カイガラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します

害虫駆除
薬剤に強いので、ティッシュで拭き取ったり、ピンセット等で取り除きます。 効果的なのは、水で洗い流すと良いです。 鉢土に卵が潜んでる可能性が有るので、洗い流した後は植え替えると安心です。

カイガラムシは、植物の生育を妨げます。
カイガラムシは植物の汁を吸って暮らしています。
これが大量に付着すると、
新しい枝や葉が出にくくなってきたり、
最悪枝が枯れることがあります。

ですので、植物を育てている人にとっては害虫です。
人体に影響するような害を与えることはありません。

そこで今回は、
カイガラムシの退治の仕方について
農薬を使用しない方法や効果的な農薬・
おすすめの方法を紹介します。

 

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目次

カイガラムシの害について

カイガラムシは、植物の栄養分を吸い取ってしまいます

直接的な被害は、
付着しているカイガラムシそのものが美観を損ねることと、
吸汁されるため生育に悪影響を及ぼすことです。

寄生数が多いと新梢や新葉の出方が悪くなったり、
枝枯れを起こすこともあります。

カイガラムシの成虫です

 

カイガラムシの成虫です

 

カイガラムシの幼虫です

 

 

 

カイガラムシは、病気を発生させます

カイガラムシの排泄物の上に「すす病」が繁殖して、
葉が黒くなることです。

美観を損なわれるだけでなく、
植物にとって大切な光合成が妨げられ生育が悪くなります。

また、枝などの寄生場所にビロード状の物が付着したように見える
「こうやく病」を誘発します。

変わった被害症状としては、
枝や幹に5mm前後の円形の白っぽい斑点を生じることがあります。
これはカイガラムシが付着していたこん跡です。

 

 

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カイガラムシの退治の仕方について 農薬を使用しない場合

カイガラムシ自体を擦り取りましょう

カイガラムシは、貝殻にまとわれた形状になっています。

これを植物からはぎ取ることで退治することができます。
一度、植物からはぎ取られると、
カイガラムシは生きていくことができず、
死滅してしまいます。

一度、葉に卵などが付着したら、
軍手を濡らして、挟んでこすり取るりましょう。

カイガラムシの成虫(殻にまとわれた形状)の場合は、
使い古した歯ブラシを濡らして拭き取るのも良いですよ。

様々な場所で使えるので歯ブラシはすぐ捨てないで、
取っておくといいです。

ただし、カイガラムシの数が多いと
気の遠くなるような作業になります。

 

 

 

 

カイガラムシ退治の仕方について 効果的な農薬について

カイガラムシには、幼虫と成虫があります。
幼虫の時期は、かたい殻に覆われていない為、
農薬が効きます。
しかし、成虫になってしまうと
かたい殻に覆われて、効く農薬が限られてきていしまいます。

 

 

 

 

ベニカXファインスプレー(幼虫に効果があります)

草花、花木や庭木の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対しては速効性と持続性があります(アブラムシで約1カ月)。
病原菌の侵入を防いで病気も防除します。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

ベニカXファインスプレー

 

 

 

 

ベニカDX(幼虫に効果があります)

2種の殺虫成分と1種の殺菌成分を配合
逆さでも噴射できる新機構を採用。
裏への散布にも便利です。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

ベニカDX

 

 

 

 

ベニカX乳剤(幼虫に効果があります)

草花・庭木に発生しやすい害虫と病気を同時に防除します。
アブラムシ、ケムシ、うどんこ病が発生しやすい、
さるすべり、 はなみずきなどの花木にはおすすめです。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

ベニカX乳剤

 

 

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ベニカグリーンVスプレー(幼虫に効果があります)

野菜、草花・観葉植物、花木など幅広い植物の病害虫を防除します。
トマト、きゅうり、なす、いちごでは散布翌日に収穫できます。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

ベニカグリーンVスプレー

 

 

 

 

オルトランDX粒剤(幼虫に効果があります)

2つの浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る効果が持続します。
葉の裏・土の中など、直接殺虫剤がかかりにくいところにいる害虫も、
効果的に退治します。
土にばらまくだけで植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る予防的効果が約1ヵ月(アブラムシ)続きます。

通常のオルトラン粒剤は効果がないので、
DX剤を使用しましょう。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

オルトランDX粒剤

 

 

 

 

ベニカJスプレー(幼虫に効果があります)

