大根は、1年を通して手に入れやすい野菜です。
スーパーに行けば、いつでも並んでいますよね。
そんな大根には、
胃腸の調子を整える効果があります。
そこで、今回は大根の沢山ある効能の中から、
胃腸の調子を整える効能に特化して紹介します。
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目次
大根に含まれる栄養素について
大根は、根の部分も葉も含めて
栄養満点の野菜です。
大根は、捨てるところがない野菜です。
大根の根(白い部分)に含まれる栄養素について
根の部分には、あまりこれと言った栄養成分は含まれておらず、
水分が多く栄養価は低いので、
とてもヘルシーで、
低カロリーながら満腹感を得られるダイエット食とます。
大根100ℊあたり、エネルギーが18Kcal、水分が94.6g、
たんぱく質0.5g、ビタミンC11mg、ビタミンE0mg、
βカロテン0μg、ビタミンB1 0.02mg、食物繊維1.4mg、
カルシウム24mgとなっています。
大根の葉に含まれる栄養素について
大根の葉は、緑黄色野菜に該当して、
栄養が満点です。
大根の葉100gに対して含まれる栄養素は、
エネルギーが25Kcal、水分が90.6g、
たんぱく質022g、ビタミンC53mg、ビタミンE3.8mg、
βカロテン3900μg、ビタミンB1 0.09mg、食物繊維4.0mg、
カルシウム260mgとなっています。
大根の葉を身近な美肌食材「ほうれん草」と比較してみると、
ビタミンCが約5.5倍、鉄分は約1.5倍、カルシウムは約5.3倍も含まれています。
大根の胃腸の調子を整える効能について
大根に含まれている酵素が胃腸に効きます
大根の根の部分は、9割以上が水分となっていますが、
ジアスターゼ(アミラーゼ)と呼ばれるでんぷん消化酵素や、
たんぱく質分解酵素のプロテアーゼ、
脂質の消化を助けるリパーゼ、
また、焼き魚の焦げに含まれる発がん性物質を
抑える働きのあるオキシターゼなどが含まれています。
これらの成分は、いずれも胃腸の消化を促進する働きや胃もたれ、
胸やけなどに効果があります。
中でもジアスターゼは、
胃の中に入ったでんぷんを分解する作用があることから、
米を主食としている私たち日本人にとって、
欠かすことのできない野菜ですね。
大根に含まれるビタミンCが、胃腸の調子を整えます
大根の皮の部分に多く含まれているビタミンCに、
強い抗酸化作用や免疫力を高める働きがあるため、
胃がんを予防したり、
胃の粘膜が萎縮するのを抑える効果があります。
ビタミンCは、特に大根の葉の部分にたくさん含まれています。
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大根の効果的な利用方法について
大根おろし、千切りサラダ
大根に含まれる消化酵素やビタミンCは、
いずれも熱に弱い性質をもっているため、
やはり生で食べる大根おろしや、千切りサラダです。
しかし、大根をすりおろした場合、
約2時間後にはビタミンCの成分が半減してしまうので、
早めに食べるようにしましょう。
切り干し大根
乾燥させた切干大根の場合、
栄養価がさらにアップします。
特にビタミンB群やカルシウムは生の大根の約10倍、
鉄分は約30倍にも増えますので、
ぜひ、取り入れてみてください。
大根の葉の漬物
大根の葉は、栄養素が満点です。
大根の葉をよく洗い、 大根の葉と根の部分を細かく切り、
塩漬けにすると、美味しく漬物として利用できますよ。
千葉湯として利用する
千葉湯とは、大根の葉を使ったお風呂の事です。
大根の葉を食べきれなかったら、
千葉湯を試してみましょう。
作り方は簡単です。
刻んだ大根の葉をざるに入れて、
風通しの良い日陰で1週間ほど干し、
保存しておきます。
してしまうと色が悪くなるので、
風通しの良い日の当たらない場所に干すのがポイントです!
お風呂に入れる時は、それを木綿などの袋に入れ、
沸騰したお湯で20分くらい煮出します。
その煮汁を大根の葉が入った袋ごと、
お風呂の中に入れ、よく揉みだします。
大根のエキスで体が温まり、
冷え性や神経痛、腰痛、肩こりなどに効果的です。
大根の葉の保存方法について
日陰でしっかり干し、パリパリになった大根の葉を、
ナイロン袋や、ジップロックに入れて保存します。
3か月間くらいは保存がききますよ。
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まとめ
大根は、白い根の部分よりも、
葉の部分の方が栄養があります。
大根は葉付きのものを買って、
葉までしっかりと食べるようにしましょう。
また、大根の胃腸を整える働きは、
大根の根の部分の酵素が大きくかかわっています。
米を主食とする私たち日本人には、
胃の中に入ったでんぷんを分解する酵素の作用は、
大変ありがたいものですね。
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒大根の効能について 大根に秘められた8つの効能について紹介します
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の健康についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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