ハイビスカスと聞くと、
真夏を思い浮かべますよね。
ハイビスカスの花は、鮮やかな色が印象的で、
暑さに強く、南国でも元気に花を咲かせます。
そこで今回は、
ハイビスカスの育て方について
キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。
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ハイビスカスの品種について
レモンイエロー
レモンイエローは、鮮やかな黄色の花を咲かせる
オールドタイプの品種です。
とても、爽やかな雰囲気をかもしだしてくれる、
花の中心が白いハイビスカスです。
他のハイビスカスと違って、
開花する時間が遅く、お昼ごろに全開します
ペインテッドレディ
ペインテッドレディは、
上向きに咲く花が多いオールドタイプの品種です。
ピンクの花びらに放射状の白いラインが入り、
中心部は丸く濃い赤色をしています。
オールドタイプには、中輪や小輪のものが多く、
色彩の変化には乏しい傾向がありますが、
生育が旺盛で多花性、花色は赤、ピンク、黄、クリームなどで
すっきり咲くのが魅力です。
葉は切れ込みの深いものが多く、枝は細く良く伸びます。
ペインテッドレディは、花直径15.5cmくらいになり、
オールドタイプにしては花が大きいです。
レッドフラミンゴ
レッドフラミンゴは、
コーラルタイプに分類される品種で、
「ル・カピトリオとも呼ばれます。
樹高は1~2mで、
真っ赤な花びらの下に、
おしべが花びらのように変化したものが付き、
花が2段咲いているような見た目をしています。
レッドフラミンゴは赤花品種になりますが、
オレンジ色のものもあります。
おしべが花弁になって八重咲きになったハイビスカスです。
アイスピンク
アイスピンクは、
花びらの中心から縁に向かうほどピンク色が薄くなっている、
コーラルタイプの品種です。
コラールタイプは、
フウリンブッソウゲをベースにして
交配された品種の総称をいいます。
フウリンブッソウゲと同じように花びらの縁に、
切れこみが入っていて、
細くて垂れた枝の先にたくさんの小さな花が咲きます。
色は一般的に赤系統が多いですね。
アイスピンクは、花びらが先端に向かうにつれて、
氷のように白くなっていることから名付けられました。
マドンナ
マドンナは、ハワイアンタイプの品種で、
花は大きく、太い枝を生やします。
花びらの中心が赤くて、
周りが薄いピンク色をしています。
なんか日本の国旗に似ていますよね。
ですので、ヒノマルという名称で流通しています。
ミセス・ユミ
花びらが赤色からオレンジへと
グラデーションがかかった覆輪の花を咲かせる、
ハワイアンタイプの品種です。
花びらにはシワが入り、南国の雰囲気を漂わせます。
花の色は、
花の大きさは、9~11cm程度の、一重咲になります。
ハイビスカスの育て方について
ハイビスカスは、
10~25度くらいで日当たりがよい環境を好み、
たくさんの水を与えることが生育ポイントです。
寒くなったら室内に移動させ、
夏場は西日の当たらない場所に移して遮光ネットを使い、
季節ごとに環境を整えてあげましょう。
根の生長が早く、夏場は水をほしがるので、
水不足には注意しましょう。
土づくりについて
使用する道具
ハイビスカスは水はけのよい土質を好むので、
地植え・鉢植えともに赤玉土(中粒)6:腐葉土4を混ぜ込んだ土などが
おすすめです。
水はけは、バーミキュライトを2~3割混ぜ込んだり、
鉢底に軽石を置いたりすると改善できます。
pHは5.2〜5.8が目安です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
ハイビスカスを植え付けます
庭への植えつけは5月から6月に行い、
事前に腐葉土などの有機物をよく混ぜてから植えつけます。
また、ハイビスカスは冬越気温が3~5℃以上といわれています。
寒さ・霜に弱い植物ですね。
ですので、来年も咲かせたい場合は、
地植えの場合には、秋口に鉢上げして冬越します。
10月いっぱいまでに行いましょう。
鉢植えは、冬に部屋内へ取り込む前に枝を剪定します。
そして春になったら古い土を半分くらい適当に落とし、
新しい土へ植え替えます。
その際根も適当に切り詰めます。
大きな鉢へサイズアップも出来ますが、
