日本の気候と風土で、
長い年月をかけて引き継がれてきたのが和風庭園です。
洋風の庭にはないシックで落ち着いた和風の庭。
情緒があふれる和風の庭で、
古き良き日本の風景を再現してみませんか。
狭い面積を利用して坪庭、アプローチを利用してモダンな石畳など、
小さな場所でも楽しめるのが和風の庭の良さです。
そこで今回は、
敷石を使った和風庭園の作り方
自分で簡単に施工する方法を紹介します。
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どの敷石を使用するのか選びましょう
御影敷石ノミ仕上げ
御影石は、最もポピュラーな敷石となります。
特徴として、硬く、加工しにくい特徴があります。
産地によって粒子の大きさや色が異なり、
磨くと光沢が出ます。
そして、風化に強く耐久性が高い性質を持っています。
御影石の色は、白・グレー・黒・緑・赤などと豊富であります。
ノミ仕上げは、
ノミで切り出した状態の為、
表面が凸凹しています。
御影敷石バーナー仕上げ
御影石の表面に1800℃前後の火炎をあて、
石材の表面を弾け飛ばして荒らす表面仕上げです。
石材を構成する鉱物の熱膨張率の違いを利用しています。
ノミ仕上げは、表面が凸凹に対して、
バーナー仕上げは、表面が滑らかです。
御影石ビシャン加工
専用の工具を使い、
磨いた墓石にわざと細かなデコボコをつける加工のことを、
ビシャン加工といいます。
ビシャン加工を施すと風合いが柔らかくなるため、
デザインとして採用される場合と、
雨や雪などで滑りやすい部分(敷石や踏面)などに、
この加工を施し、滑りにくくするといった実用的な用途があります。
まずは、どのようなレイアウトにするのか決めましょう
30cm×60cmの敷石を中心に使って並べた場合、
下図のように4種類の並べ方があります。
自分の好みに合った並べ方を採用しましょう。
次に、下地の準備をして行きます
敷石を敷き詰める場所に穴を掘ります
敷石を敷いた部分は、
アプローチとして歩けるようにしなければいけません。
そこで、周りの地面と同じ高さに敷く必要があります。
そのために、下地の穴を掘ります。
穴の深さは敷石の厚さ+2~3cmです。
敷石が薄いところは、あとで施工する砂を使って調整可能です。
平均した深さで穴を掘り、
下地をきちんと仕上げることが、
美しく敷石を敷き詰めることにつながります。
掘った穴は、足などでしっかりと踏み固めておきましょう。
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セメント用の砂を穴に敷き詰めます
使用する道具
先ほど掘った穴に、
セメント用砂を敷き詰めます。
この砂はセメント用の砂が経済的で便利です。
先ほど踏み固めた地面の上に袋を開け、
砂が平らに敷かれるようにのばしていきましょう。
砂の厚さはおよそ2~3cmです。
固い地面の上に敷石を敷くための
「フカフカのクッション」の役割を果たします。
それでは、敷石を並べていきましょう
予定していたレイアウト通りに敷いていきます
使用する道具
あらかじめ予定したレイアウトどおりに敷きましょう。
敷石の厚みは差があります。
決して均一ではありません。
両面をよく見比べて、
凹凸の差が激しい方をウラ返して敷くのがコツです。
こうすれば、ウラ面の薄い部分には砂を追加で入れて、
グラグラすることを防げます。
また、ある程度サイズ規格が決まっているとはいえ、
実際の敷石は自然石。
キッチリと30×60cmが整然と並ぶわけではありません。
こんな場合はスコップで掘った穴の壁を広げ、
敷石が収まるように調整して下さい。
敷石同士の間は、「目地」として1cm以上すき間を開けてください。
また、掘り込んだ穴の「壁」の部分と敷石の間にも目地を作るのも忘れずに。
敷石を置いたら、ゴムハンマーで上から軽く叩いて落ち着かせます。
必要以上に力を入れてガンガン叩くと、
下に敷いたクッションの砂をへこませてしまうので注意!
最後に、珪砂を目地に流し込みます
使用する道具
全て敷き終わったら、
目地に珪砂を流し込みましょう。
目地の穴を埋めるようにして、
ホウキや木片で流し込んでいきます。
敷き込んだ石の縁の部分にも珪砂を入れて、
全体が動かないように固定して下さい。
これで完成です。
まとめ
今までのお庭が見違えるようになりますよ。
敷石で、最もよく使われているのが、
御影敷石ノミ仕上げです。
是非一度チャレンジしてみて下さい。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のDIYの豆知識についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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