おたふく南天(ナンテン)は、
お正月の縁起物として知られる、
南天(ナンテン)の改良品種です。
剪定なしで放っておいても、
自然と丸い樹形になってくれます。
おたふく南天(ナンテン)の花言葉は、
「福をなす」「よい家庭」「機知に富む」という
縁起物ならではの花言葉がついています。
常緑で冬にも落葉しないのに、霜に当たると紅葉します。
そこで今回は、
おたふく南天(ナンテン)の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
おたふく南天(ナンテン)について
おたふく南天(ナンテン)は、
常緑で冬にも落葉しないのに、霜に当たると紅葉します。
とても便利で、生垣として利用 されます。
また、中国原産で品種改良のためか、
南天(ナンテン)と違って実がつきません。
常緑樹でありながら、
晩秋には紅葉も楽しめることも魅力となっています。
また、草丈が 低いのでグランドカバーにも人気です。
ポピュラーなナンテンと違い、
オタフクナンテンはなかなか店頭で見かけません。
葉や実を楽しめる冬場にしか出回らないので、
ネット通販がおすすめです。
おたふく南天(ナンテン)の育て方について
おたふく南天(ナンテン)は、
日向~半日陰まで、広い範囲で育てることができます。
夏の西日など、強すぎる直射日光に当てると、
葉焼けを起こしたり、新芽が傷んだりすることがあるので、
できるだけ避けるようにします。
耐陰性があるので、日当たりの悪い場所でも枯れませんが、
葉色が悪くなったり、冬の紅葉でキレイな色が出ない場合があります。
風通しが悪いと、害虫や病気の原因になるので注意しましょう。
土づくりについて
使用する道具
おたふく南天(ナンテン)は、
水持ちのよい肥沃な粘土質の用土を好みます。
赤玉土4、黒土3、腐葉土3に堆肥や牛糞
といった元肥を多めに混ぜ込みます。
適正な土壌pHは6.0~7.0です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、
それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
おたふく南天(ナンテン)の植え方について
おたふく南天(ナンテン)の植え付けに適した時期は、
3月~4月、もしくは9~10月になります。
地植えは、直射日光の当たらない場所を選び、
穴を掘ってそこに腐葉土を混ぜ込み、
根巻き(根に巻いてある麻布)がある場合は、
そのままに植え付けをします。
数ヶ月で根巻き布は土にかえるので、安心してください。
生垣での間株は、30cmぐらいが良いようです。
植え付け後は、たっぷりと水を与えましょう。
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おたふく南天(ナンテン)の水やりの仕方について
庭植えなら真夏に日照りが続く時以外、
特に水やりの必要ありません。
鉢植えは土の表面が乾いてから、
たっぷり与えます。
真夏など、土が乾きやすい時期は、朝に水を与えても、
夕方に土が乾いているようであれば、たっぷりと与えます。
冬場など、気温が低く乾きにくい時期は、
土の表面を確認して乾いていれば水を与えます。
もし乾いておらず、湿っている場合は、
水やりを控えましょう。
土が湿気た状態で水を与えると、
過湿になって病気や枯れる原因になります。
おたふく南天(ナンテン)の肥料の与え方について
使用する道具
おたふく南天(ナンテン)は、
肥料をあまり必要としません。
2月~3月と8月に、
固形の骨粉入り油かすなどを施すと生育がよくなります。
ただ、肥料を与えすぎると葉の色が悪くなるので、
控えめにしてください。
ほとんど必要ありません。
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おたふく南天(ナンテン)の剪定のやり方につて
おたふく南天(ナンテン)は、
放置していると、勝手に真ん丸に育ちますので、
剪定をしなくていいです。
もし、剪定をするならば、
蒸れないよう、込み合った枝を除く程度です。
おたふく南天(ナンテン)は成長が遅く、
剪定をするとなかなか回復しません。
ですので、剪定はしない方がいいものと考えてください。
おたふく南天(ナンテン)の増やし方について
原種であるナンテンと異なり、
おたふく南天(ナンテン)は、種をつけません。
ですので、挿し木によって増やします。
挿し木の時期は、3月頃になります。
剪定などで出た枝を使うと、無駄になりません。
まず、15cmほどの長さの挿し穂を用意し、
切り口を1時間ほど水につけておきます。
鉢やミニプランターなどの容器に、
小粒の赤玉土などを入れて湿らせておきます。
水上げした挿し穂を赤玉土に優しく挿し、
半日陰~明るい日陰で、土が乾かないように管理します。
おたふく南天(ナンテン)の病害虫対策について
おたふく南天(ナンテン)の害虫対策について
使用する道具
カイガラムシ
おたふく南天(ナンテン)の病気対策について
おたふく南天(ナンテン)は、
ほとんど病気の心配はいりません。
まとめ
赤く小さなおたふく南天(ナンテン)は、
盆栽にしてお正月の飾りや、
垣根に使われることなどが多い草木です。
病気や害虫の心配も少なく、
栽培しやすいこともうれしいポイントです。
グランドカバーにも利用しやすいので、
ぜひ庭木の仲間に加えてみてください。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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