落花生の育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

野菜の育て方

千葉県の名産品で知られている落花生は、
中南米原産のマメ科の野菜で、
日本で本格的に栽培が始まったのは、
明治時代に入ってからです。
過去にマメ科の植物を育てたことのない、
当たりのよいところに植え付けることが大切です。

落花生は高温で日当たりのよい環境を好む野菜で、
生育適温は25~28度です。

土の中に実がなるので、粘土質で多湿な土はうまく育ちません。
植え付ける前にしっかり耕しておくことが大切です。

そこで今回は、
落花生の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

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落花生の品種について

千葉半立

とても香ばしく、
甘味が強い濃厚な味で落花生王国千葉県を代表する品種。

味の評価は高いですが、
栽培が難しく収穫量も少ないため高価です。
国産落花生では最高品種とされています。
少し小粒で殻に黒い斑点模様がつきやすいため、
見栄えはあまり良くありません。

価格が高い・見栄えが良くない・小粒な為、
あまり詳しくない人は敬遠しがちですが、
逆に見た目よりも味にこだわりのある通の方ほど、
選ばれる品種です。

⇒千葉半立

 

中手豊

千葉県の落花生試験所で品種改良され生まれた品種。
千葉半立に比べややあっさりとした味わいの中手豊は、
やや大粒で見栄えも良く、
殻も白くきれいに育ちやすいので贈り物に大変喜ばれます。

収穫量も千葉半立に比べ2割くらい多いため、
千葉県産の落花生でも低価格。
味が良く、器量良く、お求め安い、
三拍子揃った落花生の優等生。

一般的に千葉県産落花生とだけ表記されている商品は、
この中手豊の場合が多いです。
千葉半立よりも1ヶ月ほど早く収穫されるので、
いち早く新豆を味わう事ができます。

⇒中手豊

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郷の香

ゆで落花生用に中手豊を親に品種改良され、
誕生した割と新しい品種です。
郷の香は多く収穫でき、
見た目も殻も白く綺麗、
皮が薄く渋味が少ないのでゆで落花生として多く栽培されています。

一般的に茹で落花生といえば、
この品種を指すことが多いです。

⇒郷の香

 

おおまさり

最大の特徴は大きさ。
中手豊の約2倍くらいの大きさがあるピーナッツ。

従来の品種よりも、甘みがあっておいしく、
柔らかくとってもまろやかなので茹で落花生に向いています。

「大きなきな莢(さや)で食味が勝る」ことから
「おおまさり」という名前に。
アメリカのジェンキンスさんが発見・命名した
ジャンボ・ジェンキンスという落花生を
親に品種改良され成21年に完成した新しいピーナッツ。

⇒おおまさり
⇒落花生の種の一覧

 

落花生の育て方について

花がしぼむと、
つけ根にある子房柄(しぼうへい)と呼ばれる部分が地中にもぐって行き、
やがて実になるという、珍しい育ち方をします。

栽培は比較的簡単ですが、
5月のタネまきから10月の収穫まで、
長期間、畑を占有します。

ユニークな成長を追いながら、
のんびりと育てるのに向いています。

収穫した実は、
天日に干して数日乾燥させた後にサヤを切り離し、
中の実を取り出してフライパンで空炒りします。

香ばしい色になったらバターを加えてつやを出し、
最後に塩味をきかせると、とても美味です。

ただし日もちがしないので、新鮮なうちに食べましょう。

また、天日乾燥させずに、
すぐにさやを切り離して水洗いし、
サヤつきのまま塩ゆでにした茹で、
ラッカセイもおすすめです。

エダマメに似たほくほくとした味わいで、
バターピーナツとはひと味違う食感が楽しめます。

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

 

苗植えは5~6月が適期です。
鉢やプランターは株同士の間隔を15~25cm、
地植えは30~50cm空けて植え付けていきましょう。

水はけのよい肥沃な土を好むので、
容器に植え付けるときは、市販の培養土か、
赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜたものを使いましょう。

