褐斑病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します 

褐斑病と書いて、「かっぱんびょう」と読みます。
褐斑病は植物の病気の一種で、
おもに葉に褐色の斑点ができます。

特徴としては、
葉の内側からではなく、
葉の外側から症状が出てきます。

最終的には、
葉っぱが落ちてしまう病気です。

そこで今回は、
褐斑病の原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します。

 

 

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褐斑病の症状について

葉に褐色の斑点が生じます

褐斑病は葉脈に区切られた箇所に
褐色の斑点が生じます。

徐々に周りが黄色く変色し枯れる病気です。
病気は気温が上がり湿度が高い状態になると出てきます。

原因は、
風通しの悪さ(密植)・排水が悪い・連作となります。

 

 

 

一度、症状にかかった葉は戻りません。

一度、褐斑病にかかると、
感染した葉は、元通りに治りません。

落葉するまで、なるべく光合成ができるように
葉を温存するしかないですね。

定期的に殺菌剤撒くと軽減されます。

 

 

 

褐斑病の原因について

褐斑病の原因となるのは『糸状菌(カビの仲間)』です

糸状菌は、 通常はアレルギーも含め、
人体への影響は無いと思います。

褐斑病は多くの植物が罹る病害ですが、
一口に褐斑病と言っても、
その原因となる糸状菌は様々で、
植物によって異なる場合が多のが特徴です。

褐斑病は胞子を作る糸状菌が原因ですから、
その胞子が付着した枯葉などが風などで移動してしまうと、
その移動した枯葉が次の感染源になってしまう可能性があります。

従って褐斑病の防除をしようと思ったら、殺菌剤の散布だけでなく、
病葉や枯葉(落ち葉)などの感染源を処分しておかないと、
再発する危険性が高くなってしまいます。

 

 

 

 

褐斑病の対策について

ダコニールを散布します

ダニコール1000を潅水した後は
バッドグアノなどの有機肥料を撒いて
土の中の有益菌を増やしてあげてください。

ダニコール1000を潅水すると、
鉢土中の有用菌も死滅していますから。

 

1週間くらいそのままで、
葉の病状が広がっているようであれば、
もう一度ダコニールを潅水します。
ダコニールは、2回が限度です。

葉は取り除かず、葉の様子で観察し、
病状が進んでいれば茶色の縁の部分が太く黄茶になっていくはずです。

広がっていくのなら、残念ですが破棄します。

一応、この植物の傍には、
他の植物は置かないように。

 

 

 

病斑のある葉を集め焼却する

冬に落葉や病斑のある葉を集め焼却します。
農薬としては、トップジンM水和剤もお勧めです。

治療効果がないのですが、
これ以上病気の葉を増やさないために、
散布する方が良いです。

9月下旬と10月下旬に、散布されれば、
被害はほとんどなくなると思います。

 

 

 

剪定に強い植物なら、思い切って刈り込んでしまう

強い剪定(刈り込み)に耐える丈夫な植物なら、
思い切って葉っぱがなくなるくらいに刈り込んでから、
霧吹き等の散布器具を使って、
消毒しましょう。

薬剤としては、
ダコニール・トップジンM水和剤・ベンレート水和剤などが
入手しやすいと思います。

なお、上記の殺菌剤とは別に、
展着剤という薬剤を枝葉にくっ付ける作用のあるものが必要です。

展着剤としては、
ダインなどが入手しやすく一般的です。

 

また、どの薬剤にもいえることですが、
同じものばかり使用していると、
薬効に耐性ができて薬が効かなくなります。

ですので、2~3種類の薬剤を定期的(1ヶ月に1回程度)
に散布することをお薦めします。

 

 

 

HB101を使用する

HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。

効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。

以前バラに定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。

そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。

それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。

もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。

HB-101

 

 

 

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褐斑病に効く農薬について

褐斑病の感染前・予防におすすめ

ダコニール1000(お勧めです)

広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。

 

ダコニール1000

 

 

 

オーソサイド水和剤

世界で広く長く使用されている総合殺菌剤です。

生育期散布のほか、種子消毒、幼苗期の土壌灌注などにより、
腐敗病や苗立枯病などの
土壌病害にも優れた効果を発揮します。

 

 

 

 

 

サンボルドー

塩基性塩化銅を主成分とし、
各種病原菌に予防効果がある保護殺菌剤です。

水でうすめて散布します。

 

 

 

褐斑病の予防と治療におすすめ

トップジンMゾル(お勧めです)

カビ類(糸状菌)が原因で起こる花と野菜の
広範囲の病気に効果があります。

病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、
侵入した病原菌を退治する治療効果を
兼ね備えている浸透性殺菌剤です。

トップジンMゾル

 

 

ベンレート水和剤

水稲・野菜・果樹などの幅広い作物に使用でき、
浸透移行性に優れ、予防・治療の二つの効果を示します。

茎葉の病害、貯蔵病害、種子伝染性病害、土壌病害など、
多方面にわたり優れた効果を示します。

低濃度で使用できるので、
作物を汚染することが少ない薬剤です。

 

 

 

まとめ

褐斑病は葉脈に区切られた箇所に
褐色の斑点が生じます。

徐々に葉っぱの周りが、
黄色く変色し枯れる病気です。
病気は気温が上がり湿度が高い状態になると出てきます。

褐斑病の予防対策として、
ダコニール1000がお勧めです。

治療には、トップジンMゾルがお勧めです。

 

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。

植物の病気対策について(目次)

 

 

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