ブラウンパッチとは、芝生の病気です。
高温、多湿の環境で発生しやすく、葉腐病とも呼ばれます。
症状としては、
芝生に黄色がかった直径10CM程度の斑点模様が発病して、
そのまま放っておくと、根までが枯れてしまい、
その部分に芝が無い状態となります。
梅雨の時期にこの症状が派生しやすく、
6月~9月頃が最も危険な時期です。
そこで今回は、
ブラウンパッチの原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します。
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ブラウンパッチの症状について
円形状に枯れます
芝生が円形に近い形で赤茶色に枯れてしまいます。
大きさは10~30cm程度です。
大きいと1m以上になる事もあります。
病班の外側にスモーキーリング(灰色の線でグルっと囲まれた症状)が
出る事があります。
高温、多湿の環境で発生しやすいです
梅雨の時期にこの症状が派生しやすく、
6月~9月頃が最も危険な時期です。
ブラウンパッチの原因について
原因はカビの一種です
足跡や胞子の飛来等で感染し、
直径10㎝から、
大きいもので1m以上の島状に枯れてしまう症状です。
窒素過多で発生しやすい
高温、多湿条件で発生しやすいです。
またチッ素肥料過多になると発生しやすいです。
排水不良、通気性の悪さなども被害を助長します。
刈り取った芝(サッチ)を放置しておくと、
病原菌の発生源になるので、適切な芝生管理が必要です。
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ブラウンパッチの対策について
枯れた芝は処分します
出来るだけ小さなエリアで、
枯れ芝をレーキで掻き集めて処分してください。
あまり広いエリアを引きずり回すと、
菌の拡散になってしまいますので、
注意してください。
地面の凸凹を直し、穴を開け通気性を良くします
水たまりの出やすい場所の凸凹を直します。
低い所には、目土を入れて軽く踏んで固めます。
そして、エアレーションです。
地面に穴を開けて、通気性を良くします。
ホームセンターなどで、ローンスパイク(2500円前後)
という道具が売られていますので、
1つは持っていても良いと思います。
殺菌剤を散布します
症状が進んでしまうと、
殺菌剤散布で復活出来るかどうか難しくなります。
早いうちに散布をしたほうが良いです。
地表から3cmくらいまで菌が潜んでいると言われますので、
しっかり散布しましょう。
梅雨前と秋に、予防のつもりで殺菌剤を散布しましょう。
ブラウンパッチを発症してしまうと、
殺菌剤を使用しても、
回復まではかなりの期間がかかります。
ですので、予防が大変重要です。
梅雨前と秋に、予防のつもりで殺菌剤を散布しましょう。
ただし、殺菌剤と除草剤の同時使用は避けてください。
HB101を使用する
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。
以前バラに定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
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ブラウンパッチに効く農薬について
ブラウンパッチの感染前・予防におすすめ
オーソサイド水和剤
世界で広く長く使用されている総合殺菌剤です。
生育期散布のほか、種子消毒、幼苗期の土壌灌注などにより、
腐敗病や苗立枯病などの
土壌病害にも優れた効果を発揮します。
ダコニール1000(お勧めです)
広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。
ブラウンパッチの予防と治療におすすめ
ベンレート水和剤(お勧めです)
水稲・野菜・果樹などの幅広い作物に使用でき、
浸透移行性に優れ、予防・治療の二つの効果を示します。
茎葉の病害、貯蔵病害、種子伝染性病害、土壌病害など、
多方面にわたり優れた効果を示します。
低濃度で使用できるので、
作物を汚染することが少ない薬剤です。
まとめ
ブラウンパッチは、芝生に発生する病気です。
梅雨の時期にこの症状が派生しやすく、
6月~9月頃が最も危険な時期です。
一度発症すると、治療に時間がかかりますので、
予防が大変重要になってきます。
梅雨前と秋に、予防のつもりで
ダコニール1000やオーソサイド水和剤を散布しましょう。
症状が発症した場合は、
これらの農薬では効きませんので、
ベンレート水和剤を散布しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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