やけどは、日常の生活の中で多い外傷のひとつです。
家庭では熱い液体に触れて起こる熱傷が最も多く、
沸騰したやかんのお湯をひっくりかえす、
熱いコーヒーやカップラーメンをこぼしたり、
油が飛んだりなどがあります。
もし、やけどを負ってしまった場合、
どのように処置をすれば良いのか、
詳しく紹介します。
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目次
やけどの重症度について
やけどの重症度は、
皮膚のどれだけ深くまで損傷が及んでいるかによって、
大きく3つに分類されます。
画像引用 http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/36_yakedo/index1.html
Ⅰ度熱傷
このやけどは、表皮のみの損傷です。
症状としては、ヒリヒリして赤くなります。
一時的に色素沈着がありますが、
数日で自然に治り、やけど跡は残りません。
この場合は、病院に行く必要がありません。
Ⅱ度浅在性
表皮基底層までの損傷です。
症状としては、痛みが強く、
皮膚は赤くなり、水ぶくれができます。
上皮化後に、色素沈着などが起きますが、
やけど跡はあまり残りません。
ただし、やけど後のケアによっては、
やけど跡が残ることがあります。
Ⅱ度深在性
真皮深層までの損傷です。
症状としては、皮膚は赤く腫れ、水ぶくれなどが起きますが、
痛みは軽度で、水ぶくれの下の皮膚が白くなっています。
上皮後に瘢痕が残りやすいです。
Ⅲ度熱傷
皮膚全層の損傷です。
症状は、痛覚が失われて痛みはなく、
肌の表面は壊死していることもあります。
創面は白く乾燥し、水ぶくれはできません。
やけど跡ははっきりと残り、
盛り上がったり、ケロイド状に残ることもあります。
皮膚が引っ張られる感覚や、機能障害が起こる場合もあります。
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やけどの応急処置について
やけどの応急処置は、
患部を冷やすことです。
ですので、患部を流水でどんどん冷やすように心掛けましょう。
冷やす時間の目安は10~30分ぐらいです。
それ以上、冷やし続けると体温の低下や、
更なる損傷の原因になります。
直接やけどに勢いよくかけるのではなく、
患部の周辺に水を当てて流すようにしましょう。
直接やけど部分にかけると、
水流の刺激によって
ただれた皮膚が剥がれ落ちる危険性があります。
もし衣服の上から熱湯や、
油をかぶりやけどした場合には、
衣服の上から流水で冷やすようにしましょう。
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水ぶくれができた場合は、破ってはいけません
水疱は患部を保護する働きがあるので、
破ってはいけません。
まずは冷やすことを優先しましょう。
やけどをした皮膚は、細菌に感染しやすくなっています。
細菌感染をおこすと損傷が深くなり、
治るまでに時間がかかる上、
傷跡ややひきつれなどの後遺症がひどくなります。
ですので、冷やした後に患部を清潔なガーゼ等で覆い、
水ぶくれを破らないように保護してください。
もし、水ぶくれが破れてしまったら、
患部にある薄い皮をはがさないように注意します。
その場合も、流水で冷やした後に患部を清潔なガーゼ等で覆います。
そして、すぐに病院で診察を受けてください。
まとめ
やけをを負った場合は、
まずは、水で冷やすことが重要です。
皮膚が赤くなるだけのやけどでしたら、
病院に行く必要はありませんが、
水ぶくれができた場合は、
軽度のやけどではありません。
必ず病院で診察を受けましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の健康についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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