キキョウは東アジアに広く分布する多年草ですが、
日本では、絶滅危惧種になっています。
秋の七草のひとつとして、
古来より美しい花が人々に愛され、
万葉の時代から観賞されていました。
清々しい青紫色をしている星形のお花と、
紙風船の様に蕾が可愛く膨らむ花が魅力的です。
そこで今回は、
キキョウの育て方について、
紹介します。
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目次
キキョウの花言葉について
キキョウ全体の花言葉は、
「永遠の愛」「気品」です。
その昔、恋人を一生待ち続けた若い娘の物語からこの花言葉がつけられました。
また、花の色によって、
花言葉も変わります。
紫の桔梗の花言葉は「気品」
白の桔梗の花言葉は「清楚」です。
⇒キキョウ
キキョウの育て方について
土づくりの仕方について
キキョウは弱酸性の土を好みます。
ですので、石灰をまく必要はありません。
用土は、市販の草花培養土を利用します。
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植えつけ方について
日陰では育ちませんので、
必ず日光の当たる日向に植えます。
水やりの仕方について
鉢植えの場合は、
土の表面が乾いたら、
しっかりと水を与えます。
地植えの場合は、特に水やりの必要はありません。
自然の雨だけで十分です。
余りにも乾燥が続く場合のみ、水やりをします。
肥料の与え方について
植え付けの時に、カリとリン酸成分の多い
ゆっくりと効く緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。
マグアンプがお勧めです。
その後は、花が枯れるまでの間、
2〜3週間に一度ぐらいの頻度で液肥を与えます。
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増やし方について
株分けと種まきで増やすことが出来ます。
株分けの場合は、
3~4月が適しています。
自然に株が分かれている部分で分け、
根茎を切って分けます。
種まきの場合は、
市販の種や、自分で採取した種を、
冷蔵庫に保管して2月から3月にまきます。
手入れの仕方にいて
花がら摘みをこまめに行い、
花後に半分まで切りつめると再び開花します。
葉が枯れたら株元まで茎を刈り込むと、
翌年に草姿が整います。
キキョウの耐寒温度は、-10℃です。
耐寒性は強いので、冬越しは可能です。
霜が降る場合は、腐葉土などを厚めにかぶせて対策します。
病害虫対策について
クロウリハムシ、アブラムシ、ヨトウムシ等が発生します。
発生したら、
ベニカXファインスプレーを散布しましょう。
草花、花木や庭木の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対しては速効性と持続性があります(アブラムシで約1カ月)。
病原菌の侵入を防いで病気も防除します。
また、夏に風通しが悪くなると、
立枯病、茎腐病が発生します。
発生したらダコニールで対処しましょう。
広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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