赤星病は、
ナシやリンゴ・ボケに発生しやすい病気です。
葉裏に毛羽だった丸い病斑ができます。
カイヅカイブキなどのビャクシン類で越冬し、
春にナシやリンゴ・ボケに移動します。
被害が深刻になると、
葉っぱが枯れて生育が悪くなってしまいます。
そこで今回は、
赤星病の原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します。
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目次
赤星病の症状について
葉にオレンジ色の数本の太い触手状の突起が発生します
さび胞子がビャクシン属に感染すると、
翌年または翌々年の春に成熟します。
菌は茎に直径2-4 cmの菌核を作り、
冬胞子を作って成熟し、
春先にオレンジ色の数本の太い触手状の突起となって現れます。
無農薬ですと、ほとんどの葉や果実に発症します
赤星病は、
ナシやリンゴ・ボケに発生しやすい病気です。
無防除では、ほとんどの葉や果実に発病し、
激しく発生すると落葉します。
果実に発生した場合は、果実が大きくなるにつれて、発
生部分が凹んだりして奇形果になります。
発生源は貝塚イブキなどのビャクシン類です
赤星病の発生源は、
カイズカイブキなどのビャクシン類の病斑から発生した胞子が、
雨滴で運ばれてナシに感染します。
ナシに感染して、病斑ができると、
5月下旬ころから胞子が発生します。
この胞子はビャクシン類の葉に寄生し、
翌年春の発生時期まで潜んでいます
対策しないと、毎年発生します
赤星病は感染してしまうとすぐに枯れてしまうような、
植物の脅威となる病気ではありません。
しかし、きちんと対処しておかないと、
毎年のように発生し、長い間苦しむことになります。
特に梨やリンゴに発生しやすいので、
すぐに対処できるように薬剤などを準備しておくと安心です。
赤星病の原因について
赤星病の原因は、キノコの一種です
葉の裏側に出来る角状のものは、
いわばキノコなので、個々から胞子を撒き散らします。
家庭菜園で極小規模の場合には、
先ず被害にあった葉をすべて取り除いてから、
殺菌剤の散布をやったほうが低農薬で根絶できます。
根本的にはご近所も含めてヒノキ科の樹木を消毒するか、
取り除くかをしないと毎年見舞われることになります。
赤星病の対策について
発病した葉を焼却処分します
発病した葉が沢山あるようなら、
切り取り焼却処分します。
病気になった株や葉は、
早めに除去して焼却し、病気が広がるのを防ぎましょう。
予防に農薬を散布します
赤星病は、近隣にビャクシン類(大概はカイズカイブキ)が有れば連年発生します。
先ずはこれを無くするか、
それとも発生時期に定期的に防除が必要です。
赤星病の病原菌は、
4~6月に果樹に感染し、
それ以外をビャクシン類で過ごします
赤星病の予防にはエムダイファー、
オーソサイド水和剤などが有ります。
対策として、飛散する3~4月には、
駆除にも効果のエムダイファー水和剤などの薬剤を
散布しておくとよいですよ。
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HB101を使用する
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。
以前バラに定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
赤星病に効く農薬について
赤星病の感染前・予防におすすめ
オーソサイド水和剤
世界で広く長く使用されている総合殺菌剤です。
生育期散布のほか、種子消毒、幼苗期の土壌灌注などにより、
腐敗病や苗立枯病などの
土壌病害にも優れた効果を発揮します。
エムダイファー水和剤
果樹、花などの広範囲の病害防除に効果が高い薬剤です。
すぐれた予防効果のある保護殺菌剤です。
水和剤ですが、
収穫物への薬剤の付着が目立たないのが特長です。
まとめ
赤星病の病原菌は、
ビャクシン類に潜んでいます。
そして、胞子は風にのって1km以上運ばれるので、
ビャクシン類を植えない対策には無理があります。
4~6月に果樹に感染しますので、
この時期に、適切な農薬を散布しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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