生姜の育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

野菜の育て方

生姜は、殺菌作用と薬効など多くの効果がある
歴史の古い作物です。

生育温度は15~30℃です。
最も良く育つ温度は、25~28℃になります。

暖かい地方が原産地なので、
寒さには弱いが暑さには強い特徴があります。

そこで今回は、
生姜の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

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生姜の品種について

大生姜

根の部分が大きくなる品種で、
一株で1kg以上になります。

日本で一般的に流通している生姜はこの大生姜で、
国内生産量の90%以上を占めています。

大生姜

 

 

中生姜

一株の大きさが500g前後の種類で、
主に漬物や加工品に利用されます。

中生姜

 

 

 

小生姜

一株の大きさが300g前後の種類で、
「はじかみ」などに利用されます。

小生姜 

 

 

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生姜の育て方について

生姜は古くから世界中の暖かい地域で、
香辛料や薬用として栽培されてきました。

原産地はマレー、インドを中心とする熱帯アジアといわれています。

日本でも、奈良時代には栽培されていたとされる歴史のある植物です。

栽培が盛んになるのは江戸時代からで、
それ以降生姜は、魚肉料理の臭み消しや、
薬味、ジンジャーエールなどの飲み物にも用いられ、
私たちの暮らしに欠かせないものとなっています。

生姜(しょうが)は熱帯地方原産で、暑さと多湿を好みます。
18℃前後から発芽し始め、生育適温は25~30℃です。

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

市販の野菜用培養土で十分育ちます。
または、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1をご用意ください。

畑で栽培される方は、
種まき2週間前に石灰を1㎡あたり、
100gまいてよく耕してください。

種まき1週間前に堆肥2㎏/㎡、
肥料は、化成肥料100g/㎡をまいて、
よく耕し畝を作りましょう。

 

 

 

生姜を植え付けます

生姜は生育適温が25~30℃の為、
最低地温が15度以上になってから
植え付けを行ってください。

目安は4~5月頃です。
植え付け時に芽が2、3芽つくように、
タネイモを分割します。
一片の大きさは約40~50グラムが目安です。
植え付けは必ず芽を上向きにし、
株間は20~30cm空けて並べます。

覆土した後は、
土が少し盛り上がる状態にします。

 

生えてきたばかりの生姜の芽は、
以下のような形をしています。

 

 

 

生姜の肥料の与え方について

 

使用する道具

 

 

植え付け10日後から2週間おきに3回追肥し、
軽く土寄せします。

 

また、水やりは土の表面が乾いたら、
たっぷりと水を与えます。

生姜は乾燥に弱い為、
梅雨明け後に株元にワラなどを
敷き乾燥を防いでください。

 

 

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好みに応じて収穫します

生姜は、
収穫時期によって呼び名が変わります。

 

筆ショウガ

筆ショウガとは、新芽の葉が、
3~4枚開き、根が肥大していない状態で収穫します。

焼魚の添え物として艶やかな色合いや香りを楽しみ、
毒消しとしても効果があります。

 

 

葉ショウガ

葉ショウガとは、
7月下旬頃の葉が5~6枚の頃で
根が少し太った状態で収穫します。

根茎が小指程度の大きさにまで成長した段階で、
葉が付いたまま収穫します。

茎をつけたまま味噌につけて食べたり、
甘酢に漬けたりして食べます。

葉生姜の一品種として、
有名な谷中生姜があります。

 

 

根ショウガ(新ショウガ)

充分根が肥大した状態のものをさします。
みずみずしい根ショウガは、
茎の付け根が鮮やかな紅色をしています。

10月~11月に葉が黄色くなったら収穫時期です。

 

 

 

生姜の病害虫対策について

生姜の害虫対策について

 

使用する道具

 

ネキリムシ

中に潜み、根を食害する。ダイアジノンが効果的です

 

 

 

生姜の病気対策について

 

使用する農薬

 

いもち病

ベンレート水和剤を使用します。

 

 

 

白星病

ダコニール1000を使用します。

 

 

 

紋枯病

ダコニール1000を使用します。

 

 

まとめ

収穫の仕方を変えることで、
初夏から秋ま で長い間、利用できます。

新芽が伸びてきたら、
種ショウガを掘り上げないように、
地面を指先で押さえるようにして新芽だけをかき採り、
筆ショウガとして利用します。

新しい根が少し肥大した頃に抜き取る葉ショウガ。
芽を全部そのまま伸ばしたものは、
秋に入る頃に大きな株になるので、
堀り上げて新ショウガとし て利用します。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

野菜の育て方について(目次)

 

 

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