柊(ヒイラギ)は、葉っぱに特徴があり、
トゲトゲした葉っぱが特徴の常緑低木です。
柊は植木の中でも害虫に強く、
魔除けやクリスマスに利用されています。
柊は大変丈夫で、成長が遅いので
あまり手間もかかりません
また、柊には色々な伝説もあります。
そこで今回は、
柊(ヒイラギ)の育て方について
肥料の与え方・剪定方法・増やし方・
病害虫対策など、キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。
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目次
柊(ヒイラギ)にはこんな伝説があります
ユダヤ人の王となる男の子が生まれたと聞いたヘロデ王は、
兵を送ってベツレヘムの二歳以下の男の子を皆殺しにします。
天使に告げられてヨゼフは、
マリアと幼子を連れてエジプトに逃れますが、
兵がこの家族に迫ってきます。
ヒイラギの茂みに身を隠すと、
枝が伸び葉も茂り、彼らの姿を完全に隠してしまいました。
マリアは自分たちを守ってくれたヒイラギに祝福を与えたので、
ヒイラギはそれ以降、
枯れることなく常に緑の葉を茂らせる常緑樹となりました。
柊(ヒイラギ)の品種について
ヒイラギ
モクセイ科モクセイ属になります。
1年中常に緑色をした低木となりますので、
常緑低木の部類に入ります。
葉がトゲトゲしていますが、
樹齢を重ねると、段々丸みを帯びてくる特徴があります。
⇒ヒイラギ
アマミヒイラギモチ(ヒメヒイラギ)
普通の庭木のヒイラギではなくて、
葉の小さなタイプです。
アマミヒイラギは、
ヒイラギのなかでは寒さに弱い特徴があります。
寒さに弱いですが、関東より西側なら、
外で育てても大丈夫です。
冬越しのためにと、
室内にいれて暗かったときとか、
極端に乾燥させたとき2~3週間たつと、
いっきに葉が茶色く黒ずんできて、
ほとんどの葉を落としてしまうという性質があります。
斑入りヒイラギ
ヒイラギの葉に、白い模様が入った種類です。
樹高は1メートルから3メートルくらいになります。
11月~1月頃に、葉に脇に白い花をつけます。
ヒイラギモクセイ
ヒイラギモクセイは、その名の通りで、
ヒイラギとギンモクセイの雑種となります。
花は咲いても実はならない特徴があります。
ギンモクセイのような真っ白い花が咲き、甘い香りがします。
ただし、ギンモクセイよりも香りは弱いです。
葉っぱの縁はトゲになっていますが、
全くトゲの無い葉っぱも混在しています。
オウゴンヒイラギ
黄金色の葉を持つヒイラギです。
ゴシキヒイラギ
ゴシキヒイラギはヒイラギの品種の一つです。
一年中写真のようにきれいな葉色をしていますが、
特に新芽の時期は美しいです。
柊(ヒイラギ)の育て方について
土づくりについて
鉢植えの場合は、
赤玉の小粒と腐葉土それにバーク堆肥を 6 : 2 : 2
の割合で混ぜます。
底は、鉢底石をいれます。
地植えの場合は、
根鉢の倍くらいの穴を掘り、
混ぜた土を入れながら植えましょう。
注意点として、深植えにならないようにするため
地面より少し高植えにすると良いです。
後で沈むので丁度良くなります。
ヒイラギは、腐植質に富んだ肥えた土を好みますので、
株周りに溝を掘って堆肥や腐葉土を埋めると、
湿度も保たれ生育により効果与えます。
柊(ヒイラギ)の植える時期について
基本的には、真夏と真冬を避ければ大丈夫です。
ヒイラギにとって最適の時期は、
4月下旬~5月です。
この時期に植えると、まず問題ありません。
柊(ヒイラギ)の植替えに時期について
ヒイラギの植替えに適した時期は、
3~4月です。
ヒイラギは成長が遅いですが、
根っこが張ってきたら、植え替えましょう。
柊(ヒイラギ)の肥料の与え方
ヒイラギは特に肥料を与える必要がありません。
ただし、やせている土地の場合は、2月と6~8月に
株元に固形の油粕を2・3個置くように与えましょう。
⇒固形油粕
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柊(ヒイラギ)の剪定のやり方について
ヒイラギの剪定は、
開花(10~12月)の終わった直後~12月中旬が最適期で、
3月と、6月上旬~8月上旬にも行う事ができます。
ただし、寒冷地では、
春になるのを待って剪定した方が良いようです。
剪定は強めに行っても大丈夫です。
植えている環境や用途によって、
好みの形に剪定しましょう。
柊(ヒイラギ)は挿し木で増やします
夏の剪定時(6月下旬~7月)か9月頃に、
鹿沼土などの挿し床に10cmほど挿して下さい。
ヒイラギの芽のあるところを中心にして、
上下3センチずつを切ります。
それを芽の部分が土に少し埋まるか、
すれすれかぐらいにななめに差します。
葉は一枚だけつけておき、その葉もさらに半分に切ります。
直射日光をさけ、明るい日陰におき、
表面が乾かないように水をやりましょう。
途中、根が生えてるか見たくなりますが、
絶対動かさないでください。
年内そのまま管理し、
来春鉢あげします。
ダメなのはしだいに枝がしおれてきます。
柊(ヒイラギ)を育てる時の注意点について
ヒイラギは冷たい風と乾燥に弱い特徴があります
ヒイラギの中でも、アマミヒイラギモチは、
奄美大島湯湾岳の特産で、
それほど耐寒性は高くありません。
地域によっては軒下野外越冬が可能ですが、
乾いた冷たい風が当たっていると枯れる事があります。
寒冷地にお住まいの方は、
この時期は室内での管理が良いと思われます。
地植えの場合は、
株元に腐葉土を被せたり、
全体をビニールで覆ったりしましょう。
根に霜が当たると、
弱って枯れてしまうこともあるので注意してください。
ヒイラギは、日光が大好きです
ヒイラギは、本当はお日様大好き植物です。
本来は屋外の方がいいのですが、
室内でも育てれます。
室内で育てる場合、
できるだけ窓際の明るいところに置いてあげてください。
風通しも確保してあげてください。
病害虫の予防になります。
どうしても日の当たらない部分はハゲますが、
あんまり鉢を回さずそのままで管理した方がいいと思います。
柊(ヒイラギ)の病害虫対策について
柊(ヒイラギ)の害虫対策について
使用する道具
ヘリグロテントウノミハムシ
カイガラムシ
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柊(ヒイラギ)の病気対策について
うどんこ病
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まとめ
ヒイラギは、丈夫で育てやすく、
手間もかからない植物です。
ただ、冬の寒さと乾燥が苦手ですので、
寒冷地で育てる場合は注意が必要です。
また、害虫や病気対策には、
ベニカXファインスプレーのみあれば、
全てに対処できますのでお勧めです。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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