夕顔は、夏の夕暮れに白いラッパ型の花を咲かせます。
平安時代に中国経由で日本へ渡来しました。
名前は夏の夕方に咲く花が、
翌朝にはしぼんでしまうことが由来です。
その姿は、古くから美しい女性のたとえにされ、
源氏物語にも登場します。
また、育てた実は、
薄く剥いでかんぴょうを作ることもできます。
そこで今回は、
夕顔の育て方について、
紹介します。
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目次
夕顔の花言葉について
夕顔の花言葉は、
「はかない恋」「夜の思い出」「魅惑の人」「罪」です。
夕顔の花は、夕方に花を咲かせ、
翌日の午前中には枯れてしまいます。
この様子から、花言葉が付けられました
⇒夕顔
夕顔の育て方について
土づくりの仕方について
夕顔は、酸性土壌に弱いので、
植え付けの2週間前までに苦土石灰を施し、
1週間前に元肥と堆肥を施してよく耕しておきます。
植えつけ方について
植えつけの時期は、4~5月です。
日当たりのよい場所で、
株間80センチ以上の間隔で根を傷つけないように、
丁寧に植え付けます。
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水やりの仕方について
夕顔は乾燥に弱いので、
しっかりと水やりを行います。
特に果実の肥大中に乾燥してしまうと、
実が大きくならなくなるので、
敷き藁などをして、
できるだけ乾燥をさせないようにします。
⇒敷き藁
また、雨などで泥はねすると、
炭疽病の原因になります。
炭疽病は果実にも影響するうえに、一度かかると回復できません。
泥はねしないように、
株元を敷きわらでマルチングします。
肥料の与え方について
果実がピンポン玉くらいの大きさになったら、
化成肥料を株元に施します。
果実の肥大具合を見ながら、
2週間後にもう一度施します。
⇒化成肥料
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増やし方について
種まきで増やします。
ただし、種まきは発芽させるまでの管理が難しいため、
苗を購入し、すぐに植え付ける方法がよいでしょう。
病害虫対策について
病害虫は比較的少ないですが、
アブラムシがついたり炭疽病が発生したりします 。
アブラムシには、
オルトランが効きます。
2つの浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る効果が持続します。
葉の裏・土の中など、直接殺虫剤がかかりにくいところにいる害虫も、
効果的に退治します。
土にばらまくだけで植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る予防的効果が約1ヵ月(アブラムシ)続きます。
炭疽病には、ダコニールを使用しますが、
発生した病気を広がらないようにするのが、
精一杯です。
広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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