しないほうが無難です。
そうすれば同じサイズの鉢で再度鑑賞できます。
植え替えを怠ると、
生育が衰えるだけでなく立ち枯れを起こしやすくなります。
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ハイビスカスの肥料の与え方
使用する道具
春から秋の成長期に、
化成肥料などを規定量よりやや多めに施します。
ただし夏の暑さで成長が衰えているときは、
化成肥料は控えてやや薄めの液体肥料を施し、
様子を見てください。
ハイビスカスは花木(花を楽しむ植物)ですから、
3大要素の中でも花に効くリン酸が多めのものにしましょう。
液肥の中では、
ハイポネックスは最も一般的で最も無難な液肥です。
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ハイビスカスの剪定のやり方について
花がらの処理の方法について
ハイビスカスは、
無理に花がら摘みをする必要はありません
花はご存知のように一日花です。
(稀に二日くらいのときもあります)
つまり、翌日には自然に散ります。
その後数日すると、
ガクの付け根付近や花柄から落ちます。
その、落ちた花びらは拾いましょう。
なお稀に受粉して種ができることもあります。
その時は、必要でなければハサミなどで切り取れば良いでしょう。
落ちた花は放置しておくと、かびやすいので早めに処理します。
剪定作業のやり方
10月頃、全体の枝を半分くらいの丈にばっさりと切り落とします。
こうやってコンパクトにすると、
寒さの被害も受けにくくなり、
屋内にも取り込みやすくなります。
それ以外の季節も、全体のバランスが悪くなったり、
間延びした枝があれば、ちょこちょこと切ってしまってもかまいません。
また、茂りすぎて夏に風通しが悪くなるようなら、
適宜、枝を間引くようにします。
ハイビスカスは、
枝と根の張りは比例するので、
上をこぢんまりと纏めれば根も少なめになります。
ハイビスカスの増やし方について
使用する道具
ハイビスカスは、挿し木で増やす方法がおすすめです。
適期は5~7月上旬となっています。
遅くとも8月いっぱいまでには行いましょう。
葉がたくさんつけいている、
元気な枝を切り取り、
枝から葉を1~2枚つけた茎を数本切り取ります。
葉っぱが大きいものは、半分切り取りましょう。
植物活力液を薄めた水に半日以上つけ、
5切り口に発根促進剤(ルートンやオキシベロン)を塗ります。
そして、川砂などにさ差し、
根が出るまでは日陰に置きます。
根が出たら、普通の培養土に植え替えます。
5~10月に、10日に1回くらい水で薄めた液体肥料を与えます。
冬は肥料を与えません。
ハイビスカスは、5~30℃の気温で育てます。
冬は室内で10℃以上の温度を保てるところで管理したほうが無難です。
ハイビスカスの冬越しの方法について
使用する道具
ハイビスカスは日当りの良い場所に置いて、
温室内で冬越しさせてます。
しかし、温室とはいえ、
普通に放っておけば、10度は下回り葉が落ちてしまうので、
温室にヒーターを入れるか、
カイロを入れたりしましょう。
1〜2週間に1回くらいたまーに水やりをして、
葉を落とさないように冬越しさせましょう。
冬越しは、葉を落としてしまわないことがポイントです。
葉を落としてしまったら、開花時期が遅くなってしまいます。
ハイビスカスは、本来は春から夏にかけて咲くのですが、
冬越しの時に、葉が落ちてしまうと、
9月や10月ごろにならないと咲かないようにってしまいます。
ハイビスカスの病害虫対策について
ハイビスカスの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。
ハダニ
ハイビスカスの病気対策について
使用する道具
うどんこ病
まとめ
日本の真夏は、高温多湿なので、
多少遮光した方がよいです。
都心やディズニーランド付近では、
地植えでも冬を越しているところがあります(品種によります)。
また、ハイビスカスは15度以上保てる場所に置くと、
年中花を咲かせることが出来ます。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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