自分がやけどをしてしまっても、
冷やしてすましている場合もありますが、
赤ちゃんや子供がやけどをした場合は、心配ですよね。
では、赤ちゃんや子供が、やけどをしてしまった時
どのように対処すればよいのか
詳しく紹介します。
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子供の事故の中でもっと多いのは、やけどです
生後6か月頃から、2歳半までが
最もやけどを受けやすい年齢です。
体が小さい為に、やけどの占める割合が広く、
重症になりやすいのが特徴です。
外見上は、やけどがなくても
熱い空気を吸い込んで気管がやけどしていることもあります。
また、皮膚が薄いため、深いやけどになりやすく、
治っても瘢痕を残しやすいので注意が必要です。
やけどをした時の応急処置について
まずは、流水で冷やす
流水で痛みが軽くなるまで、20~30分程度冷やし続けます。
ただ、水圧には注意してください。
水圧が強すぎると、流水で水膨れを破ってしまう場合があります。
水膨れは、破ってはいけません。
[illust_bubble subhead=”水膨れは、破ってはいけません。” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]水膨れが破れると、
そこから細菌感染する恐れがあります。
水膨れは自然と皮膚に吸収されますので、
自然に治るまで破らないようにしましょう。[/illust_bubble]
また、子どもは大人と違って、
低体温になりやすいため、
冷やす部分以外は毛布でくるむなどしてあげてください。
もし、皮膚が服にくっついていたら脱がさないでください。
これは、皮膚が服と一緒にはがれるのを防ぐためです。
もしくっついていたら、服の上から流水で冷やします。
アロエは塗らないようにしましょう
アロエやみそなどは塗らないようにしてください。
これらを塗ると良い、という民間療法の話もありますが、
細菌感染を起こす原因となることがあります。
塗るのでしたら、オイチミンDやアットノンにしましょう。
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やけどの範囲が、子供の手のひら程度以上なら、病院に行きましょう
やけどの範囲が全身の1%(子どもの手のひら程度)以上なら、
必ず病院を受診します。
また、関節のやけど(皮膚の引き連れで動かしにくくなる)や
顔のやけど(気道のやけどの可能性)も受診しましょう。
万一全身の10%(子どもの片腕、片足、顔、おなか、背中)以上に
やけどをすると、子どもの場合は危険な状態になりますので、
至急救急車を呼びましょう。
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やけどの重症度について
やけどの重症度は、
皮膚のどれだけ深くまで損傷が及んでいるかによって、
大きく3つに分類されます。
画像引用 http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/36_yakedo/index1.html
Ⅰ度熱傷
このやけどは、表皮のみの損傷です。
症状としては、ヒリヒリして赤くなります。
一時的に色素沈着がありますが、
数日で自然に治り、やけど跡は残りません。
この場合は、病院に行く必要がありません。
Ⅱ度浅在性
表皮基底層までの損傷です。
症状としては、痛みが強く、
皮膚は赤くなり、水ぶくれができます。
上皮化後に、色素沈着などが起きますが、
やけど跡はあまり残りません。
ただし、やけど後のケアによっては、
やけど跡が残ることがあります。
Ⅱ度深在性
真皮深層までの損傷です。
症状としては、皮膚は赤く腫れ、水ぶくれなどが起きますが、
痛みは軽度で、水ぶくれの下の皮膚が白くなっています。
上皮後に瘢痕が残りやすいです。
Ⅲ度熱傷
皮膚全層の損傷です。
症状は、痛覚が失われて痛みはなく、
肌の表面は壊死していることもあります。
創面は白く乾燥し、水ぶくれはできません。
やけど跡ははっきりと残り、
盛り上がったり、ケロイド状に残ることもあります。
皮膚が引っ張られる感覚や、機能障害が起こる場合もあります。
まとめ
子供は、大人と比べて皮膚が薄く、
やけどをすると重症になりやすい特徴があります。
また、少しのやけどでも、
身体が小さい為、見た目以上に重症(全身の1%以上のやけど)
な場合があります。
子供の場合は自分で治療できず、
頼りになるのは親です。
子どもの手のひら程度以上のやけどなら、
必ず病院を受診しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の健康についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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