アガパンサスの育て方 球根からの育て方から、来年も咲かせる方法を紹介します

アガパンサスは、
南アフリカに10~20種が知られる、
毎年花を咲かせる多年草です。

アガパンサスは、性質が強く、
植えっぱなしでほとんど手がかからないので、
公園などの花壇やコンテナの植え込みに利用され、
また切り花としてフラワーアレンジメントにも使われています。

 

そこで今回は、
アガパンサスの育て方
球根からの育て方から、来年も咲かせる方法を紹介します。

 

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アガパンサスの種類・品種について

アガパンサスの種類は、20種ほどあるといわれています。
白やピンク、複色などの花色もありますが、青紫色が一般的です。

1.5mの草丈になる大型種や、
星形の花びらをもつ品種など、
種類によって見た目が違います。

 

プラエコクス・オリエンタリス

プラエコクス・オリエンタリスは、
通常のアガパンサスより花数が多い大型品種です。

ときには100輪以上の花を付けることがあります。

アガパンサス プラエコクス・オリエンタリス

 

 

プラエコクス・ミニムス

プラエコクス・ミニムスは、
ケープ南部が原産の小型品種です。
草丈が60cm程度にしかならないことから、
鉢植えにして楽しまれることが多いです。

アガパンサス プラエコクス・ミニムス

 

フローレプレノ

フローレプレノは、
プラエコクス・オリエンタリスの変種です。

花がつぼみのまま、
開かないという一風変わった特徴を持ち、
多くの園芸品種を作り出す元となった品種です。

アガパンサス フローレプレノ

 

アフリカヌス

アフリカヌスは、常緑性のアガパンサスで、
明治時代に日本に渡ってきた品種です。

アガパンサスというと、
本種を指すことが多いです。

アフリカヌス

 

イナペルツス

イナペルツスは、つぼみのときは上を向き、
花を咲かせると下向きになる品種です。

生長過程の変化が面白く、
青色や他の品種にない白色の花色をもつことが特徴です。

アガパンサス アフリカヌス

 

 

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アガパンサスの植え方について

アガパンサスの植える時期について

3~6月か9~10月頃が、
球根や苗の鉢植えに適した時期です。

冬に霜がつく地域は、
地表を寒冷紗で覆うか、
腐葉土やワラを土の上にのせてマルチングをしましょう。

アガパンサスの植える時期

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

種や球根を鉢やプランターに植えるなら、
市販の草花用培養土を使うと、
土質の調節や肥料を混ぜる手間がなく簡単です。

 

草花培養土

 

自分で作るなら、種まきと苗植えで土の配合を変えます。
種まきは赤玉土(小粒)7:バーミュキライト3の割合で混ぜた土を準備します。

 

苗の鉢植えは赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土がおすすめです。
苗の地植えは、庭土に腐葉土や堆肥を3割ほど混ぜ込んで、
1〜2週間寝かせておきます。
苗植えの土には、
リンを多く含んだ化成肥料(マグアンプ)も
土に混ぜて生育をよくしていきましょう。

 

マグアンプ

 

マグアンプは、花をキレイに咲かせる
リン酸がふんだんに使用され、
花を大きくきれいに咲かせます。

 

 

 

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アガパンサスを植えます

 

使用する道具

地植えする場合は、
穴を15~20cm間隔で堀り、
球根の先端部分が土の表面から出るよう浅く植えます。

アガパンサスは根をまっすぐ下に伸ばすので、
深さのある鉢を用意しましょう。

 

アガパンサス地植えする場合

 

鉢底に軽石や鉢底石を敷き、土を2/3ほどいれたら、
球根2個分の深さに球根を上向きにおき、
土で周りを埋めます。
苗植えのときも、
球根が2個分ほどの深さに埋まるようにしてくださいね。

 

 

アガパンサスの育て方

アガパンサスの水やりについて

水やりは、
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

アガパンサスは、ジメジメ過湿を嫌うので、
くれぐれも水のやりすぎには注意しましょう。

 

アマリリスの水やり

 

地植えにしたものは、植え付けた直後以外は、
水を与えなくても、自然の降雨だけで充分です。

根が多肉質でたっぷりと水分を含むため、乾燥には強いです。
病害虫の予防のため、葉に泥が付いたときは水で軽く洗い流します。

 

 

アガパンサスの肥料のやり方について

 

使用する肥料

 

生育が旺盛なので、
植え付ける際にあらかじめ土に混ぜておく肥料(マグアンプ)の他に、
追肥をする必要があります。

春と秋の年2回、固形の油かすや化成肥料を株元に置きます。

 

 

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 置き場所について

アガパンサスは、日当たりの良い場所がいちばんですが、
午前中いっぱい日があたれば充分育ちます。

真夏の直射日光は強烈で葉が焼けることがあるので、
鉢植えは明るい日陰でに置いてもよいでしょう。

寒さに強く霜で葉が枯れても根の状態で、
-10℃くらいまで耐えることができます。
その状態で凍らせなければ大丈夫ですが、
地植えで寒さが心配な場合は、
掘り上げて鉢植えにするか、
腐葉土などを地表に厚くかぶせて、根を寒さから保護します。

霜に当たって葉が枯れてあきらめる人もいますが、
根の状態で冬を越し、春に芽が出てくるので心配いりません。
寒さいかんに関わらず、
落葉性種は冬に葉が枯れることが多いです。
常緑性種は、霜よけを行って
葉を枯らさないようにした方が春からの生育が早くよく育ちます。

 

 

植え替えのやり方について

植え替えは4月~5月、9月~10月が適期です。
鉢植えは、
鉢の底から根が出てくるようなら植え替えをしましょう。

油断するとすぐ根がぱんぱんに張り、
鉢から抜けなくなるので若干早めでもかまいません。

株が大きくなりすぎて、
それ以上鉢を大きくできない場合は株分けします。
根の生育が旺盛なので、
植え替えは1~2年に1回行います。

地植えはほおっておいてもよく育ちますが、
株が大きくなり混み合ってきたら、
株分けも兼ねて植え替えます。
だいたい3~5年に1回程度でよいでしょう。

 

 

アガパンサスの増やし方について

種まきと花茎切り

花後に花茎を切らずにほおっておくと、
莢ができて中にタネができます。

そして採種した種は乾燥させて茶封筒に入れ、
種まきの時期(4~5月もしくは10〜11月頃)まで
冷蔵庫や涼しい倉庫で保管してください。

ただし、種まきの場合は、
開花する大きさに育つまで5~6年かかります。

種を作るために栄養分を使って株が弱るので、
種を採取しないなら花が咲き終わった後に、
茎を株元から切り取りましょう。

 

株分け

鉢植えは1~2年に1回、
地植えは株が混み合ってきたかなと感じる、
3~5年に1回のサイクルで株分けをします。

4~5月もしくは9~10月が株分けの適期です。
株を鉢から取り出して、手か清潔なハサミで子株を切り分けましょう。
できるだけ手で分けるほうがダメージが少なくすみますよ。
根の生育が盛んなことから、
植え替えのタイミングで同時に行うと効率的です。

 

 

まとめ

アガパンサスは、
暑さや寒さにも強いので、
初心者でも育てやすい花です。

小さなユリのような花が多数咲きます。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

お花の育て方について(目次)

 

 

 

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