蓮(ハス)は、美しい花を咲かせる水中植物です。
7~9月に開花期を迎え、
7月中旬~8月中旬に見頃を迎えます。
蓮(ハス)の花は短命で、
花びらが開きはじめてから3~4日で散ってしまいます。
また、午前中に咲いた花は、午後には閉じてしまいます。
満開の花を観賞するには、
開花2日目の朝7~9時頃がおすすめです。
そこで今回は、
蓮(ハス)の育て方について
キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。
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目次
蓮(ハス)の品種について
蓮(ハス)には塊茎が大きくなるように改良された「食用ハス」と、
花を鑑賞する「花ハス」の2種があります。
食用ハスは、レンコンとして有名です。
食用レンコンは花付きが悪い上に巨大なので、
家庭栽培にはまるで向いていません。
花ハスのレンコンを導入しましょう。
黄花蓮
こちらは、アメリカに分布している種類のハスです。
黄色い花を咲かせます。
⇒黄花蓮
大賀蓮
こちらは最古のハスです。
2000年以上前の地層で発見された種から発芽して、
階か成功した品種になります。
⇒大賀蓮
金輪蓮
こちらは、一重咲きのハスです。
⇒金輪蓮
西円寺青蓮
山口県の西円寺に古くより植えられてきた品種になります。
清月蓮
こちらの品種は、
江戸時代から観賞用として親しまれてきました。
⇒清月蓮
漢蓮
別こちらは、日本では
最も小さなハスになります。
⇒漢蓮
バージニア
名前の通りで、
アメリカバージニア州原産の大型種です。
黄花蓮より花色が濃く、先端が丸みを帯びているのが特徴です。
蓮(ハス)の育て方について
蓮(ハス)は家庭でも育てられます。
ハスは水生植物なので、
栽培には睡蓮鉢などの、少し大きな水を蓄えられる容器が必要です。
ハスは容器の内側に沿って蓮根が伸びるので、
角型の容器より、丸型の容器の方が植え替えなど後々の管理が楽です。
また、生育期のハスは日照を好むので、
直射日光があたる、明るい栽培環境も必要になります。
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土づくりについて
使用する道具
ハスの栽培には、
田んぼの土(田土)や荒木田土などの粘土質で重く、
肥沃な用土を用います。
そのため、市販の荒木田土か、
水生植物専用土を用いるのが、
はじめて育てる方にはおすすめです。
荒木田土がない場合は、
赤玉土(小粒)や黒土を水で練ったものを使いましょう。
蓮(ハス)の種まきの仕方について
蓮(ハス)の種まきは、4~5月が適期です。
種に傷をつけないと発芽しないので、
下処理をしてからまきましょう。
種の凹んでいるお尻の部分を、
ニッパーやヤスリで白いところが見えるまで傷つけます。
キズをつけて発芽処理をしないと発芽しません。
そして、発芽するまで水に浸けます。
4~7日ほどで発芽したら、
鉢に入れた土へ横向きに置き、2cmほど土を被せ、
水を入れた睡蓮鉢などの容器に鉢を沈めます。
蓮(ハス)を植え付けます
使用する道具
苗植えは、3~4月が植え付けの適期です。
鉢植えは、7~10号の鉢に2/3ほどまで土を入れ、
新芽を上向きに置いて、土を被せます。
そして、水連鉢に入れ水を鉢の縁までたっぷりと注ぎ、
日当たりがよく、暖かい場所に置きます。
水に沈めるという栽培方法なので、地植えはしません。
ハスは水切れに大変弱いので、
休眠期も含め、常に水を溜めた状態で栽培します。
蓮(ハス)栽培での隠れた難点がボウフラの発生です。
それを防ぐためにはなんといっても、
メダカと一緒に栽培するのがおすすめです。
蓮(ハス)の肥料の与え方について
使用する道具
植え付けるときに、
水生植物の肥料か、
同量の骨粉と油かすを水でこねたものを
土に混ぜ込んでおきます。
ハスは、肥料も欲しがりますが、
与えすぎると蓮根の部分が腐る事もあるので、
少量ずつ、何回かに分けて与えます。
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蓮(ハス)の剪定方法について
植え付けてから花が咲くまでの生育期は、
葉が多く茂ります。
ハスは、日光をたいへん好みます。
しかし、葉が多くなりすぎると、株元に日光が当たりづらくなるので、
花芽が育たず、花が咲かなくなってしまいます。
ですので、葉が多すぎるなと感じた場合は、
葉を間引くようにしてください。
また、枯れた葉や花、黄色い葉を
そのままにしてしまうと水が腐ってしまうので、
夏場にはこまめに取り除くようにしましょう。
蓮(ハス)の植え替えについて
根をよくはるので、1~2年に1回、
3~4月に植え替えをします。
植え替えする時は、一旦、容器から出して、
細い根は全部切り取り、
太く育った根だけを植えます。
蓮(ハス)の増やし方について
蓮は株分けと種まきで増やすことができます。
10月頃採取した種を、
1週間ほど陰干ししてから次の春まで保管してください。
株分けは、3~4月に行います。
塊茎を掘り上げ、丁寧に水洗いしたら、
先端に新芽のついたところを選んで3~4個に切り分けましょう。
そして切り口に消毒薬を塗ってから、
植え付け時と同様の手順で土に埋めます。
蓮(ハス)の害虫対策について
アブラムシ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
まとめ
美しい花を咲かせた蓮(ハス)の地下茎は、
秋になると生長がとまります。
やがて、翌年の発芽にそなえて栄養をたくわえます。
レンコンは、地下茎が肥大したものです。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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