然植物活力液「HB-101」

 

 

適度に育ったら収穫します

開花から1週間ほどで、
長さ6〜7cmの頃が収穫適期です。
(丸オクラは10cmくらいでも大丈夫)

花梗をハサミで切り取って収穫します。

 

収穫が早過ぎると種が入らず、
ネバネバがありません。

また、収穫が遅れると、皮が固くなって食用に向きません。

 

 

 

オクラが上手く育たない時は、こちらをチェックしてください

種を蒔いても芽が出ない場合

オクラは発芽適温が高く、
15度~25度くらいで発芽すると言われています。
実際私も5月ごろに種まきしたオクラはほとんど発芽しませんでした。
温室を利用して育てましょう。

 

 

苗を植えても、枯れてしまう場合

気温が低い

オクラは高温を好む野菜なので、
気温が低すぎると、枯れてしまいます。

マルチングをして地温を上げるか、
トンネルで保温しておいた方が良いです。

 

 

移植したため

オクラは根が真下に伸びるので
移植を嫌い、畑に直まきするのが一般的ですが、
地温が低いうちは発芽に日数がかかり、
低温によって初期の生育も遅いので、
ポットで苗を作ってから畑に植えます。

ポット苗を植える時は、
1つのポットに苗が3本あったとしても、
分けずにそのまま植えましょう。

分けてしまうと、それだけで根っこを傷つけてしまい、
枯れてしまうことがほとんどです。

 

 

オクラの病害虫対策について

オクラの害虫対策について

使用する道具

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

ハダニ類

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

ハスモンヨトウの幼虫

殺虫剤「ベニカS乳剤」、天然成分を使用した殺虫剤「STゼンターリ顆粒水和剤」散布します

 

 

オオタバコガの幼虫

殺虫剤「STゼンターリ顆粒水和剤」を散布します。

 

 

ネキリムシ

中に潜み、根を食害する。ダイアジノンが効果的です

 

 

 

カメムシ

対策としては、
アディオン、マラソンなどの農薬を使用します。

 

 

オクラの病気対策について

 

使用する農薬

 

うどんこ病

殺菌剤「STダコニール1000」を散布して、予防しましょう。

 

 

まとめ

オクラは、一度定植すると
育てるのは容易ですが、
定植までが難しい野菜です。

なかなかうまく育たない場合は、
色々な原因がありますので、
参考にしてみて下さい。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

野菜の育て方について(目次)

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました