畑わさびは、
アブラナ科の多年草になります。
畑わさびと沢わさびは、同種類のことが多く、
地植えで育てるか、
沢で育てるかの違いだけです。
畑わさびを、流水で育てると沢わさびとなり、
畑で育てると、畑わさびになります。
そこで今回は、
畑わさびの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
畑わさびと沢わさびの違いについて
畑わさびと沢わさびは同じものです。
畑わさびと通常のごつごつした沢わさびは、
同じものです。
育てる環境によって、
食べかたが違うので名前が違うだけです。
ワサビは根から強い殺菌効果のある物質を出しています。
ところがコレがワサビ自身の成長を阻害してしまい、
水辺や清流のような場所で、
その物質を洗い流していないと、
一般的に思うような太いワサビにならないのです。
というわけで、
畑わさびの根っこは、
通常の植物のように細く細かいものが張り巡らされます。
畑わさびの育て方について
わさびは、
山間の渓流など水のきれいなところに生息しています。
太い円柱状の根茎を作り、
そこから数本の茎を伸ばします。
その茎には、直径8~10cmほどの大きさをしたハート型の葉っぱを茂らせ、
春になると小さな白い花を咲かせます。
根茎はよく知られるワサビとして、
すりおろしたものを薬味として利用するほか、
葉っぱは「葉ワサビ」、花は「花ワサビ」という名前で
天ぷらやおひたしにして食べられます。
静岡県名物のワサビ漬けは、
酒粕に根と茎を漬け込んだものなんですよ。
⇒畑わさび
栽培環境について
畑わさびは、一般に冷涼な場所を好み、
風通しの良い西日のあたらない半日陰の環境で、
水はけの良い用土で育てます。
夏季の温度が25℃以下、
冬はマイナス1℃くらいが最適です。
西日を受ける場所は、
葉焼けを起こすので避けましょう。
土づくりについて
使用する道具
畑の土に川砂をたっぷりと混ぜ込んだ、
水はけと水持ちのバランスがよい土に植え付けます。
プランターで育てるなら、
野菜用の培養土を使ってもかまいません。
スコップなどで根茎が埋まるくらいの穴を掘り、
側面にもたれかかるようにして苗を置きます。
そして、土を埋め戻していきます。
小石などを使って、苗を固定するとうまくいきますよ。
株同士の間隔は、20~30cmくらいが適当です。
畑わさびを植え付けます
使用する道具
畑わさびを植え付ける時期は、
春は3~4月、秋は、9~11月です。
植える場所は、半日陰に植えます。
畑わさびは、夏の直射日光が苦手です。
半日陰で、風通しが良い場所に植えましょう。
適した場所がない場合は、
夏場は、遮光ネットを使用して、
風が通るように覆うなどの対策が必要です。
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畑わさびの肥料の与え方について
使用する道具
排水性の良い土にやや多めの堆肥や腐葉土を混ぜ込み、
肥料を多めにして育てるのがポイントです。
追肥は、春先と秋に化成肥料を与えます。
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畑わさびの水やりの仕方について
畑わさびの水遣りは、
乾いたらたっぷりあげます。
特に、夏の水切れに注意します。
水切れを起こすと、
しなびて枯れてしまうので注意してください。
畑わさびの増やし方について
畑わさびは、株分けによって増やす方法と、
種まきによって増やす方法があります。
株分けによって増やす方法について
大株に小さい株ができてきたら、
株分けして植え替えます。
収穫するタイミングで、根茎に子株が付いているようなら、
傷が付かないように、丁寧にその切り分けていきます。
株分けした苗は、
植え付け方法と同じ手順で育てていきます。
種まきによって増やす方法について
こぼれダネでも増えていきます。
小さな芽が出て来るので、
小さいポットに植えて育てます。
大きく育ったら収穫します
畑わさびは、春から夏にかけて、
生長し白い可憐な花を咲かせます。
追肥してあげて大きめに育て、
花と葉茎を食べるのもおいしいです。
また、数年育て太った軸を、
普通のわさびとして使えます。
畑わさびの病害虫対策について
畑わさびの害虫対策について
使用する道具
アオムシ
畑わさびの病気対策について
軟腐病
まとめ
畑わさびは、育て方が違うだけで、
沢わさびと同じです。
畑わさびは、一般に冷涼な場所を好み、
風通しの良い西日のあたらない半日陰の環境で、
水はけの良い用土で育てます。
夏季の温度が25℃以下、
冬はマイナス1℃くらいが最適です。
30度を超える環境では、
栽培は難しいです。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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