畳は、ジメジメとした日本の気候風土に最適であることから、
古くから使われてきました。
畳でよくあるトラブルが、「畳にカビが生えた」
「畳に、醤油などをこぼしてシミになった」
「畳をタバコの火などで焦がしてしまった」
「畳に家具の跡がついてしまった」等、
今回は、畳のダニが発生してしまった場合の
対処法を紹介します。
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目次
ダニの種類について
ヒョウヒダニ
このダニは、1年中見られるダニです。
じゅうたんや家具等に多くいます。
大発生した際、このダニの体や死骸、
糞がアレルギー性疾患の原因(アレルゲン)となりますが、
人を刺したりすることはありません。
コナダニ
梅雨時や秋口に増殖するダニで、
高温多湿を好み、繁殖力が極めて旺盛なのが特徴です。
食品や医薬品、畳に発生します。
人を刺すことはありませんが、
大発生するとコナダニを捕食するツメダニが増殖し、
そのツメダニによって刺咬被害がでます。
ツメダニ
梅雨時や秋口に増殖するダニで、
特に8~9月は被害が激しいです。
ヒョウヒダニ、コナダニやチャタテムシ等を捕食し、
これら餌になるダニ等が増えることで、
ツメダニの発生も多くなります。
吸血はしませんが、たまに間違って人を刺し体液を吸うため、
刺咬症の主な原因のひとつになっています。
イエダニ
5~9月かけて発生し、
ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニです。
宿主であるネズミが死んだ場合や、
ネズミの巣内で大発生した場合等に、
移動して人から吸血します。
割れ目や暗いところに潜み、
吸血は普通夜間に行います。
6~9月が発生の最盛期で、人への被害もこの時期に集中します。
どんな隙間にも入り込むダニの恐怖についての動画です。
参考にしてみて下さい。
↓ ↓ ↓
ダニによって引き起こされる害について
ツメダニやイエダニは、人を刺します。
刺されると、その瞬間は痒みも腫れもないですが、
1~2日経つと赤く腫れてかゆみが起こり1週間ほど続くことがあります。
また、ダニはアレルギーの原因になります。
生きているダニもそうですが、ダニの死がいやフンによっても、
アレルギーになります。
特に、アレルギーを持っている方は、
何とかしたいですよね。
市販薬によるダニの退治方法について
畳に針を刺して使用する、ダニ用の殺虫剤ってありますよね。
実は、針を中心に半径3cm位はダニ退治に効果がありますが、
それ以上離れると効果がないので、あまりお勧めではありません。
また、殺虫剤を炊いて煙でダニを殺す方法も、
殺虫剤の説明書に「畳表面のダニ」と表示している様に
畳の中にいるダニを退治することはできません。
つまり、市販の殺虫剤ではあまり効果がないということですね。
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ダニ退治には、スチームアイロンが効果的です
ダニは50℃以上で30分以上放置すると、
ほとんどのダニが死滅します。
もちろん、それ以上の温度なら即死ですね。
まずは、ダニを畳やカーペットの表面におびき出しましょう
作業の前に部屋を暗くして、
1時間程度放置しておきましょう。
そうすることにより、ダニの活動が活発になります。
ここで、スチームアイロンの出番です
まず、タオルを水で塗らして、
しっかりと絞ります。
そのタオルを、ダニが潜んでいそうな場所に
タオルを押し当てます。
そして、温度を最強にしたスチームアイロンを、
濡れタオルの上から押しあてるだけです。
これで、ダニは即死です。
アクリルや、ポリプロピレンといった繊維の場合、
熱に弱く、穴が開く危険もあります。
事前に素材を確認するか、
カーペットの端の方で試してください。
次に畳に残ったダニや死骸、フン等の除去に移ります。
ここで役に立ってくれるのは掃除機です。
畳の目にそって、丁寧に掃除機をかけていきます。
掃除機での掃除の目安として、
1帖あたり30秒以上かけてください。
掃除機での吸引が終わった後、
雑巾を熱いお湯で濡らし、
固く絞って表面を拭き取ります。
この時、しっかりと水気を取るようにして下さい。
水気を取らないと、畳の光沢がなくなったり、
黒ずむことがあるからです。
固く絞った濡れ雑巾で拭いた後に、
乾いた雑巾で拭くのがよいでしょう
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒畳のお手入れ方法 畳にカビの発生した時の、お手入れ方法を紹介します。
⇒畳のお手入れ方法 畳にシミができた時の、お手入れ方法を紹介します。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の暮らしの豆知識についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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