直噴散布でケムシ、イラガなど
高い所や近寄りたくない害虫を遠くからねらい撃ちできます。
ケムシには速効性と1週間の持続性(チャドクガ、アメリカシロヒトリ・若令幼虫)
があり、散布後に発生した害虫も退治します。
浸透移行性により、
葉の中や散布液がかかりにくい場所に生息している害虫にも効果的です。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

ベニカJスプレー

 

 

 

 

ベニカベジフルスプレー(幼虫に効果があります)

幅広い害虫に優れた効果があり、だいこん、キャベツなどの野菜、うめ、かき、かんきつなどの果樹に使えます。
速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治します。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

ベニカベジフルスプレー

 

 

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オルトラン液剤(幼虫に効果があります)

葉から吸収されて植物体内にゆきわたり、
広範囲の害虫に対して効果が持続するすぐれた浸透移行性殺虫剤で、
害虫防除薬として適しています。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

オルトラン液剤
 

 

 

スミチオン乳剤(幼虫に効果があります)

アブラムシ・スリップス・アメリカシロヒトリなど、
各種の害虫に効果のある家庭園芸の代表的な殺虫剤です。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

スミチオン乳剤

 

 

 

 

オルトラン水和剤(幼虫に効果があります)

散布面積が広い場合や、背の高い庭木などに適しています。
効きめは浸透移行性で、効果の持続性があり、
広範囲の害虫防除におすすめです。
計量の手間がいらない便利な分包品です。

 

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

オルトラン水和剤

 

 

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マラソン乳剤(幼虫に効果があります)

野菜から草花まで幅広く使える家庭園芸の代表的殺虫剤です。
広範囲の害虫にすぐれた効果があります。

散布の時期は5~7月の幼虫期~羽化期に使用することで、
効率的に駆除することが可能です。

 

マラソン乳剤

 

 

 

 

マシン油乳剤(幼虫・成虫に効果があります)

マシン油乳剤は機械に使う潤滑油を乳化させたもので、
昆虫が呼吸をしている気門を塞いで窒息させる効果があります。

成虫で越冬中のカイガラムシにも効果が期待できる薬剤です。

12月~2月の晴れた日を選んで丁寧に散布して下さい。
冬の時期に何度か散布することで、
カイガラムシの発生を予防することが出来ます。

マシン油乳剤

 

 

 

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カイガラムシエアゾール(幼虫・成虫に効果があります)

さまざまな庭木やばらのカイガラムシを、
2つの成分で効果的に退治します。
成分が枝に浸透して殺虫効果が約1ヵ月持続(ルビーロウムシ 夏期孵化幼虫)
するので、散布後に発生した害虫も退治します。
夏期だけでなく冬期の越冬成虫にも効果があります。
ジェット噴射で高いところまで薬剤が届きます。

カイガラムシエアゾール

 

 

 

 

アクテリック乳剤(幼虫・成虫に効果があります)

薬剤が直接かかって退治する接触効果と、
ガス効果を兼ね備えた殺虫剤です。
オンシツコナジラミ・カイガラムシ・アブラムシなどの
広範囲の害虫にすぐれた効果を発揮します。

アクテリック乳剤

 

 

 

 

ベニカ水溶剤(幼虫・成虫に効果があります)

野菜、果樹、花など幅広い植物に使用できます。
有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、
殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)。
すぐれた浸透移行性殺虫剤です。

また有効成分が葉の表から裏に移行しますので、
葉裏に隠れている害虫にも有効です。

コナジラミ、カイガラムシ、カメムシ、ケムシ、アオムシ、カミキリムシ、コガネムシ等の害虫にも効果的です。

ただし、1週間間隔で2~3回散布しないとゼロに近づかないでしょう。
理由は、4月の気温が低い時期には効きにくいことと、
成虫にも効きにくいからです。

ベニカ水溶剤

 

 

 

まとめ

カイガラムシは、幼虫の時期と成虫の時期があります。
幼虫の時期は、割りと農薬が効きやすいのですが、
成虫になってしまうと、農薬が効きにくくなり、
駆除が厄介になります。

幼虫の時期に駆除するのがベストなのですが、
幼虫の時期は小さく、見つけにくいので、
大抵は成虫の時期に発見します。

成虫の時期に発見した場合は、
マシン油やアクテリック乳剤などを使用して、
退治しましょう。

カイガラムシ退治は、農薬を一度散布するだけではなく、
数度根気よく散布して、退治しましょう。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の害虫対策も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

害虫対策について(目次)

 

 

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