卵の殻は、植物の肥料になるのか? 気になる疑問にお答えします

肥料

栄養価や使い勝手の良さにおいても、優等生な食材である卵。
卵の殻は、畑にまくと肥料になると聞いたことがあります。

しかし、肥料にならないということも聞きます。
そこで、今回は
卵の殻は肥料効果があるのかどうか。
詳しく調べてみましたので
紹介します。

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卵の殻の主成分について

卵の殻の主成分は、炭酸カルシウムです。
また、卵の殻に残った卵白や薄皮には
たんぱく質が残っています。
これが分解されると、有機肥料になります。

 

炭酸カルシウムについて

炭酸カルシウムは、貝殻にも含まれている物質です。
貝殻と言えば、
縄文時代の貝塚から貝殻がたくさん発見されています。

このことから分かるように、
炭酸カルシウムは安定性が高く
長い時間置いてもほとんど分解されません。

卵の殻も同じです。

例え、卵の殻を細かく砕いても、
少なくとも、30~50年の単位で分解するような性質を持ち合わせていません。
言い換えれば卵の殻は、
成分上の分解が進み植物が吸収するまでになるまでには、
人間の一生。以上の期間が必要です。

つまり、炭酸カルシウムとして
肥料にはなりません。

 

たんぱく質について

卵の殻に残っているたんぱく質も、
ほんの微量です。
確かに分解されると有機肥料にはなりますが、
量が少ないのでほとんど効果はないでしょう。

このような理由から、卵の殻を畑にまいても
あまり養分になるというわけではありません。

 

卵の殻のその他の使い道について

卵の薄皮は美容に効果的です

卵の薄皮は、厚みが0.07mmほどの薄い膜で、
タンパク質から出来ています。
卵の薄皮
料理を作るときには、
ほとんどの方が、卵の殻と一緒に、
捨ててしまっているのではないでしょうか。
でも、卵の薄皮にはすごい効果があります。
捨てるにはもったいないですよ

 

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卵の殻に含まれるシスチンが美白効果を生みます

卵の薄皮に含まれるアミノ酸の中で、
最も多く含まれているシスチンは、
体の中で、L-システインという
美白作用のある物質に変化します。

 

L-システインはメラニンができるのを防ぎます

このL-システインには、ビタミンCと協力して、
シミやそばかすの原因となる
メラニンができるのを防ぐ働きがあります。
シミやそばかす
また、過剰に出来てしまったメラニンを無色化して、
さらには肌の代謝を正常化して、
角質に沈着したメラニンの排出させる効果もあります。
このL-システインは、多くの美白化粧水の原料となっています。

 

 

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卵の薄皮の化粧水の作り方

薄皮で化粧水を作るには、
生卵10個分の殻を使用します。
卵の殻
水に浸けておくと、むきやすくなるので
3時間ほど水に浸けておきます。

そして、丁寧に薄皮を向きます。
次に、35度のホワイトリカー100mlに浸け
冷蔵庫で1週間置いておきます。
その原料に精潜水50mlとグリセリン20mlを加えれば
出来上がりです。
冷蔵庫で保管し、1か月以内に使い切りましょう。

ホワイトリカー
グリセリン

 

まとめ

卵の殻の主成分は、炭酸カルシウムです。
そして、殻に残った少量のたんぱく質です。

炭酸カルシウムは、分解されるまで
すっごい長い期間を要しますので、
卵の殻は、肥料になりません。

しかし、卵の殻にこびりついている、
卵の薄皮は、美容に大変効果的です。

美容に利用する方が良いということが分かりました。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

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紹介していますので、参考にしてみてください。

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