チューリップは秋植え球根の代表格です。
秋に植えて、春に咲きます。
子供のころから、誰もが知っているチューリップですが、
150種類くらいあります。
チューリップは家庭でも栽培し やすいお花です。
そこで今回は、
チューリップの育て方について
球根からの育て方から、来年も咲かせる方法を紹介します。
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チューリップの種類・品種について
チューリップは、多年草になります。
多年草とは何年も同じ個体が生きる植物で、
特に草の事を言います。
多年草のうち、通年緑の物を常緑多年草、
地下茎や根で越冬(ないし越夏)するものを園芸的に宿根草、
球根や根塊で増殖するものを球根植物と呼びます。
チューリップは球根植物であり、同時に多年草です。
ただし、暖地では1年草扱いする事が多いです。
チューリップの品種は、150種類くらいあります。
今回はその中でも、人気の品種に絞って紹介します。
はちみつミルク
ミルク色の花弁に、
はちみつのようなクリームイエローの模様が入る人気品種です。
ハチミツのかかったような優しいミルク色のお花で、
とても癒されますよ。
黄小町
日本一生産されている品種になります。
球根生産性、耐病性、花持ち性抜群です。
花持ちがとても良い、
富山を代表する黄色品種になります。
とやまレッド
黄小町の突然変異品種です。
PVP品種富山県チューリップの、
“フラッグシップ”と位置付けている品種です。
ピンクダイヤモンド
日本人女性に抜群の人気品種、花持ち抜群です。
パステルピンクの愛らしい花は、
不動の人気品種になります。
チャーミングビューティー
華やかなオレンジ色の八重咲きです。
楊貴妃
桜色のやさしい雰囲気が人気のユリ咲きです。
チャイナピンクの突然変異株になります。
チューリップの育て方について
チューリップの植える時期について
チューリップは、実は種からでも植えられますが、
球根から植えるのが一般的です。
理由は、種からだと花が咲くまで、
5年ほどかかるからです。
チューリップの球根植え付けは、
冬の寒さが本格的にくる前、10月~11月上旬が適しています。
しかし、1月までに植えられたら大丈夫です。
あまり遅いと、
充分に根が張れず生育に支障が出ます。
チューリップの土づくりについて
チューリップは、水はけのよい土を好みます。
鉢植えであれば、
赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で
混ぜた土を利用しましょう。
そして、緩効性肥料(マグアンプ)を混ぜこんでおきます。
地植えであれば、
腐葉土を庭土の3割くらいまぜ、
緩効性肥料(マグアンプ)を混ぜこんでおきます。
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チューリップの植え方について
チューリップを綺麗に咲かせるコツは、
球根の向きが同じようになるように植えることです。
発芽後、葉っぱの向きが同じに揃い綺麗に見えます。
花は、朝開き、夕方閉じます。2週間ぐらい咲きます。
チューリップの球根は植え付けられた後、
寒さに当たって花芽を作り、
球根を消耗しながら葉を出して開花します。
チューリップは、浅く植えすぎると
根が下に伸びていく力で球根が持ち上がり、
地上にでてしまうことがあるので注意しましょう。
チューリップの水やりの仕方について
水は土の表面が乾いてきたならば、
たっぷりと与えるようにします。
球根を植えた時には、
特に上部には何もないので忘れがちになりますが、
多く与える必要はないのですが、
球根を乾かさないようにしてください。
そして、日当たりを好みますので、
日当たりのよいところで管理してください。
チューリップは、
一ヶ月間ぐらいは寒さに当てることが必要です。
そのまま外で管理してもよく、
早く咲かせるためには、その後部屋の中に取り入れて、
日当たりのよい暖かいところで管理すればよ いでしょう。
早く咲かせようとしなくても外でもちゃんと咲きますよ。
チューリップの肥料のやり方について
肥料は植え付ける際に、
あらかじめ土にゆっくりと効くタイプの肥料(マグアンプ)
を混ぜ込んでおきましょう。
通常花を咲かせるためには特に肥料を与えなくてもよいのですが、
この元肥は緩効性の肥料で、
来春葉が出て花が咲いた頃からじわじわ効きはじめ、
特に花後の球根の回復のために効果を発揮します。
そして、これだけでは不足するので、
葉が健全なうちにハイポネックスなどの液肥を
10日に一度与えます。
花後の手入れについて
花後(花びらが落ちかけた時)は、
早めに花の茎を切りとり
葉っぱが枯れるまで、マグアンプを与えます。
2~3週間に1回程度で良いです。
花をそのまま付けておくとタネができ、
余分な栄養がとられてしまいます。
チューリップの増やし方について
チューリップは花後、(花を切られて結実しなかった場合は)
伸びた葉で光合成し、
肥料を吸って球根を肥大させたり、子球を作ります。
チューリップは寒冷地植物なので、
涼しくて蒸れない環境だと、
長く葉をつけて充分に肥大していきます。
しかし、関東の梅雨等は、
日が射す量が少ない上に蒸し暑く、
充分に肥大しないまま地上部分が枯れたり、
ウイルス病が発生したりします。
病気が発生しなくても、球根の消耗は回復されないので、
関東より西の場合は、毎年開花は難しくなります。
(また同じ球根を開花させるには、
数年葉だけのチューリップをよく日に当てて育てる必要があります)
チューリップは、
大体6月頃になると、葉が黄色く枯れてきます。
そうなってくると、堀上のサインです。
球根を掘りあげて、陰干しして表面の土を落とし、
球根が分かれているものは一つずつ丁寧に分けます。
目の粗いネットなどに入れて、
風通しのよい雨の当たらない日陰に貯蔵します。
親球と同じくらいの大きさに達しているものなら、
来年にも花が咲く可能性が大きいですが、
小さいものなら、花が咲くまで数年かかります。
あと、いい(大きい)球根をよく管理すれば、
普通の管理で2〜3年なら咲きます。
目安としては6〜7月までしっかり葉があれば、翌年も期待出来ます。
また庭植え出来るなら、
思い切って深植え(2〜30cm)するとあまり分球しないので親球が膨らみ、
数年開花させる事が出来たりします。
その辺は微妙な差なので、やってみて下さい。
私はチューリップは1年草扱いにして密植えし、
鉢にブーケみたいに咲かせるのが好きです。
チューリップには、HB101がお勧めです
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。
以前に定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
チューリップの病害虫対策について
チューリップの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
チューリップの病気対策について
使用する道具
灰色カビ病
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒灰色かび病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します
まとめ
チューリップは、
最も有名な球根です。
ただ、チューリップは、
一度植えれば何年も同様に咲くものとは思わないで下さい。
花が咲いた後、球根が分球し小さくなり、
翌年は極端に花が貧弱になったり、花が咲かなかったりします。
冬多雨で、夏乾燥している地域ですと、
球根は分球後順調に成育して、どんどん増えていってくれるのですが
日本の太平洋側では望むべくもありません。
よほど大きかった優良なものは、
翌年もちゃんと咲くかな・・・。といった程度です。
ですから、一年限りと割り切って、
翌年また新たな購入しておられる方が多いようです。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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