サフランは、秋咲きのクロッカスの一種で、
もともとは染料、香料、薬用として多く栽培されていましたが、
今は観賞用としても利用されています。
高価なスパイスとして世界中で親しまれているサフラン。
紫色のかわいらしい花で、
私たち を楽しませてくれます。
日本では生薬としても利用されてきました。
そこで今回は、
サフランの育て方
球根からの育て方から、来年も咲かせる方法を紹介します。
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目次
サフランの植え方
サフランの植える時期について
7~8月に手に入るサフランの球根は、
8月下旬~9月中旬に植え付けていきます。
適期を過ぎてから植え付けてしまうと、
花が小さくなってしまうので気をつけてください。
鉢植えと庭植えにすることができますが、
5~15度のひんやりとした気候が生育に適しており、
高温多湿を嫌うので、
はじめての方は、
環境が管理しやすい鉢植えで育てるのがおすすめです。
土づくりについて
使用する道具
サフランは水はけがよく、肥沃な用土を好みます。
市販の培養土を利用するか、
赤玉土に腐葉土、堆肥を
たっぷり混ぜた土を使うようにしましょう。
また、酸性の土壌が苦手なので、
苦土石灰で酸性度合いを調整するのもポイントです。
庭植えにする場合は、
用土に川砂やバーミキュライトを1割ほど混ぜ合わせると、
さらに水はけがよくなりますよ。
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サフランを植えます
使用する道具
鉢植えの場合は、
5~6号の鉢に用土を入れ、
球根1~1.5個分の深さに球根を植えましょう。
1鉢当たり、3~5球を15~20cm分間隔を空けて
植え付けるのが目安です。
球根を浅く植え付けてしまうと、
芽をたくさん出す代わりに、
花付きが悪くなってしまうので、
植え付ける深さに気を配りましょう。
庭植えの場合は、
日当たりを好み、高温多湿を嫌う性質なので、
風通しのいい日向を選んであげましょう。
また、鉢植え同様浅く植え付けると花付きが悪くなってしまうので、
球根2個分の深さに植えるようにしてください。
また、球根の間隔は15~20cm分空けるようにしてください。
サフランの育て方
サフランの水やりについて
サフランの球根は多湿を嫌うので、
鉢植えの場合は土に指を入れて状態を確認し、
中まで乾いていればたっぷりと水をやりましょう。
また、葉が枯れ始めたら徐々に水やりを控え、
乾燥気味に管理をします。
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サフランの肥料のやり方について
使用する肥料
植え付け時には、元肥として緩効性肥料を与えます。
ただし、窒素分の多い肥料は球根を弱らせてしまうので、
窒素分が少なく、カリ分の多いものを選ぶようにしましょう。
マグアンプがお勧めです。
花後に新しい球根を太らせるためには肥料は不可欠です。
花後と2月頃の2回、
化成肥料を適量株元にばらまきます。
肥料はリン酸分の多いものを用います。
サフランの収穫方法について
使用する肥料
サフランは、10~11月に花を咲かせます。
その花の中にある雌しべを、
スパイスとして利用する場合は、
開花後早めに収穫しましょう。
ぱっと見は1本しか雌しべがないように見えますが、
実は3本に分かれています。
摘み取った雌しべを3本にほぐし、
キッチンペーパーなど水を吸うものに置いて、
日陰で自然乾燥させていきます。
乾燥したら風味が損なわれないよう瓶に入れて保存し、
料理やお風呂に入れて楽しんでください。
ただし、収穫したサフランの雌しべは、
1年以内に使いきるようにしてください。
また、しっかりと乾燥させないとカビが生えるので、
不安な方は保存する瓶の中に乾燥剤(シリカゲル)
を入れておくと安心です。
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サフランの剪定方法について
サフランは、花が咲き終わった後新しい葉芽が生えてきます。
この新しくできた芽は、そのまま新しい球根へと育つのですが、
全てをそのままにしておくと、元の球根が十分に太らず、
翌年花を咲かさなくなってしまいます。
そのため、
新しくできた葉芽は2~3個を残して他をかき取ってしまいましょう。
サフランの増やし方について
サフランは、高温多湿に弱い植物です。
サフランは花が終った後も細長い葉を伸ばし、
春になると枯れて球根だけになってしまいます。
5月頃から枯れ始めるので、
葉の2/3ほどが黄色くなったら球根を堀り上げましょう。
高温多湿で球根が腐ることがあるので掘り上げますが、
その心配がなければ、数年間植えっぱなしでもかまいません。
ただし、3~5年も植えっぱなしにしていると球根が増えて、
窮屈になってしまうので、そのときは掘り上げて植え直します。
掘り上げた球根は、
ネットに入れて風通しのよいところに吊り下げて保存しておきます。
そして、葉が完全に枯れたら取り除きます。
このとき、
元の球根に新しい球根が2~3個付いているときは、
これをはがしましょう。
そして、元の球根と新しい球根を日陰の風通しのいい場所で保管し、
8月下旬~9月に再度植え付けていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
サフランは、
お花としても、スパイスとしても大変価値があります。
サフランは耐寒性があり、
特に防寒対策をしなくても大丈夫ですが、
高温多湿の環境では球根が弱ってしまうので、
暑い時期は涼しい環境で管理するようにしてあげましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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