下痢と一言で言っても、
腹痛を伴うものから、痛みがない症状、
発熱を伴う症状等があります。
この症状は、性別や年齢に関係なく発症しますので、
誰もが経験したことがあるでしょう。
そこで今回は、
激しい下痢を伴う腹痛の原因について
正しい対処法について紹介します。
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下痢はなぜ起こるのか
下痢は、腸の運動が過敏になることによって起こります。
通常ならば、胃で消化された食べ物は
時間をかけて小腸から大腸へ送られるます。
しかし、何らかの原因で腸の運動が過敏になってしまうと、
消化しかけの食べ物が通常の何倍ものスピードで腸内を通過し、
体外へ排出されます。
そうなると、本来なら吸収されるはずの水分も
そのまま体外へ出てしまうのです。
そして、腸が激しく動くことによって、
痛覚神経が刺激されて痛みを感じます。
下痢のときはおなか全体に痛みを感じる人も多いでしょう。
それは、腸がおなかをとりまくように体内に収まっているからです。
下痢が激しいほど内臓の動きも活発になり、
おなかがしぼられるように痛くなるケースが多くなります。
原因1 食べ過ぎや飲みすぎ
食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸に負担がかかりすぎると、
食べ物を消化しきれずに下痢になります。
これが原因の症状は、
胃や腸の中に食べ物が無くなれば、治まるという特徴があります。
原因2 おなかの冷え
おなかを冷やしすぎても内臓の動きが活発になり、
下痢になります。
寒い季節でも、忘年会などではビールを飲む人が多いでしょう。
冷たい飲み物は内臓を直接冷やします。
ですから、ビールだけでなく冷たいソフトドリンクの
飲み過ぎにも注意してください。
特に夏場の冷たい食べ物の食べ過ぎには注意しましょう。
原因3 食中毒
食中毒というと夏の病気というイメージがありますが、
冬でも食中毒は発生します。
冬に多い食中毒は、カキによる食中毒です。
カキは、調理の仕方によって食中毒の原因となる可能性が高まるのです。
食中毒になると体は一刻も早く毒素を出そうと、
激しい下痢を起こさせます。
下痢や嘔吐を繰り返すことで、体内の水分が排出されてしまいます。
脱水症状を起こさないためにも、
お茶や水を飲むようにしましょう。
吐き気が酷くて水分を摂れないというときは、
病院で適切な治療を受けるように!
こちらの記事も参考しにしてみて下さい
⇒冬の胃腸炎と、夏の胃腸炎の原因と症状について もし、感染してしまった場合、早く治すポイントを紹介します
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原因4 ストレス
腸は第二の脳と言われるくらい、ストレスに敏感です。
ですから、過度にストレスがかかる生活を続けていると、
腹痛を伴った下痢が頻繁に起こる可能性があります。
特に、「過敏性大腸症候群」になってしまうと、
腹痛が怖くて、
外出もままならなくなってしまう場合もあるでしょう。
下痢を伴う腹痛の正しい対処法について
食中毒以外の場合は、お腹を温めて整腸剤や下痢止めを使用する
食べ過ぎや飲み過ぎ、
冷えによる下痢の場合は、整腸剤や下痢止めを使って
おなかの調子を整えましょう。
冷えによる下痢の場合は湯たんぽなどで、
おなかを温めてあげるとより効果的です。
また、胃腸の調子が回復するまで、
消化のよいものを食べましょう。
油っぽいものや食物繊維が多いものを食べると、
下痢がなかなか止まりません。
もちろん飲酒も控えましょう。
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水分を摂取しながら、下痢が治まるのを待つ
食中毒や病気による下痢の場合は、
無理に止めようとすると、
毒素やウィルスが長い間体内にとどまることになります。
ですので、下痢止めなどは使用してはいけません。
ただし、下痢になると体の中の水分まで出てしまいますから、
脱水症状になる危険があります。
そのため、スポーツドリンクや白湯などを少しずつ飲んで、
水分を補給してください。
この症状に効くくするは、ビオフェルミンのみとなります。
ただし、あまりにも下痢の症状が激しかったり体力が減少したりしている場合は、
点滴で水分を補給する必要があります。
ですから、激しい下痢が一晩続いたら、病院を受診してください。
特に、子どもや高齢者は脱水症状が早く進む場合があります。
ストレスをためない生活を心がける
過敏性大腸症候群になると、
身体的にはどこも悪くないのに下痢が止まらなくなる場合があります。
また、腹痛を感じる時間は平日の朝から午前中が多く、
午後や休日は全く起こらない、というケースも少なくありません。
過敏性大腸症候群はストレスをためやすい人や、
感情表現が苦手な人に発症しやすいのです。
ですから、下痢止めや整腸剤の処方とともに、
精神的なケアをする必要もあるでしょう。
また、ストレスをためない生活を心がけることも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
下痢を伴う腹痛の原因は、
色々あります。
整腸薬や下痢止めを飲むと症状が緩和しますが、
食中毒などの、ウイルスや細菌が原因によるものは、
下痢止めは逆効果になりますので、
ビオフェルミンなどの整腸薬を利用しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の健康についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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