冬瓜(トウガン)の育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

冬瓜(トウガン)は夏に収穫される野菜です。
冬瓜(トウガン)は、古くから栽培されており、
むくみを取ったり、
熱を下げたりと暑い夏の健康に役立つ食物として親しまれてきました。

冬瓜(トウガン)は8月~10月に収穫されますが、
貯蔵性が高く、
冬まで持つとされるため、
冬瓜(トウガン)と名づけられました。

そこで今回は、
冬瓜(トウガン)の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

 

 

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冬瓜(トウガン)の品種について

長とうがん

白粉を被る円筒形の大型種です。
淡緑皮に白粉を被った巨大果で、長期の貯蔵が利く。
果形は円筒形によくそろう。
果肉は厚くボリューム感に富む。
肉質はやわらかで、味噌汁や鍋物、あんかけなどに向く。
雌花の着生がよく、耐暑・耐干性にすぐれる。

長とうがん

 

 

大丸とうがん

白粉を被った巨大果!煮物・汁物・あんかけに最適。
淡緑皮に白粉を被った巨大果で、長期の貯蔵が利く。
果肉は厚く、ボリューム感に富む。
肉質はやわらかで独特の風味をもち、味噌汁や鍋物、あんかけなどに向く。
雌花の着生がよく、耐暑・耐干性にすぐれる。

大丸とうがん

 

 

姫とうがん

着果性にすぐれ、果ぞろいもよい!新タイプのミニトウガンです。
果形は俵型で果重の平均は1.5kg程度のミニタイプ。
果肉色は白色でやわらかく肉厚。
果皮色は濃緑で均一、ブルームの発生が極めて少ない。

雌花は安定して発生し、着果性にもすぐれ、果実の大きさがそろいやすい。果形の乱れも少なく、秀品率が高い。

草勢はやや強めでスタミナがあり、耐暑性にすぐれ、着果率が高いため栽培しやすい。高温性植物のため、耐寒性はなく、冷涼地は夏季のみ栽培が可能。

姫とうがん

 

 

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冬瓜(トウガン)の育て方について

冬瓜(トウガン)は、
ウリ科・トウガン属に分類されるつる性一年草です。

冬の野菜でも無いのに冬瓜という名づけられたのは、
果実を冷涼な場所に置いておくことで、
冬まで保存できることにちなみます。

冬瓜は、実の95%以上が水分で構成され、
低カロリーでヘルシーな食材とされています。

また、利尿作用があり、むくみの改善が期待できるほか、
カリウムを多く含んでいるので高血圧の予防にも効果的です。

さらに、ビタミンCが豊富なので、
風邪などに対する抵抗力を高め、肌の状態をよくします。

 

 

 

冬瓜(トウガン)の種まきの仕方について

 

使用する道具

 

 

冬瓜(トウガン)の種は、4月上旬~中旬にまきます。
種は一昼夜水につけておくと、
発芽率がよくなります。

 

ポットに3~4粒種をまき、
3cm程度覆土します。

種まきの土は、
種まきに適した種まき培土を使用します。

発芽適温は25~30℃と高いので、
温室を使って保温しましょう。

本葉が2~3枚生えたら、
ポット1つにつき1株になるよう間引きます。

 

発芽したばかりの冬瓜(トウガン)の苗は、
以下のような形をしています。

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

日当たりのよい場所を選び、
堆肥(たいひ)と苦土石灰を施して、
粗起こしした後、元肥を全層に施して、
3mくらいの広幅の畝を立てます。

 

pHは6.0〜6.5が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

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冬瓜(トウガン)苗を植えていきます

 

使用する道具

 

十分灌水してからポリマルチを敷き、
カミソリなどで切り目を入れ、
茎が太くてしっかりした苗を植えます。

苗が本葉5~6枚になったら、
巻きひげが出る前に植え付けます。

株間は80cmくらいを目安に、
根鉢を崩さないよう浅植えにします。

 

高温を好むので、ホットキャップをかけたり、
ビニールで覆ってやると、初期生育が早まります。

 

 

 

冬瓜(トウガン)の肥料の与え方について

 

使用する道具

 

植え付けてから2週間後と、
実がピンポン球くらいになった6~7月に肥料を与えます。

 

1株あたり25g(粉洗剤用のスプーン1杯くらい)が適量です。

基本的に肥料を好むので、
足りないようなら半月後にもう1回同量の肥料を与えます。

ただ、肥料が多すぎるとつるばかりが伸びて、
実が付かなくなるので適度にとどめることが大切です。

 

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摘心します

苗植えからすぐの5月中旬~下旬、
本葉が6枚以上になったら、
親つるは本葉4~5枚のところで摘み取ります。

これによって、子づるが伸びていきます。
また、子づるも生育のよいものを4本残して他を摘み取ります。

 

 

4本の子づるが長く伸びていくと、
孫づるがどんどん生えていきます。

この子づるの先に花が咲いて、実を付けます。
実よりも株元に近い孫づるは全て摘み取ってしまいます。
実よりも先にある孫づるは伸ばしっぱなしでかまいません。

 

 

 

大きく育ったら収穫します

冬瓜(トウガン)の収穫適期は、
8月下旬~10月下旬です。

実は大きいもので短径30cm、長径80cm程度にもなります。

開花後45日程度の完熟した実を収穫します。
完熟果は、表面の産毛が少なくなり、白っぽく粉をふいたように
なったら収穫適期です。

 

表面の産毛は鋭いので、果実をさわるときは、
厚手の手袋などをはめて作業します。

「姫冬瓜」など、粉がふかない品種の場合は、
表皮が濃い緑色になった頃が収穫適期となります。

開花後25~30日のものを若採りしてもよいでしょう。

収穫後は風通しのよい冷暗所におけば、冬まで保存できます。

トウガンは漢方では、体を冷し、熱をさます効果があるとされています。
トウガンの種子は、利尿剤などとして用いられています。

 

 

冬瓜の病害虫対策について

冬瓜の害虫対策について

 

使用する道具

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

 

ダニ類

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

 

 

冬瓜の病気対策について

 

使用する道具

 

うどんこ病

殺菌剤「STダコニール1000」を散布して、予防しましょう。

 

 

 

まとめ

冬瓜(トウガン)は、
家庭菜園で初心者でも簡単に作れます。

冬瓜の皮の剥き方としては5cmくらい厚くカットします。
その時はよく切れる包丁を使うようにしましょう。

また、冬瓜の保存方法で冷凍保存がおすすめです。
そうすることで天気を気にしなくても保存していられます。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

野菜の育て方について(目次)

 

 

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