みょうがは、
夏の爽やかな薬味として利用されることの多いですよね。
栄養価自体はさほと高く ありませんが、
α-ピネンやミョウガジアールなどの働きで、
少量でも健康維持に役立ちます。
みょうがの香りは、
眠気覚ましや食欲増進などに働きかけるので、
夏場の夏バテ 防止効果も期待できます。
みょうがは、1度植え付けると、
3~5年は毎年収穫をすることができます。
そこで今回は、
みょうがの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します 。
スポンサードリンク
目次
みょうがの色々
みょうが
「花みょうが」がともいい、
花が咲く前の蕾(花穂)を食用とします。
紅色〜赤紫色で特有の香りがあり、
シャキシャキとした歯触りが特徴。
6〜8月に収穫されるものは「夏みょうが」、
8〜10月のものは「秋みょうが」とも呼ばれ、
秋みょうがのほうが大きめです。
刻んで薬味や刺身のつまにしたり味噌汁に入れるなど、
料理のアクセントとして活躍します。
代表的な品種は「諏訪3号」や「陣田早生」など。
⇒みょうが
みょうがたけ
みょうがの若い茎を食用としたものです。
20〜30cmほどの棒状で、
日が当たらないよう軟白栽培し、
成長後に軽く日を当てることで、
白と薄紅色のきれいなグラデーションになります。
香りがよく、
扱い方は普通のみょうがと同様で薬味や味噌汁などに使います。
「みょうが竹」とも表記されます。
3〜7月頃がシーズンです。
みょうがの育て方について
みょうがは、
日陰で育てるのがポイントです。
みょうがは湿度の高い環境を好み、
乾燥すると枯れてしまいます。
芽が出はじめるまでは、
株元をワラや腐葉土で覆うと安心です。
また、水やりを欠かさないようにしましょう。
土づくりについて
使用する道具
水はけがよく、有機質を多く含む土を好みます。
鉢やプランター植えには、
市販の野菜用培養土に、
完熟堆肥を2割ほど混ぜあわせたものがおすすめです。
地植えは、植え付ける1週間前に土を耕し、
完熟堆肥や腐葉土を2~3割混ぜ込んでおきます。
pHは5.0〜7.0が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
みょうがを植えていきます
使用する道具
みょうがの種は市販されておらず、
根株と呼ばれる地下に伸びた茎か、
苗から育てていきます。
根株は2~3月、
苗は4~5月が植え付けの適期です。
購入したら、早めに植え付けるようにしてください。
根株を地中5~8cmの深さに埋めるのがポイントです。
鉢・プランター植えの場合は、
何年も繰り返し収穫を楽しむために、
深さが30cm以上ある鉢やプランターを準備します。
株同士の間隔は、10~15cm空けて植え付けましょう。
地植えの場合は、
直射日光の当たらない日陰~半日陰の場所を選んで植えていきます。
植える前に土を耕し、
水はけが悪いときは高さ10~20cmの畝(うね)を作っておきます。
株同士の間隔は15~20cm空けるとよいですよ。
みょうがは乾燥に弱く、
水が足りないと弱ってしまいます。
鉢やプランター植えには、毎日水やりをしてください。
地植えは、乾燥したときに水を与え、
土の表面が乾かないようワラや腐葉土で根株を覆っておきます。
みょうがの肥料の与え方について
使用する道具
6~10月の間、月に1回ゆっくりと効く緩効性化成肥料を与えるか、
1~2週間に1回液肥を与えると生育がよくなります。
また、3月にも同じ肥料を与えます。
プロも愛用の人気植物活力液!
全ての植物にオススメ。
植物を超元気にする天然植物活力液「HB-101」
スポンサードリンク
みょうがの収穫のやり方について
夏みょうがは7~8月、
秋みょうがは9~10月に収穫の適期を迎えます。
土から生えてきたタケノコのような花穂を、
元からナイフで切り取っていきましょう。
栽培しはじめて1~2年目はたくさんの量を収穫できませんが、
3年目以降には株が大きくなり、
たくさん収穫して楽しむことができますよ。
開花前の、固くしまったもの収穫するのがコツです。
春に出てくる新芽に光を当てずに栽培すると、
若い芽が緑色のまま育ち「みょうがだけ」になります。
さわやかでぴりっとした味は、
お味噌汁の具材やおつまみにぴったりですよ。
みょうがの栽培に慣れてきたら、
ぜひ栽培して違った食感を味わってみてください。
3~5年に1度、植え替えをします
3~5年たつと、根が混み合って生育が衰えてきます。
鉢植え、地植えともに3~5年に1度、
株分けを兼ねた植え替えをしましょう。
地上部はナイフやハサミで切り落とし、
根を傷つけないよう土から掘り上げ、
株分けしたものをそれぞれ植え付けていきます。
植え替えのときは、
肥料と堆肥をしっかりとやります。
みょうがの病害虫対策について
みょうがの害虫対策について
使用する道具
ヨトウムシ
ハダニ
カイガラムシ
アザミウマ
みょうがの害虫対策について
使用する道具
葉枯病
紋枯病
根茎腐敗病
まとめ
みょうがは、根株を買ってきて植えつけたら、
水やりをして日陰で、
多少ほうったらかしにしておいても育ちます。
実は、初心者でも簡単に栽培できる、
手間いらずの大変美味しい植物です。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
コメントを残す