白菜は、冬の代表野菜です。
春まきと秋まきができる白菜ですが、
春まきは結球しにくく難しいので、
家庭菜園では育てやすい秋まきがおすすめです。
大きな白菜は魅力的ですが、
まずは育てやすい小型で早生種の品種から挑戦してみてください。
そこで今回は、
白菜の育て方について
美味しく元気に育てるコツを紹介します。
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目次
白菜の品種について
白菜 金将二号
病気に強く生育が旺盛で、栽培容易な年内~冬どりの中生種です。
低温肥大性にすぐれ、適期栽培では3kg程度に太るます。
玉は胴張りのよい円筒形で、
生理障害の発生が少なく、良質球が収穫できる特徴があります。
白菜 黄ごころ
生理障害に強く、
低温肥大性にすぐれ、播種期幅が広いのが特徴です。
低温肥大性と耐寒性にすぐれるため、
中間地の8月下旬~9月上旬まき、暖地の9月上中旬まきまで、
播種期の幅が広いです。
作業性と収量性に富んだ省力品種です。
外葉は強健で極立性のため、
追肥・薬剤散布・結束作業が容易です。
また、玉の形状・そろいが抜群で、秀品率が高く、
品質良好です。
球内色は鮮やかな鮮黄色で、葉質はやわらかく、
甘み・うまみは上々。
歯切れもよく品質良好。
白菜 耐病六十日
軟腐病、石灰欠乏症、ゴマ症に強く、
トウ立ちしにくい、秋まき用早生種です。
球は尻張りのよい砲弾型で、
重さ2~3kg前後、つくりやすくて品質がすぐれています。
白菜 無双
土質を選ばず、環境適応性にすぐれ、
作りやすい早生種です。
病気に強く生育は旺盛で、
生理障害の発生が少なく、適期栽培では2.5kg程度に太ります。
球頭は包被し、玉は胴張りのよい円筒形で食味良い。
白菜 王将
生育が旺盛で作りやすく、
収量性にすぐれる年内~冬どりの中生種です。
玉は尻張り・胴張りのよい円筒形で、
食味がよく、品質良好。
耐寒・低温結球性にすぐれ、
中間地の冬どり栽培に適します。
適期栽培では、3kg程度に太ります。
白菜の育て方
中国が原産地の白菜は、冷涼な気候を好む、
秋まき野菜の代表格です。
外葉の育ち具合が球のできを左右します。
甘くてみずみずしい大玉の白菜を採るには、
外葉を大きく育てる、タイミングの合った追肥がポイントです。
播種(種まき)から収穫までの日数は、
約60日〜120日となります。
(品種・作型によって異なります)
白菜の種まきの仕方について
使用する道具
ハクサイの栽培時期・栽培スケジュールは次のようになります。
冷涼な気候を好み、耐暑性は生育前半は比較的強いのですが、
結球期以降は弱くなります。
秋まきの時期が早過ぎると病害虫が発生し、
遅すぎると結球しないので、種まきの時期が大切です。
ポリポットやセルトレイに種をまき、
軽く覆土して、たっぷりと水をやります。
ポットの場合は4粒ずつ種をまき、
発芽したら段階的に間引いて1本立ちにします。
セルトレイの場合は、
発芽後に1本ずつポットに上げます。
苗は、そのまま暖かい環境で育てます。
培養土は、種まきに適した
種まき培土か、ポット用培土を使用します。
白菜の苗は、
以下のような形をしています。
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土づくりについて
使用する道具
白菜の根は細いですが広く分布するので、
耕土が深く、排水性、通気性、保水性にすぐれた土壌を用意します。
また、ハクサイは肥沃な土を好みます。
生育初期から肥料が効くように、
植え付け3週間前までには十分な元肥と堆肥を
鋤き込んで耕しておきます。
株間50〜60cm、
畝幅60cmを確保して畝を立てます。
pHは6.0〜6.5が目安です。
酸性土だと「根こぶ病」が発生しやすくなるので、
土壌の酸度調整(pH)はしっかりと行いましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
白菜の苗を植えます
本葉4〜5枚が出た頃が定植時期です。
株間50cmほどで、畑に定植します。
定植の前にポットごと水につけて吸水させておくか、
定植後たっぷりと水をやります。
また、株間60cmほどあけてゆったりと育てると、
葉の枚数が多く柔らかなハクサイになります。
晩生種ほど大きく育つので疎植に、
早生種は密植にします。
白菜の肥料の与え方について
使用する道具
白菜は外葉が大きくならないと結球しないため、
こまめに追肥して外葉を十分に育てます。
追肥は、定植後に3回行います。
定植から2週間後に1回目の追肥をします。
肥料は、化成肥料が適しています。
をして、除草を兼ねて中耕しておきます。
その3週間後に2回目、
さらに3週間後に3回目の追肥を行います。
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十分に育ったら収穫します
植え付けから約60日後、ハクサイの頭を手で押さえてみて、
かたく締まっていたら収穫できます。
外葉を開いて結球部分を横に倒し、
根元に包丁を入れて、切り取って収穫します。
霜や寒風にさらされると、球の頂部や外葉がカサカサになり、
そこから腐ったりしてくるため、
初霜が降りる前に収穫を終えるようにしましょう。
12月に入り霜が降りると、寒さでハクサイが傷んでしまいます。
越冬する場合は、結球部分を外皮で包み込むように、
上部を紐で縛っておきます。
こうすると外葉が枯れるだけで中の葉は守られるので、
2月頃まで畑に置いておくことができます。
白菜の病害虫対策について
白菜の害虫対策
使用する道具
白菜の害虫はには、
「モンシロチョウ」や「コナガ」の幼虫が寄生して葉を食害します。
苗が小さいうちは害虫がつきやすいので、
植え付け直後に防虫ネットを掛けておくと安心です。
アブラムシ
ヨトウムシ
アオムシ
ダンゴムシ
白菜の病気対策
使用する道具
軟腐病
べと病
根こぶ病
まとめ
白菜を大きく育てるコツは、
タイミングの合った追肥です。
白菜は、肥料がたくさん必要な野菜です。
肥料が少なかったら、
苗がまかないので、注意しましょう。
また、1月以降の寒さや霜に弱いため、
越冬する場合は、結球部分を外皮で包み込むように、
上部を紐で縛っておきましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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