ピーマンは、ナス科の植物です。
ナス科の植物には、トマトやナスがあります。
ピーマンは、ナスと比べて育てやすい野菜で、
夏だけではなく、
秋にも大きな実をたくさん収穫することもできます。
そこで今回は、
ピーマンの育て方について
美味しく元気に育てるコツを紹介します。
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目次
ピーマンの品種について
ピーマン エース
横張りのある中獅子型!
極早生で作りやすい多収種!
果重は40g程度で果皮にツヤがあり、品質良好。
初期から成り休みが少なく多収です。
草姿は開張性で茎が太く、分枝が多い。
ハウス半促成栽培や、トンネル早熟栽培などの早出しに最適。
ピーマン 京みどり
生育旺盛で栽培容易!
夏バテ知らずの中型種!
果重は30g程度で、袋詰め出荷に適する中型ピーマンです。
色ツヤ良好で盛夏でも色あせしにくく、
低温期にも黒アザ果がほとんど出ない特徴があります。
果肉はやや薄めで、やわらかく、
高温期でもかたくなりにくい。
草勢旺盛で作りやすく、成り休みしにくい。
分枝力旺盛で多収です。
こどもピーマン
ピーマンが嫌いな子供でも食べられるように、
2010年にタキイ種苗が作り出したのが、
苦味とにおいを抑えたこどもピーマンです。
メキシコのトウガラシ「ハラペノ」が元になっていますが、
辛味成分のカプサイシンを全く含みません。
「こどもピーマン」は愛称で、
品種名は「ピー太郎」となっています。
「ししとう」を大きくしたような形をしており、
肉厚でジューシーなことから、
サラダなどでもおいしく食べられます。
ピーマンの育て方について
ビタミンが豊富なピーマンは、
夏バテを防ぎ、疲労回復に効果を発揮します。
日常の食事に取り入れれば、
血管や血液の浄化にもいいそうです。
これまではその苦味から、、
嫌いという人も少なくありませんでしたが、
甘味の強い品種も近年たくさん誕生していきました。
まだこどもピーマンなど、
新しい品種は流通量が少ないので、
自宅で栽培してみませんか。
子供の好き嫌いの改善にも繋がるかもしれませんよ。
ピーマンの発芽適温は15~25度と高いことから、
3~5月に種まきをして
4月~6月位に苗を植え付け
収穫は地域の温度にもよりますが7月位から10月ごろまでです。
ピーマンの種まきの仕方について
使用する道具
3cm幅のまき溝に、
1〜2cm間隔ですじまきします。
発芽して本葉2枚の頃にポット上げし、
定植まで暖かい環境で育てます。
培養土は、種まきに適した
種まき培土か、ポット用培土を使用します。
発芽したばかりのピーマン苗は、
以下のような形をしています。
尚、種から育てると育苗期間が長くなり管理が難しくなるため、
市販の苗を購入して育てるのが手軽でオススメです。
土づくりについて
使用する道具
4月下旬~6月上旬が苗の植えつけ適期です。
ピーマンは連作障害のでる野菜です。
ピーマンを含むナス科(トマト、ナス、トウガラシ、ジャガイモなど)
の野菜を4~5年は栽培してないない場所を選びます。
また、酸性の土壌にやや弱いので、
酸性に傾いた土壌ではかならず、
石灰を施して耕しておきます。
苗の植え付けの2~3週間前に苦土石灰をまいてよく耕し、
1週間前になったら、堆肥と化成肥料を施して耕し、
畝を高めに立てて水はけをよくしましょう。
土壌のpHは6.0~6.5が適しています。
酸性に偏っていれば、
苦土石灰をまきます。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
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ピーマン苗を植えていきます
本葉6〜7枚出た頃が定植時期です。
ピーマンは高温を好むため、
晴天の午前中に定植して活着を促進させます。
苗のポットを外し、根を崩さずに浅めに植え付けます。
株間は60cmほど。
茎が弱くて風で折れやすいので、
定植と同時に仮支柱を立てて支えておきます。
定植の前にポットごと水につけて吸水させておくか、
定植後たっぷりと水をやります。
ピーマンの肥料の与え方について
使用する道具
ピーマンは、茎葉を伸ばしながら次々と実をつけていくので、
栽培期間を通じて肥料切れを起こさせないように、
定期的に追肥します。
初期からリン酸を効かせることで、
実付きがよくなります。
肥料には、化成肥料や配合肥料・液肥などがお勧めです。
液肥の場合は、
1番果を収穫した時に、追肥を始めます。
1週間に1回、500倍に薄めた液体肥料を、
水やり代わりに施します。
次々に実がつくので、
疲労させないように追肥を忘れないように施しましょう。
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ピーマン苗を整枝・誘引します
1番果がついて肥大し始める頃、
わき芽がのびてきます。
主枝と勢いよくのびるわき芽2本を残し、
それより下からのびるわき芽は全て取り除いて、
「3本仕立て」にします。
このとき、長さ150cmの支柱を2本を60度の角度でX型立て、
それぞれの枝をしっかりと結び留めて誘引しましょう。
生長とともに枝が込み合ってきたら、適宜枝を剪定します。
ピーマンの害虫について
使用する道具
植え付け時に、根っこを切られ枯れる場合は、
ネキリ虫が原因です。
植え付け前に、
ダイアジノンをまいておきましょう。
また、新芽に発生しやすいアブラムシや、
真夏に発生するカメムシ類には、
ベニカ水溶剤を使用します。
また、苗の植えつけ時には植え穴へ、
および生育期中には株元へ、
殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を散布しておくと、
アブラムシの発生を抑える効果が持続します。
風通しの悪い場所で発生しやすいうどんこ病は、
STダコニール1000を散布します。
ピーマンを収穫しましょう
ピーマンは開花から15〜20日が収穫目安です。
収穫の際、枝が弱くて折れやすいので、
ハサミで切って収穫します。
また、収穫の度に内側のわき芽は摘み取っておきます。
この後、秋まで収穫可能です。
株が疲れてきたら実が小さいうちに採ると、
また株が元気になります。
まとめ
ピーマンは、ナスと比べて育てやすい野菜で、
夏だけではなく、
秋にも大きな実をたくさん収穫することもできます。
ただし、真夏から秋になると
カメムシが発生して、
茎にビッシリと付いてしまいますので、
ベニカ水和剤などでしっかりと防除しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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