バラは、
どの世代にも人気が高いお花です。
花を咲かせたバラは、
品のあるその美しさに、ついつい見とれてしまいますよ。
バラは難しそう、手間が掛かると思われる方もいるかと思いますが、
実際は、思ったよりも丈夫で、
一度植えれば何十年も楽しむことができます。
バラの育て方のポイントは、
良い苗木を適期に植える 事と、
バラが育ちやすい場所で育てる事です。
そこで今回は、
バラの育て方について
キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します 。
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目次
バラの品種について
原種・原種系交雑種
バラは、バラ科バラ属に属す被子植物の1つです。
北半球にのみに自生し、その数は 150 ~ 200 といわれています。
これら自生していたばら達を「原種(Species)」と呼んでいます。
この原種からばらの歴史は始まっていきます。
原種ばらのほとんどはシュラブ樹形かつるばらで、
春にのみ開花する「一季咲き」がほとんどになります。
オールド ローズ
「オールドローズ」とは、
名前の通り古くからある歴史的な品種群を指します。
品種の成り立ちの違いからいくつかの系統があり、
それぞれ特徴が異なりますが、
一般に「つる性」であることが共通しています
(一部ブルボンローズにて例外有り)。
また、「ダマスク香」に代表される、
すばらしい芳香を持つ品種が多いことも特徴です。
古い系統ほど一季咲きのものが多くなり、
枝はしなやかで誘引しやすく、
園芸素材として最も優れた性質を持っています。
つるバラ
「クライミング」「ランブラー」「シュラブ」の三系統です。
「クライミング ローズ」は、
おおまかに分けて成り立ちが2つあります。
1つは元々つる性として作出された品種たち、
もう1つは、四季咲き木立ち性ばらからの枝変わり(突然変異)により
生じた品種たちです。
品種数もバリエーションも大変多く、
個性豊かな系統です。
「ハイブリッド コルデシー(Hkor)」は品種数が少ないため、
「クライミングローズ」に分類しております。
ロサ・コルデシーを元にした系統で、
耐寒性に優れたつる性バラです。
「ランブラー ローズ」は、
その起源になった原種たちによって細かく分類されます。
具体的にはつるばらの仲間のうち、
日本の野ばら(ロサ・ムルティフローラ)や
照葉ノイバラ(旧ロサ・ウクライアナ、現ロサ・ルキアエ)、
その他ロサ・モスカータやロサ・セティゲラなどを交配親とする
品種群をランブラーローズと呼んでいます。
最後の「シュラブ ローズ」は、
以上に紹介してきたつるばらの中で、
他のどの系統にも含めにくい品種全般に使われている言葉です。
⇒つるバラ
四季咲きバラ
名前の通り「四季咲き性」を示す「木立性」の品種群です。
植物学的な「四季咲き」とは、
一定の温度があれば安定して
必ずつぼみを持つ(返り咲き性が不安定でない)性質のことを指します。
そのため、樹形は「横張り/直立」などの違いは品種により生じるものの、
自立型でつる性種よりコンパクトに収まることが特徴です。
バラの育て方について
土づくりについて
使用する道具
バラは蒸れない環境だと根を張って元気に生長します。
そのために準備するのが、水はけのよい土と植木鉢です。
土はバラ専用の培養土を使うと簡単です。
鉢は、大きめのものを準備します。
苗よりも一〜二回り大きなものがベストなので、
苗の大きさを考えて選んでください。
pHは6.0〜7.0が目安です。
苦土石灰をまいて、調整しましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
極端に酸性、アルカリ性が強い状態にあると、
生育に支障をきたすだけでなく、
病気や害虫の誘発にもつながります。
バラの植え替えのやり方について
バラは、新苗なら春から初夏、
大苗なら、真冬を避けた秋から春の間に植えましょう。
鉢の底にある穴を鉢底ネットで覆い、
鉢底石を敷き詰めます。
そして、鉢の1/3~1/2ほど土を入れます。
根についた土は崩さず、苗を鉢の中心に置くようにします。
鉢の縁から下2~3cmのところまで土を入れ、
鉢の底から流れ出るくらい、たっぷりと水やりをしましょう。
水やりで沈んだ分の土は補います。
そして、1週間たったら、固形油粕を土の上に置きましょう。
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バラの肥料の与え方について
使用する道具
バラは他の草花よりもたくさんの肥料を必要とするので、
「肥料食い」とも呼ばれることがあります。
植えるときの土にたっぷりと肥料が含まれていることはもちろん、
追加でたくさんの肥料を与えていきます。
鉢植えは、冬と花が咲いている間を除いて、
毎月1回は定期的に液体肥料を水やり代わりに与えます。
肥料は十分に与えているのに元気がないときは、
活力剤を与えると元気を取り戻しますよ。
いずれの場合も、バラに適した栄養が含まれている
「バラ専用」のものを与えると安心です。
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バラの水やりについて
バラは乾燥しすぎても枯れてしまいますが、
いつも土が湿っていても枯れてしまいます。
そのため、土の状態に気を配ることが水やりのコツです。
土の表面が乾いたら水やりのタイミングです。
鉢植えは、水が蒸発して蒸れないよう、
午前中か夕方に水を株元へ注いでください。
バラの剪定のやり方について
バラの栽培でありがちな失敗は、剪定を怠ることです。
はじめての方は特に「こんなに切っても大丈夫?」
「ちょっと控えめに切って様子を見よう」と思いがち。
でも、翌年きれいな花を咲かせてもらうためには、
思いっきり剪定してみてください。
何度も繰り返して慣れてしまえば、
きれいなバラを長年育てていくことができますよ。
夏の剪定は、
散りはじめた花を摘みとっていきます。
(花の付け根からハサミでカットしてもかまいません)
できるだけ葉がついている枝を残し、
葉を増やす要領で剪定します。
イメージとして、
全体の2/3ほどの高さになるよう、
枝を切りそろえていきましょう
細い、弱い、内向きの枝は、
付け根から切り落としましょう。
冬の剪定は、
開花後、花が枯れる前に枝の上から2~3番目の芽まで切り詰めます。
(こちらも夏と同じで、できるだけ葉を多く残すようにします)
枯れた、弱った、細い枝を全て、
付け根から切り取ります。
内向き・枯れた・弱った・細い枝を切り取りましょう。
また、つぼみがあれば摘みとります
そして、大きく生長した株は、
剪定前の1/2〜1/3の高さまで切り詰めます
(葉が少ない場合は葉がついている枝を切らない)
株元から生えてきた新しい枝(シュート)は、
上から2~3番目の芽まで切り詰めます。
バラの病害虫対策について
バラの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
チュウレンジハバチ
ハダニ
バラの病気対策について
使用する道具
うどんこ病
黒星病
まとめ
バラを上手に育てるには、
土選びが重要です。
バラ専用の土を使うことにより、
病気の発生を抑えることができます。
また、バラは蒸れると病気が発生します。
病気の発生に気付いたら、
すぐに農薬で対処することが重要です。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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