キャベツは、育てやすく
初心者にお勧めの野菜です。
キャベツは春まき、夏まき、秋まきと、
撒き時が3回あります。
キャベツは、生でも煮ても、また漬け物でも利用できる、
調理適性が広い野菜です。
そこで今回は、
キャベツの育て方について
美味しく元気に育てるコツを紹介します。
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キャベツの品種について
キャベツの作型には、
春まき夏どり、夏まき秋冬どり、
秋まき春どり栽培などがあります。
キャベツ 彩里(年内~春どり)
萎黄病に抵抗性があり、
黒腐病に対しては強い抵抗性をもち、
耐暑性にも優れ、形状が安定していて品質や揃いがよく、
11月どり(~)に適した品種です。
キャベツ 彩風(年内~春どり)
彩シリーズの彩風は中早生種で、
12月どり(~)に適した品種です。
キャベツ 彩ひかり(年内~春どり)
彩シリーズの彩ひかりは中生種で、
1月どり(~)に適した品種です。
キャベツ 初秋(初夏~秋どり)
暑さと高湿に強く、
高温での結球性に優れた極早生種です。
家庭菜園でのロングセラーで、
葉はやわらかくて食味に優れ、美味しくて人気の品種です。
キャベツ 初夏のかほり(初夏~秋どり)
萎黄病に対して抵抗性が強く、耐暑性に優れ、
肥大性抜群で、初夏どりに適した中早生種です。
葉はやや肉厚で歯切れも良く、食味に優れた品種です。
キャベツ 味春(春どり)
秋まきに適し、春一番の早どりができる極早生種です。
春キャベツにしては裂球も遅いので、
収穫期に幅があります。
葉はやわらかくて食味も良く、生食にも適します。
キャベツ YR春空(春どり)
早熟性に優れ、
秋に種をまいて春~初夏どりに適した品種です。
コンパクトサイズなので、
密に栽培しても球の揃いが良いです。
萎黄病に強く、晩抽性と早熟性にすぐれ、
作りやすいキャベツです。
食味では、やわらかい葉質で甘みがあるのが特徴的です。
キャベツ 春波(春どり)
秋に種をまいて春どりに適した極早生種です。
生育は旺盛で晩抽性にも優れ、球太りもよく、
作りやすくて食べても美味しい品種です。
キャベツ おきな(周年)
加工業務用に適した早生種です。
萎黄病に対して抵抗性が強く、耐暑性に優れ、
裂球が極めて遅くて収穫期の幅が広く、
作りやすい品種です。
虫がつきにくく、病気にも強いので、
減農栽培に適します。
キャベツ 四季穫(周年)
耐寒性や耐湿性に優れる中晩生種です。
球太りのよい肥大型で、晩抽性に優れ、
腐敗や裂球の心配も少なくて作りやすい品種です。
キャベツ 金系201号(周年)
市場性が高いことからプロの間でも人気で、
全国で栽培されるキャベツの代表的な品種です。
秋まきに適した極早生種で、適応性は広く、
春まき、夏まきでも高品質のものがとれます。
葉は柔らかくて食味も良く、美味しいキャベツです。
キャベツの育て方
キャベツは、秋まき時には注意が必要です。
本葉が10枚程度の大きさになると低温で花芽ができ、
気温が上昇するとともに抽台(とう立ち)するので、
冬越しが必要な秋まき栽培の場合は、
植えつけ時の苗の大きさが大きなポイントとなります。
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キャベツの種まきの仕方について
使用する道具
夏まき秋冬どりでは、7月中旬~下旬にタネをまき、
8月中旬~9月中旬に植えつけ、11月上旬から収穫し始めます。
秋まき春どり栽培では、10月にタネをまき、
11月に植えつけ、翌年の4~5月に収穫します。
培養土を入れた9cmポットにタネを3粒ずつまき、
発芽したら3本に、本葉2枚で2本に間引き、
本葉3~4枚で1本立ちにします。
培養土は、種まきに適した
種まき培土か、ポット用培土を使用します。
本葉5~6枚になったら植えつけます
キャベツの苗は、
以下のような形をしています。
土づくりについて
使用する道具
植え付け2週間前までに、
堆肥・元肥を入れて畑を耕しておきます。
株間30〜45cmほどを確保して畝を立てます。
キャベツは、土壌中の湿度が高いと根腐れが起きやすくなるため、
高畝にして水はけをよくしておきます。
pHは5.5〜6.5が目安です。
尚、pH5.0以下では「根こぶ病」の発生が多くなるので注意が必要です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
キャベツを植えていきましょう
キャベツの株間を広くとって育てると、
大きく生長しそうな気がしますが、
逆に生育が遅くなり結球も遅れがちで、葉が固くなってしまいます。
キャベツは他の株との共生を好む野菜なので、
株間30cmほどで密植栽培することで、
株どうしがお互いに助け合って、
生育が促進されるという特徴があります。
キャベツの肥料の与え方について
使用する道具
キャベツは、肥沃な土を好みます。
結球させるために、初期育成を促して外葉の展開を早めることが大切です。
葉を育てる野菜ですが、
窒素だけでなくカリの吸収量も多く、結球期に入ると急増します。
肥料には、
バランスのとれた配合肥料や、
葉物野菜用の液肥「住友液肥1号」がお勧めです。
配合肥料は、
苗の植え付け後、約3週間経った頃に与えます。
2回目の追肥は、植え付けから6週間経った頃に与えます。
液肥の場合は、1週間毎に2~3回与えます。
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十分に育ったら収穫します
球が肥大した頃、手でギュッと押さえてみて、
固く締まっていたら収穫時期です。
外葉を広げて球を少し傾け、
株元を包丁で切って収穫します。
尚、球が小さくても、固く締まっていれば、
それ以上大きくならないので収穫してしまいます。
キャベツの病気や害虫対策について
キャベツの害虫対策について
使用する道具
キャベツの害虫は、
アオムシ・ヨトウムシ・コナガが代表種です。
定植したら、アオムシや芯食い虫などの害虫を防ぐために、
トンネルに防虫ネット
もしくは、寒冷紗を掛けておきます。
特に夏まき、秋まきでは、害虫がつきやすいので要注意です。
葉の中心の柔らかい茎を食べる「芯食い虫」、
外葉を食べる「アオムシ」や「ヨトウムシ」は、
見つけたら随時ピンセットでつまみ出しておきましょう。
農薬としては、
オルトランやスミフェートがお勧めです。
キャベツの病気対策について
使用する道具
ベト病
葉の脈に沿って淡黄白色の斑点ができ、
病斑の裏に白カビが生える。
根こぶ病
根にこぶを多数形成し、水分や栄養吸収を妨げるため、
発育不良になる。
軟腐病
結球の地際部や頭部が褐変しべとべとに腐敗して、
独特の悪臭を放つ。
まとめ
キャベツは春まき、夏まき、秋まきと、
撒き時が3回あります。
キャベツは、秋まき時には注意が必要です。
本葉が10枚程度の大きさになると低温で花芽ができ、
気温が上昇するとともに抽台(とう立ち)するので、
冬越しが必要な秋まき栽培の場合は、
植えつけ時の苗の大きさが大きなポイントとなります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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