なんだか葉っぱに、すす状の斑点が広がってた。
なんてことはありませんか?
アブラムシや、カイガラムシなどに侵された植物には、
すす病が発生しやすくなります。
すす病が発生すると、
枯れることはめったにないですが、
植物は弱ってきます。
そこで今回は、
すす病の原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します。
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目次
すす病の症状について
すす病とは、黒いすす状の斑点が広がり、
薄い皮膜のようになっていきます。
そして、光合成ができなくなり、
植物が弱体化していってしまいます。
すす病では、植物が枯れてしまうことはめったにないですが、
植物が弱って、収穫に大きな影響を与えます。
すす病の原因について
害虫(アブラムシ・カイガラムシなど)の排泄物が原因です
すす病は一般的な病害と異なり、
害虫(アブラムシなど)の排泄物が原因で、
その原因となる排泄物を出す害虫を防除する事が、
すす病の予防となります。
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
⇒カイガラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
⇒ハダニの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
原因はカビです
すす病は、アブラムシ・カイガラムシ・ハダニなどの
排泄(はいせつ)物をえさにして繁殖するカビが原因です。
すす病の対策について
すすを拭き取ります
排泄物によって発生した
スス病の枝を切り取っていたらキリが無いので、
そのまま放置するのが普通です。
小さい木でしたら、ススを拭き取ると良いですよ。
害虫を駆除する
年末の冬休みに、
石灰硫黄剤を散布して原因に一つである、
カイガラムシや越冬中の害虫を退治しましょう。
アブラムシは、
夏芽や秋芽の新梢に多く寄生しますので、
発見次第防除を行ってください。
殺菌剤を散布する
すす病すす病そのものを治療する薬剤には、
ダイセン類、トップジンなどが有効ですが、
効果 は一時的なものなので、散布してもすぐに再発します。
すす病が発生する原因は、吸汁性害虫の排泄物なので、
これらの害虫を駆除するのが一番の方法ですね。
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HB101を使用する
無農薬に栽培に対して、
人それぞれ考え方があると思いますが、
我が家では基本的に無農薬栽培なので、
常用しているHB-101の1000倍液を、
一週間に3回散布しましたら、黒い葉が段々薄くなり、
いつの間にか煤病が消えたという経験から、
春一番から果樹全般にも散布するようになり、
以降サルスベリには煤病が出たことはありませんし、
栗も虫食いイガは一個だけという結果でした。
HB-101の原材料は、松・杉・檜・オオバコなので、
散布の時に目に入っても、吸い込んでも、
肌に掛かっても大丈夫なので、
農薬に抵抗があるのでしたらお試しで、
木全体(幹・枝・葉表・葉裏)から滴り落ちるほど散布して見てください。
すす病に効く農薬について
トップジンMゾル(お勧めです)
カビ類(糸状菌)が原因で起こる花と野菜の
広範囲の病気に効果があります。
病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、
侵入した病原菌を退治する治療効果を
兼ね備えている浸透性殺菌剤です。
ベンレート水和剤
水稲・野菜・果樹などの幅広い作物に使用でき、
浸透移行性に優れ、予防・治療の二つの効果を示します。
茎葉の病害、貯蔵病害、種子伝染性病害、土壌病害など、
多方面にわたり優れた効果を示します。
低濃度で使用できるので、
作物を汚染することが少ない薬剤です。
まとめ
すす病の原因は、はっきりしています。
アブラムシやカイガラムシなどの害虫の糞を餌とする、
カビが原因です。
つまり、これらの害虫が発生しなければ、
すす病を発症することはありません。
すす病は、予防が一番重要です。
アブラムシや、カイガラムシなど、
害虫対策をしっかりしましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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