銀杏(イチョウ)の木は、
独特の葉の形を見ただけで、
誰もが分かりますよね。
秋になって黄色くなった葉は、
もみじの紅葉に負けず劣らず目を引くものです。
また、実も銀杏(ギンナン)として食用にされ、
味覚の面でも秋に欠かせないものとなっています。
そこで今回は、
銀杏(イチョウ)の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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銀杏(イチョウ)の品種について
金兵衛(きんべえ)
早生の銀杏です。
殻のキメが粗く、長円型(殻の先が尖っている)で黄味を帯びています。
早出し銀杏として8月頃より出荷されます。
⇒金兵衛
久寿(久治)(きゅうじゅ)
中生の銀杏です。
殻のキメは細かく白く、円形をしています。
又、苦みが少なくモッチリとして食味は最高だが、
貯蔵性に欠けます。
籐九郎(とうくろう)
晩生の銀杏です。
一番の大型で豊円形をしているのが特徴です。
殻のキメが細かく白く、殻が薄く割りやすいdす。
品質、食味ともに良好で貯蔵性に優れています。
栄神(えいしん)
中生の銀杏です。
他品種に比べて落葉期が遅く、
外観は、籐九郎と金兵衛の中間です。
籐九郎より小型で金兵衛より殻のキメが細かく、
殻が薄く割りやすいです。
外観、食味ともに良好です。
銀杏(イチョウ)の育て方ンついて
銀杏は、中国原産の樹木で、
生長すると30mもの高木になります。
晩秋に葉っぱが黄色く色づき、
冬は落葉します。
雄木と雌木があり、
それぞれ雄花もしくは雌花のみを咲かせます。
受粉には雄木が必要だが、
イチョウの花粉は遠方まで飛散するので、
近所にイチョウの街路樹(雄木)があれば、
雄木を植えなくても結実すします。
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土づくりについて
使用する道具
銀杏は、水はけのよい土であればどんな土でも育ちます。
鉢植えなら赤玉土(小粒)7:腐葉土3に混ぜあわせた土か、
果樹や野菜用の培養土を使います。
地植えは、
植え付ける1週間ほど前に苗よりも、
一回り大きな植え穴を掘り起こして土を耕し、
腐葉土を混ぜて寝かせておきます。
銀杏(イチョウ)苗を植え付けます
使用する道具
苗の植え付け適期は3~4月です。
土をやや山高に盛ってその真ん中に植え付けます。
幹をまっすぐに仕立てるために、
植え付け後はしっかりと支柱を立てます。
また、移植に非常に強く小さいものから、
大きくなったものまで可能です。
生け垣をつくる場合は、30cmくらいに育った苗木を使い、
将来枝が張ることを考えて40cm以上の間隔をあけて植え付けていきます。
目的の高さになったら樹芯をとめて(幹のてっぺんを切り落として)、
それ以上高くならないようにして、
枝を張らせて生け垣に仕立てていきます。
銀杏(イチョウ)の肥料の与え方について
根が旺盛に張る樹なので、
それほど肥料は必要としないようです。
ただ、栄養分として窒素が多いと、
秋に葉がきれいに黄葉してくれないことがありますので、
リンとカリの成分が多い肥料を使いましょう。
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銀杏(イチョウ)の水やりについて
土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
露地植えは一度根づいてしまうと、
特に水やりの必要はありません。
銀杏(イチョウ)の剪定方法について
銀杏(イチョウ)は、
放っておいても自然と樹形がきれいにまとまります。
ただ、どんどん大きく育ってしまうので、
毎年2~4月の新芽が芽吹く前に剪定をします。
大胆に剪定しても、
翌年にはたくさんの枝を芽吹かせるので安心してください。
方法としては、
伸ばしたい大きさよりも上の高さにある幹を切り取ります。
幹から出ている太い枝を根元から切り取り、適度に間引きます。
根から出ている細い枝や、混み合っている枝、
内向きに生えている枝を切り取ります。
銀杏(イチョウ)の収穫について
果実は成熟すると自然に落下するので、
落ちたものを収穫します。
熟期になったら、枝を揺すって落としても構わないです。
収穫した果実は、数日、水につけて、
果肉を腐らせてから洗浄し、乾燥させます。
果肉は皮膚につくと、かぶれる場合があるので、
ビニール手袋をつけて手を保護するとよいですよ。
銀杏(イチョウ)の病害虫対策について
特にかかりやすい病気や害虫はありません。
ただ、実を収穫するときに直接触れると、
かぶれてしまう場合があります。
ゴム手袋を着用しておきましょう。
まとめ
銀杏の木は、秋になると紅葉し、
実を食べて楽しむことができます。
丈夫で育てやすいことから、
何本か植えて生垣にするのがおすすめです。
ちなみに、路上に植えられている銀杏の木は、
ほとんどが雄木になります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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