菌核病は、多くの野菜が植物が感染する病気です。
特に、キャベツやインゲン・小松菜・レタス・
ブロッコリー等に発生しやすい病気です。
菌核病にかかると、
葉や茎が水に浸かったように柔らかくなり、
だんだんと黒っぽく変色してきます。
そして、カビのようなものが生えてきて、
植物は腐ってしまいます。
そこで今回は、
菌核病原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します。
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目次
菌核病の症状について
植物を腐らせます
20℃以下の比較的低温時に地際の茎に発生し、
褐色~黒色に変色してきます。
そして、菌糸が多数出て腐敗して枯死してしまいます。
菌核は長く土の中に残ります。
ツバキ菌核病の症状について
ツバキの花が咲き始めると、
枯れて落ちる病気がひとつあります。
それは、『菌核病』です。
正式名な病名は「ツバキ菌核病」ですが、
「花腐れ菌核病」と言われていることもあります。
つぼみが取れやすくなったり、
花弁の外側から黄ばんで枯れます。
時期的に、3月下旬~4月上旬に発生が多い特徴があります。
病原菌はカビですから、
細菌やウイルスのような斑が見られません。
1月頃に、下の写真のようなキノコが発生している場合もあります。
菌核病にかかる場合は、
ほとんどキノコが生えてきます。
3月~6月、9月~11月頃に発生します
菌核病の発生時期は、
主に3月~6月、9月~11月の期間になります。
7月や8月と言った高温期には発生しません。
地面や地中にある菌核は湿気を好むため、
低温で多湿になりやすい時期が発生しやすいのです。
菌核の種類にもよりますが、
キャベツの菌核病は土壌の中でおよそ2年~3年い続けます。
植物がしおれてきます
急にしおれてしまい、株元に白い粉が付着し、
茎をひっぱると腐っているように、
簡単に根元から折れてしまいます。
菌核病の原因について
菌核病の原因は、カビです
菌核病にかかると、
葉や茎が水に浸かったように柔らかくなり、
だんだんと黒っぽく変色してきます。
そして、カビのようなものが生えてきて、
植物は腐ってしまいます。
菌核病の対策について
太陽熱消毒が効果的です
菌核病は2年くらい土壌中で生存することがありますので、
プランターであれば、
次作は新しい土に替えた方が安心できます。
菌核が出た土は、黒いビニール袋などに入れ、
真夏に太陽熱消毒すれば再利用可能です。
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農薬を散布する
菌核病に効果のある農薬は、トップジンM水和剤、ベンレート水和剤があります。
症状が現れた場合は、早急に1回散布され、
1週間後にももう1回散布されることです。
枯葉や枯れた花はこまめに取り除く
落ちた花や葉を土に埋めたりせず、
ゴミとして捨ててください。
HB101を使用する
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。
以前バラに定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
菌核病に効く農薬について
菌核病の予防と治療におすすめ
石原フロンサイド粉剤(お勧めです)
土に混ぜたり、株元に散布する(ねぎ、にら、らっかせい)だけで、
土の殺菌・消毒ができる土壌殺菌剤です。
トップジンMゾル(お勧めです)
カビ類(糸状菌)が原因で起こる花と野菜の
広範囲の病気に効果があります。
病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、
侵入した病原菌を退治する治療効果を
兼ね備えている浸透性殺菌剤です。
ベンレート水和剤
水稲・野菜・果樹などの幅広い作物に使用でき、
浸透移行性に優れ、予防・治療の二つの効果を示します。
茎葉の病害、貯蔵病害、種子伝染性病害、土壌病害など、
多方面にわたり優れた効果を示します。
低濃度で使用できるので、
作物を汚染することが少ない薬剤です。
まとめ
菌核病は土の中に潜んでいるカビの一種です。
菌核病の菌は、2年間ほど生き続けますので、
菌核病に感染した同じ種類の植物を植えると、
新しく植えた苗も、病気にかかってしまいます。
石原フロンサイド粉剤で殺菌したり、
トップジンなどの農薬を散布して、
対策しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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