そこに苦土石灰と化学肥料を混ぜていきます。

地植えは、植え付ける2週間前に
1㎡あたり両手いっぱい(100~150g)の
苦土石灰を土へ加えて寝かせておきます。

そして、1週間前に腐葉土や堆肥、
肥料を混ぜあわせてから、
高さ10cm、幅40~50cmの畝を作り、
苗を育てていきます。

 

 

pHは5.0〜6.0が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

落花生の種まきの仕方について

使用する道具

 

落花生の種まきの適期は5~6月初旬です。
種は殻から取り出し、
薄皮を付けたまま一晩ほど水に浸して吸水させておきます。

ただし、長時間水に浸けておくと腐ってしまうので注意してください。
9cmポット(3号)に、
種を2~3粒ほど1cmの深さに埋めます。
そして、種に3cmほど土をかぶせましょう。
軽く水やりをした後は、
発芽するまで水は与えないようにします。

7~10日ほどで発芽し、
本葉が3~4枚になったら鉢やプランター、
地面に植え替えましょう。
直まきの場合は、
鉢は10号以上のものに1~2株、
60cmプランターなら2~3株が植え付けの目安です。

深さ1~2cmほどの穴を指で空けたら、
1箇所につき1~3粒種をまいていきます。
株同士の間隔が15cm以上確保できないと、
株が蒸れて枯れてしまうので注意してください。

地植えは、土作りをすませた後に作った畝に、
深さ1~2cmほどの穴を30~50cm間隔に空けて、
種をまいていきます。

直まきはカラスや鳩など鳥に種を食べられてしまうことが多いので、
種まきをしたらネットなど防鳥対策を施すと安心です。

 

発芽したばかりの落花生の苗は、
以下のような形をしています。

 

 

 

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落花生の肥料の与え方について

 

使用する道具

 

 

落花生などマメ科の植物は、
根に付いた根粒菌によって、
空気中の窒素を取り込むことができます。

そのため、肥料を多く与えてしまうと、
窒素分が多すぎて茎葉ばかりが茂ってしまいます。

植え付けるタイミングで野菜用の化成肥料を控えめに与えた後は、
花が咲きはじめたときに、
カリウムが多めの化成肥料を追加で与えるだけで十分です。

花が咲くのは、6月の終わり~7月頃です。

 

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葉っぱが黄色くなってきたら、収穫の時期です

落花生は、種まきから約5ヶ月かけて収穫を迎えます。
10月初旬~中旬頃、葉っぱ全体が黄ばみ、
下葉が枯れ落ちはじめたら、収穫の適期です。

一度試しに掘り出して、
サヤに網目が入っていれば、
株ごと引き抜いて収穫していきます。

 

収穫の際、手だけで引き抜いてしまうと、
土の中にサヤが残ってしまいます。

スコップなどを使って、
周りを大きく掘り、株ごと引き抜いてください。

収穫し終わった落花生は、掘りたてを塩ゆでにしたり、
炒ったりするだけでなく、
煮豆やピーナッツバターなどに調理してもおいしいですよ。

 

 

 

落花生の害虫対策について

落花生の害虫対策について

使用する道具

 

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

 

 

カメムシ

対策としては、
アディオン、マラソンなどの農薬を使用します。

 

 

 

ハダニ類

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

 

 

落花生の病気対策について

使用する道具

 

そうか病

「ベンレート水和剤」を散布して予防します

 

 

 

褐斑病

殺菌剤「STダコニール1000」を散布して、予防しましょう。

 

 

 

白絹病

「石原フロンサイド粉剤」を株元に散布します。

 

 

 

まとめ

落花生は、乾燥や病害虫に強く、
手間もそれほどかからないことから栽培しやすい野菜です。

落花生の栽培にはじめてチャレンジするなら、
早生種を選ぶのがおすすめです。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

⇒野菜の育て方について(目次)

 

 

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