ミニバラは、室内でも育てられるバラです。
ミニバラは、もともと北半球に位置する亜熱帯のバラをもとに
品種改良して作られた、茎の短いバラです。
バラに比べて全体的に小ぶりで、
花つきがよく、
一季咲から四季咲きまでさまざまな品種が作られてきました。
そこで今回は、
ミニバラの育て方について
キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。
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目次
ミニバラの品種について
グリーン・アイス
よく見かける品種の1つで、
薄いピンクから緑に色が変わるロゼット咲となっています。
少し遅く咲きますが、
花もちがよいので、
長い間きれいなミニバラを楽しむことができます。
花の大きさは3〜4cmとなっています。
初心者に育てやすい品種となっています。
フォーエバーローズ
デンマークのナーセリーが開発した品種となっています。
四季咲きとなっていて、
春から秋の間3〜4回花を咲かせてくれます。
ミニバラですが、
少し大きめの花を咲かせるのが特徴となっています。
オーバーナイト・センセーション
紅茶のような香りを楽しむことができる、
ミニバラですが花径が6〜7cmと大きい品種となっています。
スペースシャトルで、
香りの実験に使われたミニバラとなっています。
スターザン・ストライプス
白にピンクや薄い赤色の絞りが入った、
花径が3〜4cmと小さな花を咲かせる品種です。
丸弁平咲となっていて、
香りも少しあり四季咲きとなっているので、
年に数回きれいな花を見ることができます。
ラブリーモア
ほんのり香りがする、
花径が5〜7cmと少し大きめで丸弁カップ咲の、
見た目も美しくかわいく優しい品種となっています。
鉢植えなどで育てることができる人気の品種となっています。
八女津姫
小さな花が桜を思わせるように鮮やかに咲く、
半花径が1.5〜2.5cmとても小さな花を咲かせる品種となっています。
咲き方は半八重平咲となっています。
やや遅く咲きますが四季咲きとなっているので、
長くミニバラを楽しむことができます。
⇒八女津姫
雪姫
咲き始めは薄いピンクのときもありますが、
基本的にはきれいな純白をしています。
開花は早く花もちもよく、
花径は2〜3cmとなっていて八重咲きの
少し香りがする品種となっています。
ロサ・キネンシスミニアの改良品種となっています。
⇒雪姫
テディ・ベア
濃茶色から開花とともに色が変化し、
最終的には赤に変わる品種となっています。
早咲きで次々と開花し、
花つきがとってもよいのが特徴です。
花径も3〜4cmと少し大きめで、半剣弁咲となっています。
少し香りを楽しむことができる種類です。
ミニバラの育て方について
土づくりについて
使用する道具
ミニバラは弱酸性の土を好みます。
ご自分で土を作られる場合は、
ピートモスを主体とした土を配合します。
ピートモス:40% / パーライト:20% /
腐葉土:10% / バーミキュライト:10% / 畑土(山土):20%です。
バラは蒸れない環境だと根を張って元気に生長します。
そのために準備するのが、水はけのよい土と植木鉢です。
土はバラ専用の培養土を使うと簡単です。
pHは6.0〜7.0が目安です。
苦土石灰をまいて、調整しましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
極端に酸性、アルカリ性が強い状態にあると、
生育に支障をきたすだけでなく、
病気や害虫の誘発にもつながります。
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ミニバラの種の撒き方について
3~6月頃、市販の種を購入するか、
熟した実から採取しておいた種をまきます。
熟した実は、軽くほぐしてから種を取り出します。
そのとき、ヌルヌルしている部分もあるので、
洗い流しましょう。
そのままですと発芽しません。
湿らせたティッシュなどで種を包み、
さらに密閉した袋かラップなどで包んだら、
1ヶ月ほど冷蔵庫に入れます。
土を入れた鉢か、地植えの場所に種をまき、
少し土をかぶせます。
静かに水やりをして、
発芽するまで土が乾燥しないように水やりを続け、
半日陰で管理しましょう。
長くて3ヶ月ほどで発芽し、
間引きながら十分に発根して本葉3枚ほど育ってきたら、
鉢植えは一回り大きな鉢へ植え替えましょう。
発芽したばかりのミニバラの苗は、
以下のような形をしています。
ミニバラの植え替えについて
11~2月頃、新芽は5~6月頃が苗植えの適期です。
購入したての苗の場合、
鉢植えは、根鉢を崩さずに一回り大きな鉢に植え替えます。
地植えの場合は、土を掘り起こして寝かせておき、
1週間後、苗を植え付けます。
ミニバラの肥料の与え方について
使用する道具
鉢植え、地植えともに、
開花前の4月と9月、花後の6月頃に、
発酵油粕の固形肥料やバラ用の固形肥料をあたえます。
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ミニバラの剪定の仕方について
春から秋口までは随時、
花後の剪定をしましょう。
花が咲き終わったら、
必ず5枚葉の上で剪定をします。
5枚葉の付け根には必ず花芽を持っています。
次の花を咲かせるために、
その芽より上の花は剪定して切り落としましょう。
花が咲き終わらないうちに花を切って、
小さめの花瓶などに飾っておくのもいいですね。
10月下旬~11月の花が咲き終わったら、
剪定はしないで下さい。
花ガラを摘む程度にして葉っぱは全て残します。
緩効性の 肥料を規定の施肥量の半分ほど与えてください。
いくら日照量が少ないといっても、
葉っぱで光合成をしています。
休眠中にしっかり日光に当て光合成をさせましょう。
植物に とって光合成で得た養分は、
肥料とは比べ物にならないほど重要です。
霜が降りる頃には寒さで落葉し始めますが、
それは一向に構いません。
それまでいかに葉っぱを大事にするか・・・で、
春のバラが変わってきます。
ミニバラの病害虫対策について
ミニバラの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
チュウレンジハバチ
ハダニ
ミニバラの病気対策について
使用する道具
うどんこ病
黒星病
まとめ
ミニバラは蒸れると病気が発生します。
病気の発生に気付いたら、
すぐに農薬で対処することが重要です。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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