アンゲロニアは、
中央アメリカ・西インド諸島が原産の多年草植物です。
6~10月にかけて花を咲かせます。
初夏から秋まで次々と花を咲かせ、
長く楽しめるおすすめの草花です。
30cm程度の草丈が低い品種は、
プランターや花壇の前面に、
1m程度になる高性の品種は、
花壇の背景に利用できます。
原産国では多年草ですが、
5℃を下回ると枯れてしまうので、
日本では1年草扱いされています。
そこで今回は、
アンゲロニアの育て方について、
紹介します。
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目次
アンゲロニアの花言葉について
アンゲロニアの花言葉は、
「過去の恋人」です。
花言葉にこだわる方への贈り物としてはあまり向きません。
花の形が、
大口をあけた骸骨に見えることがあるから、
このような不名誉な花言葉がつけられたようです。
アンゲロニアの育て方について
土づくりについて
アンゲロニアは、
水はけがよく保水力のある土を好みます。
赤玉土(中粒)5、腐葉土3、
酸度調整済みピートモス2の配合土などを用います。
元肥として、
リン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜて植えつけましょう。
植えつけ方について
植え付けの時期は、
4~6月です。
真夏の高温多湿でも元気に育つ草花です。
日当たりと風通しの良い場所を好みますが、
ある程度の耐陰性もあり、
数時間日差しを確保できれば育てることができます。
土が極端に乾燥することを嫌うので、
西日の当たる場所は不向きです。
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肥料の与え方について
気温が高い時期は、
ぐんぐん成長するので、追肥は欠かせません。
植えつけを行うときには、
緩効性化成肥料を適量元肥として施します。
植え付けを行ったあとは、
数ヵ月に1回を目安に追肥として、
同じ肥料を同じ分量だけ、株周りの土の表面にばら撒きます。
水やりの仕方について
土の表面が乾いているなら、
株の根元までしっかりと水分が行き届くように、
十分な水やりを行います。
特に真夏の暑さが何日も続くような時期には、
朝と夕方に2回水を与えるようにする工夫などが必要となります。
増やし方について
アンゲロニアは、
種まきと挿し木で増やすことが出来ます。
種を取る場合は、
花が終わると剪定で花茎をカットしますが、
種を作る場合はそのまま伸ばしておきます。
種ができたら収穫し、
春に種まきするまで風通しのよい冷暗所で保管しましょう。
挿し木で増やす場合は、
6月~7月に2節~3節を切り取ります。
下の方についている葉は切り落とし、
水に挿して吸い上げをさせます。
その時に切れ味のよい剪定ばさみやカッターで、
繊維をつぶさないように斜めにカットするのがコツです。
30分ほどしたら挿し木用の培養土に挿し、
保湿を欠かさずに1カ月、明るい日陰で管理すれば発根します。
また、挿し木に発根促進剤メネデールを使用することによって、
失敗を防ぐことが出来ます。
薄めたメネデール液に2~3時間浸してから、
鹿沼土に挿します。
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病害虫対策について
害虫は、アブラムシ、ナメクジが発生します。
アブラムシが発生したら、
ベニカXファインスプレーを散布しましょう。
草花、花木や庭木の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対しては速効性と持続性があります(アブラムシで約1カ月)。
病原菌の侵入を防いで病気も防除します。
ナメクジが発生したら、
ナメクジカダンで対策します。
広い庭にも簡単にバラまける粒タイプです。
ナメクジやカタツムリに対して、
誘引・駆除効果があります。
一晩で薬剤の周りで弱っているもの、
力尽きたもの含め約40匹のなめくじが採れました。
後の処理には勇気がいりますが、効果はてきめんです。
また、長雨が続くと灰色かび病が発生することがあります。
発生したらダコニールで対処しましょう。
広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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